Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

膝とペダル

膝が痛む人はTIMEのペダルが良いよ

と聞いた事がある人は多かろう

私も2~3年前にTIMEのペダルに替えてから、正に病みつきである

きっかけはシマノのペダルの破損であった

何やらきっと抜けてはイケないピンが抜けかけていたのである

ココのピンが抜けてきた
SHIMANO HPより引用

元々右膝が少し痛む時があり(過去にケガした覚えは無いのだが)

クリートもしっかりポジションが出るまで何度も調整をしていた

そんな時にショップで勧められたのがTIMEのペダルである

hattori-sports.cc

私が実際に数年使用して感じているのは以下

 

形が有機的でカッチョ良い

軽さは正義

先ずもって異様なまでに「軽い」のだ

私が購入したのは当時最廉価の「XPRESSO 1」というモデル

現在は廃盤になったのか、HPでは2が最廉価モデルとなっている

メーカー公称値でなんと片側で114g

シマノの最高峰であるデュラエースのペダルとほぼどっこいの重量である

bike.shimano.com

価格はXPRESSO 2で1/3程度、

私が購入したXPRESSO 1に限ってはなんと1/4以下である

 

コイツが肝!フローティング機構

しかし、最大の利点は軽さではない

膝に優しいと言われる所以である「フローティング機構」である

ペダルの踏み面中心を軸に5度ずつ可動域を持つものである

しかもそれはシマノクリート色で設定する「遊び」ではない

センタリング機構を持ち合わせているので、自然と中心に戻るのである

 

最初は「なんかウネウネすんな、大丈夫か?」と思うのだが

5~10分程度回しているとすぐに慣れてくる

足は回転方向に動くのは間違いないのだが

バネの力でやんわりと自然に中心に戻されるので

ペダリングをしていても「芯」を感じ取る事ができる

↑私はこの「芯」をクリート位置の目安としている

 

更なるギミック

もう一つ面白いのが、クリートを左右入れ替える事で

Qファクターを選択できる点である

このマークを内、外と付け替える事で調整可能となる

Qファクターとは左右のペダルの幅の事なのだが

通常はペダル軸の長さを変える必要がある場合がほとんどである

写真のL,Rマークを内側にセッティングすると「狭め」

逆に外側にセッティングすると「広め」となる

私は「狭め」が好み、広い部屋は落ち着かない貧乏性である

 

使い心地はどぉなんよ?

あくまでもシマノとの比較で私個人の主観だが

「他を試そうという気が失せる」位、良い

シマノの時は一番遊びの多い黄色のクリートを使用していたのだが

何度調整してもしっくり来ない、芯が踏めない、左右の角度や前後位置の差に違和感が拭い切れない状態であった

キマってしまえば良いのだが、なんか「妥協」をしている感が強かったのだ

一方、TIMEに替えてからは前後位置を軽く決めてからローラーで2~3分回せば

ペダルの軸と足の裏の「真ん中」を自然に感じる事ができるようになったのだ

 

ペダルキャッチの感覚も好みである

シマノの「嵌める」という感覚ではなく「くっつく」という感覚

「パチンっ!」という音も好き寄りの好き

 

そして本当に膝の痛みを感じる事は無くなったのである

ロングライドをしても膝が痛くて云々という事はマジで無くなった

 

デメリットと言えるか?な点

安い・軽い・膝に優しい

私にとって、全く非の打ち所が無いTIMEのペダルなのだが

あえてのデメリット?を数点

 

クリートの減り方が早い&変

 まぁ、消耗品なんだから割り切ってはいるのだが、

 減り方はアーティスティックである

先っちょがクワガタ状態

 なぜこんな減り方するのか判らない、私だけか?

 

・ペダル型パワメが皆無

 まぁ、しゃあないか

 左クランクだけで充分、充分

 

・「乗ってみても良いよ」に対応不可

 一緒に走ってる人の素敵なバイク

 シマノペダルが圧倒的に多いので軽さの確認しかできない

 まぁ、そんなに人のバイクに乗る機会もないか

 

・よその店でクリート売ってるの見たこと無い

 取扱店って少ないのかも

 まぁ、別に困らないから良いんだけど

結構、ない

 

財布と膝に優しいTIMEのペダル

やまたけオススメの逸品である

 

超軽量、片側87gのTIMEフラッグシップペダル、XPRO 15

価格は6諭吉オーバーというブッ飛んだモデルもあるのがTIMEの恐ろしさ

財布の軽量化にうってつけである

ID360をバラすっ!

一度気になりだすと

トコトン気になる性分

youtube.com

先日のホイールバランス調整した際の動画

私が気になってしまったのは前半の3秒程度のクランクの動き

明らかにホイールの回転に引っ張られて共回りしている

これってペダルを止めて空走している際に明らかに抵抗になっている

酷くなると、下りでチェーン落ちの原因にもなりかねない

こういった症状はフリーの内部潤滑不良の可能性が高いらしい

 

COSMIC PRO CARBON SL に使用されているインスタントドライブ360

www.mavic.com

内部構造も観て勉強してみたかったのもあり、早速分解、O/Hしてみた

構造、作動を勉強するのは楽しい

ニヤニヤしながらホイールのスプロケットを外してフリーボディを眺める

フリーボディ自体は工具無し(!)で分解可能との事

ホンマかいな?とフリーボディをグィっと引っ張ってみる

あーら簡単♪

本当にポコっと抜けてしまった

あまりに簡単過ぎて心配になったが、走行中には構造上外れないのでコレで良いのか

フリー側

グリスっ気が無い、なるほど合点がいった

パラッパラにしてグリースアップすれば大丈夫であると確信した

このギザギザ同士が嚙み合って駆動力を伝えるのね

今まで分解したフリーボディは同じくMAVIC、アクシウムの2枚爪のタイプと

カンパニョーロ、シャマルウルトラの3枚爪のタイプ

双方とも車軸に備えられた爪が引っかかって「点」で駆動を伝えるモノだが、

このID360は正に「面」で噛み合うのだ、こりゃ強そうだ

キレイキレイにしちゃおうねぇ~

古いグリースをキレイに除去

内部にシールドベアリングが圧入されているので、直接パーツクリーナーでジャブジャブ洗浄するのは止めておこう

根暗の味方、「綿棒」はこういった時に貴方の強い味方になってくれるだろう

ラチェットプレート(?)も綺麗に清掃

後は内部にグリースを塗って元通りに組付け

もちろん純正グリース推奨であるが、私は、、、、察して欲しい

あくまでも自己責任の範囲でなんとなく良さげなグリースを使用した

軽く回しただけでも違いに気づいた

ラチェット音から甲高い音が消えて「まろやか」になっている

youtube.com

ペダルの共回りもピタリと無くなった

簡単な作業で効果は間違いなく出るので、

面倒くさがらずにやってみるのがオススメである

 

ちなみにこのフリー、スプロケットを付けたままでも外せてしまった

ライドの目的によってギヤ比を変えたい時に、

事前にフリーも購入しておいて、丸ごとセットしておけば

工具無しで入替も出来るのか・・・

かなり便利じゃね?とニヤついてしまった

ロード用のが無いんだけど・・・

 

ディープなヤーツ

買っちった

極上品の中古ががっががが

いつもお世話になっているショップで遭遇

hattori-sports.cc

「前オーナー、ほとんど乗らないでディスクのフレームに変えちゃったんです」

ほほぉ、なんとも潤沢な資金をお持ちのご様子

ワイ「ちなみにこのホイール、、、売ったりするんですか?」

店長「あぁ、もちろんです!やまたけさんなら〇〇円で良いですよ!」

 

ぐぬぬぬ、、、、いったん持ち帰ろう

 

というのが1月前、消耗部品を購入しに再びショップへ

算段は付いていた、あとは運である

売れちゃってたら、それも運よな

 

で、

社長が奥から出てきて、タイヤまで付けてくれた(感謝~

やまたけ家にディープリムホイールがやってきた!

 

早速装着して走りに!ではない

まずは確認とバランス調整である

ひと手間だが、効果は体感できる

ファーストインプレッションってのは吊るしでやっても良いのだが、

せっかくのホイールに感動が薄まってしまいそうなので

しっかり点検・調整してからとした

 

先ずは振れの確認

youtube.com

ちょっと大げさに感じるかもしれないが、

振れ取り台があると、この手の作業は大幅に楽に感じる

私が使っているのはコチラ

パークツールと同様の仕組みで、お値段もそこそこである

購入直後の各部の精度を出す調整は必要不可欠だが、

それはこういった測定機器には付き物である

ただ、パークツールはその辺りがやはり「プロ仕様」たる所以であろう

調整自体が簡単に出来そうだが、こちらは少しだけクセがある

自転車修理を生業としていない限り、コイツで充分過ぎるスペックである

 

振れは問題なし

 

お次はそのままバランス調整だ

以前の記事でもUPしている

今回も全く手法は同じであるが

やはり振れ取り台があると作業姿勢も楽であった

ezotional.com

今回はタイヤも全て組付けた状態でスタート

何故なら、「早く済ませて走りに行きたい」からに他ならない

youtu.be

明らかにバルブ部が重たい

どうしてもバルブ長が長くなるので重たくなるのだろう

5gでも足りなかった

やまたけの生活内にもキャッシュレス化の波が押し寄せている

地味に1円玉が無くて困ったので、事前に用意しておこう

ゴルフショップに行けば簡単に手に入る

自転車では体感できるが、ゴルフクラブに数g貼って本当に何か変わるのだろうか?

全部で7gの貼付

貼付したら、角部をハンマーでコンコンコンコンコンコン・・・

剥がれない様にと願いを込めながら角を丸くしよう

youtube.com

ピタっと止まると、とても気持ち良い

 

細かい部分ではあるが、バルブとリムの当たる所にビニールテープを一周巻いておくと

ガタつき防止になり、カタカタ鳴らないのでオススメである

ナットで留めるよりは軽い(精神論)

「音は走りに影響しない」という剛い貴方はスルーしてください

あと、「せっかくのUSTなのにチューブレスにしないなんて!」と

お怒りの方もいらっしゃるとは思うが、私の性分ではシーラント運用は無理である

あと、チューブレスにしてシーラントを入れるのであれば

今回のホイールバランス調整はあまり意味をなさないだろう

なんたってタイヤの中に液体が入っているのだから

 

リヤも同様に作業を行う

スプロケットは使い回すので先に掃除しておこう

再使用可能な結束バンドで縛るとラク

スプロケットを外したら、すぐにこのように結束バンドで縛ってしまうと

スペーサーも紛失しないのでオススメである

 

youtube.com

ラチェット音が・・・堪らない・・・

車体が大きく振れているのが良く判る

この振れは走行中に上下方向の振動となる

「タイヤで吸収できるでしょ」確かにその通りではあるのだが、

その分タイヤは「余計な仕事」をしているという事である

 

「そもそも接地面は走行中に変形するのだから

空転状態でバランスを取る事には意味が無い」という意見もあるが

1~2tの乗用車のタイヤも10gのアンバランスがあれば振動が発生するのだ

 

youtube.com

振れが明らかに小さくなっているのが判るが、まだ多少振れている

なんだかリヤは点検時の回転が重たく感じた

近いうちにフリーも外した状態で点検してみようと思う

 

えぇ、こんなにカッコ良くなっちゃうの?

ヤバい、めちゃくちゃカッコえぇではないか・・・

居ても立っても居られない

 

15時過ぎていたが、ササっと着替えてRIDE ON !!

 

ブレーキの「ヒュ~~~~~」って音と

ラチェットの「ジャ~~~~~」って音にニヤついてしまう

 

肝心の走りだが、

今もシャマルウルトラを履いているので

(コイツも安く譲って頂いたラッキーガイな私)

漕ぎ出しから「おぉっ!!?」という感じは

正直無い(汗

しかし、明らかに25km/h~の巡行に余裕を感じる

 

東神楽方面へサイクリングロードを走ってみる

実は終始登りなのは、毎日チャリ通で走っていた高校生の時ではなく

趣味で自転車に乗るようになってから気が付いた

まさにローディあるある

15kmで250mUPだったりする

押し風という影響も多少はあるだろうが、やはり楽に巡行できる気がする

 

もちろん帰り道は長い下り

向かい風にはなったが感想としては同じく巡行に余裕があった

気がかりであった「横風問題」も今のところ気にはならない

 

みんな大好きな計量をしていなかったが、前後輪併せた公称数値で

シャマルウルトラで1,495g

コスカボSLはなんと1,490g

さすがカーボンよ・・・

コスミックの方が軽いのは事実だが、バルブの長さで5gなんぞ帳消しであろう

 

個人的にはカンパニョーロのG3組がめちゃくちゃカッコ良くて好きなので

シャマルも大切に使おうと思っている次第である

加えて「ハブがカップ&コーン」というのも私的にポイントが高い

「手間をかける楽しみ」があるのだ

シーラント運用の手間は嫌いだが、ハブのO/Hの手間は好きなのだ

 

理解して欲しいとは思わない

これは「宗教」だからである

若者とおじさん

2020/03/31  AM10:00

コラムカットしてから風呂入って着替えして・・・

集合時間には間に合った

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旭川駅にて集合

今日は最近お友達になった若者とのライドである

・O田クン

 市内の和食屋さんの板さん

 私と同じはっとりスポーツ商会さんに出入りするアンカー乗り

hattori-sports.cc

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若者とおじさん

当初は旭川市内のサイクリングロードを軽く流そうと話をしていたのだが、

まだ雪が残っており断念

急遽、上富良野方面へと行先を変更したのであった

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青い空!エゾい

このO田クンという男も登る登るww

「先に行ってて大丈夫ですよ」と優しい言葉をかけてくれるのだが、

「先に逝ってきます」状態

みんな、坂好きねぇ・・・

 

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4/1オープンのYamaichiさん前にて

休みなのは判っているが、あえて寄ってみる

そして昼飯をば

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絶景

¥980でこのボリューム!ライス大盛りはサービス!食後のコーヒー付き!

ノーベル平和賞受賞店舗「まるます」

www.kamifurano.jp

お腹いっぱい、胸いっぱいである

 

今日はここから日新ダムの抜けて美瑛方面、目指すはビルケ道の駅

ココでひとりの男と合流する予定である

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小柄で細いO田クンだが、走りは力強い!

私ももっと痩せれば登りももう少し楽になるのにな・・・

酒を・・・いや、あれは私の生きる証だ

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いた!コマ君!

午前中は用事があったコマ君、昼から合流である

 

・・・若い二人の坂好きと私、、、釘の味の予感である

先ずはウォーミングアップに青い池方面へ!

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山が超絶キレイである、エゾい

若い二人の背中を眺めながら

ロードバイクに乗らなかったら、こんな若者と知り合う機会なんてなかったな」

と、これからシバかれる事を知らないおじさんは思いを巡らせるのであった

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人が・・・いない

この数日後に首都圏で初の緊急事態が発令される事となる

得体の知れない病気への恐怖に人々の動きはピタリと止まっていたのだ

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エゾいサイクルスタンド

正直、この頃は「特殊な風邪」程度の認識(今もそう思っている私)

栄養のある食事を取り、適度な運動をし、免疫力を高く保てる規則正しい生活

これらはいつの時代も大切な事である

その適度な運動に自転車という趣味は最適解であると本当に思っている

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後ろに山が写る予定だった・・・

コマ君の言う事にゃ、「この先に良い登りがあるんですよ」と・・・

ほ、ほほぅ、なるほどね、行ってみよっか!

と向かった先は

本当にひたすら登る「無限坂」であった

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なまら山っ!

素晴らしい絶景!

クライマーは理解不能の違う星の人と思っていたのだが、

最近は少し気持ちが判るようになってきたのかもしれない

あきらかに「ご褒美フィルター」が発動して観える景色が美しいのである

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So Ezotional !!

帰り道、何かおかしい感じがする

何の音だ?バイクからの音・・・ではないぞ??

周りに目を向けると

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北へ渡る準備をする白鳥たちの姿が

グワグワ、ガアガア・・・

そこには無数の白鳥たちがこれから始まるロングフライトに向けての栄養補給をしていたのである

「俺、ロング苦手なんだよな」「向かい風とかマジでダルいよな」

「私が引いてあげよう」「おなしゃす」「中切れすんなよ」「お前もな」

そんな事でも話しているのだろうか

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結構な登ったな

心なしか白鳥みたいなルートになった

O田クンは最長ライド記録更新したと喜んでいたのだが

サイコンを間違えてリセットしてしまい、フっ飛んだらしい

あるよね、そぉいう事

 

 

隣は何をする人ぞ

2020/03/31 AM6:00

やまたけ家ガレージ内にて

今日はお休み、10時に旭川駅集合でライドの予定がある

 

私にはここ数日、気に入らない事があった

ソイツを片付けてからライドに行きたかったのである

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コレはダメだ、精神衛生的にも良くない

私はちょくちょくポジションを変更するマメなタイプではないのだが、

2年近く乗っていると少しずつ「ココをもうちょいこうしてみよっか?」など

考える事ができてくるものだ

ステム(上の写真の横に走るハンドルと直角に付いている部品)を

ちょっとだけ長く、角度が地面と水平に近くなるモノ(17°)に交換した際に

ステムのスペーサーを取っ払ってハンドル位置を下げたのである

 

 

当然その分、コラムがニョキっと突き出してしまったのだ

「・・・イヤだ、超絶イヤだっ!」

それまでいろんな人のバイクで見た事もある光景であったし、

特段気にもならなかったのだが、いざキャンディちゃん(バイクの名)がその状態になってみると

「・・・イヤだ、やっぱりイヤだっ!」

となってしまったのである

 

私の性格上、こうなると解決に時間をかけたくない

休暇に入る前日に工場から工具を借りてきた

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サクっとフォークをバラす朝6時

ディスクグラインダー!!

ドラ〇もん的な声を出して読めば、その気になれる

小泉進次郎氏も仰っていたが

「力こそパワー」である

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保護具、忘れずに。安全第一

多分、身体に良くない粉末全開になる

目に入らない様にアイウェア、吸い込まない様にマスク

時期も時期だったのでマスクが家にあったが、品薄となってきている

コレを無駄遣いというか否かは、また別のお話

本来であれば糸ノコなどで慎重に・・・がセオリーなのだろう

先程も書いたが「力こそパワー」である、ゴリ押しである。

 

スイッチON!

「ギュイィィィィィィィ~~~~~ィン!!!!」

朝6時のやまたけ家の車庫から謎の機械音が鳴り響く

「ジっ!ジジジジジジジジジぃ~~~っ!!!!」

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ギュウゥゥゥゥ・・・・ン・・・・

勝負は30秒で決したのであった

静かな朝が戻ってきた

そろそろ町内会の奥様達の間で

「やまたけ家は車庫で何か良からぬ工作行為をしている」という

変な噂が流布されてしまいそうだ(改善する気なし)

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ついでだ、ベアリングもお掃除しましょ

分解したついでにコラム部のベアリングも清掃してっと

防水の為のシールが付いてるから周りの清掃しかできん(と思っていた、この頃)

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ドブの匂いがしそうな汚さ・・・

ベアリングの受けになる部分も清掃!

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気持ち良ぇ~

エスでキレイに拭き拭きして、グリース塗って、と・・・

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うん、えぇ感じ

薄いスペーサーを1枚入れて、「ツラより1~2mm奥」になる状態

こうしておかないと、トップキャップで締め付けしても

しっかり締め上げられずにステムからハンドルがグルグル動いてしまう

一発でこの状態に出来れば良いが、ノコギリでこの1~2mmを詰めるのは難しいだろう

やはりディスクグラインダーが最適解であった(当社調べ)

一家に一台、「本気仕様の工場スペック」でなくても充分である

 

これでも充分以上の仕事をしてくれるだろう

蝦夷の民は皆大好き、DCMホーマック

 

他の使い道?まぁ、アレだ、、な?、アレだよ

そう、仲間のコラムも切ってあげましょう

余分なシートポスト下部を切り落として数gの軽量化に勤しむも良い

 

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バッチリ、素敵

2gは軽くなったな、知らんけど

こういったパーツ交換や各部の調整でポジションが変わると

更なる「相棒感」が高まって、かなりアガるのが私

 

今日のライドも楽しくなりそうだ・・・

 

to be continued

 

*今回の作業はいわゆる「王道」の作業方法ではありません

 正しい工具、適切な方法で行う事をオススメ致します

目指すべき姿

2020年3月24日

サイクリストの朝は早い

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男3人ドライブ

後方には怪しいモッコリ

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ハロウィンパーティー状態

「クルマに自転車を積んで走りに行く」という所業が普通に思えてきている

私にとって自転車は移動するための「手段」でない

日常をエンジョイするための「目的」となっていた

 

旭川界隈ではまだロードに乗れないから、雪の無い所まで自転車を運んで走る

 

つまりはそぉいう事だ

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最強のトランポ、ハイエースに萌

モーレツに裏山なハイエースよ・・・

こんなん買ってしまったら、住所不定サラリーマンになる自信しかない

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K野師匠の脚は既に暖まっている

本日のメンバー

・YamaichiマスターS藤氏

 先日の車検ライドで新たな入庫スタイルの可能性を魅せてくれた強者

 あと1週間でカフェもオープンなのに車検証お届け記念ライドに連れ出される

 しかも行き帰り共に運転をやまたけに丸投げされてしまう

・K野師匠

 自転車と脚で会話をする鉄人

 集合時間と場所によっては自走で来るのはサイクリストあるあるだが

 その範囲が半径100km以内(獲得標高含まず)という都市伝説

・コマ君

 一緒に走る度にどんどん速くなっていく多段加速装置の持ち主

 身軽な身体ゆえ「平坦が苦手」と本人談

 ソコまでは手を付けないで欲しい私、希望は届かない

・Y下氏

 K野師匠が召喚した新たな強者

 後の写真でも判るが一人MTBでの参戦

 スタート後、MTBという事は我々へのハンデであると認識する

 

はるばる来たぜ鵡川町

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むかわ竜をモチーフにしたキャラクター、名前って・・・

hokkaido-michinoeki.jp

さぁ、2020年ロード初めぢゃぁ~~っ!

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風は強いが天気は最高!エッゾっ!

今年の夏は「海岸線を走ってみたい!」と思っていたのだが、

春に(まだ3月)速攻で叶ってしまう引きの強さである

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ウマの絵デカっ!

新冠(にいかっぷ)町

蝦夷の地名は本当に難読である

昨今「ウマ娘」なるアプリゲームが流行っているらしいが、

ここ新冠町は「サラブレッド銀座」なる牧場通りがある

かつて栄光の歴史を刻んだ名馬達や

未来の名馬を夢見る子達が観られるのである

niikappu.gr.jp

 

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本日の目的地はココ!

強烈な風に悪戦苦闘しながら辿り着いたのがこちら

www.facebook.com

鶏笑にいかっぷ店さんでランチタイム!

一見、元コンビニ店舗だったごく普通のからあげ屋さん

しかし!刮目せよっ!

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店内の駐輪スペース?

謎の張り紙・・・店内とな?

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神店舗認定

なんと、自転車ごとワイルド入店できる夢の食事スペースなのだ!

*ちゃんと降りて押して入りましょう

セキュリティ面からも、もちろん安心だが

「愛車を眺めながら飯を食う」という悦に浸れる貴重な空間である

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美味しいモノは糖と脂で出来ている

揚げたてのから揚げなんて、美味しいしかない 100点中170点

アツアツのから揚げをハフハフしながら喰らう

そろそろ皆さんもお気付きだと思うが、カロリーは熱にも弱い

そう、カロリーゼロである

こんなアツアツなら、カロリーは生き残れないに決まっている

 

腹も満ちたりた所で、「ここで集合写真でも撮りたいよね」とワチャつくオジさん達

すると店長さん自ら、イスやらテーブルやらをドンドン脇にどかして

あっという間に撮影スペースを確保してくれたのだ

 

なんというカスタマーファーストであろう

同じ接客業として、とても心を動かされる勉強をさせて頂いた

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正に「心も満腹」である

素敵な気持ちに浸っていると、YamaichiマスターS藤氏の様子がおかしい

リュックをゴソゴソすると、中からパンフレットやラベンダーのポプリが出てきた

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かみふらのアピールに余念が無い

なんというカントリーファーストであろう

同じビジネスマンとして、とても心を動かされる勉強をさせて頂いた

 

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K野師匠の「トレイン講座」も同時開講
MTBのY下氏もローテーションに加わる剛っぷり

商売人としての勉強になっただけでは無い

 

K野師匠と一緒に走ると、その度に実に色々な事を教えてくれる

今回はトレイン(何台か連なって走る事)での走り方である

・車間の取り方、取らせ方(前車への信頼と後車への配慮)

・ハンドサインによる後続車への意思表示と路面状況の伝達の重要性

・先頭交代のタイミングと動き方

・先頭に出た際のペースの決め方、などなど

風が強い分、数名でトレインを組むと圧倒的に楽に

そして速く走れる事が身体で理解できた

 

こういった集団走行のスキルって「教えてもらう」という機会がそもそも無いし、

「教えてください」とガチ勢の人達には聞きづらいという方が多いのではなかろうか

先日参加した3時間耐久レースではとても「気軽に聞ける様な雰囲気」ではなかった

ezotional.com

まぁ、レースだから当たり前だし、そもそも走力がかけ離れ過ぎていたが・・・

 

にせよ、やはり「初心者脱出」への道筋には、この手のスキルが必修科目であると感じる

こういった手ほどきを何処で誰に受けるのか?というのは非常に重要な事である

私がK野氏を「師匠」と呼ぶのは他でもない

こういった事を楽しいライドに、サラっと自然に組み入れて教えてくれるからに他ならない

私もそのうち、初心者ライダーにサラっと教えてあげられるようになろう

 

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ライド後の風呂は最高である

スタート地点に戻り、風呂で汗を流す

魂が一回高い所まで行ってしまった

呼び戻すまでに時間がかかった

 

本当に今日は収穫の多い一日であった

しみじみ感じながら、クルマの運転をYamaichiマスターS藤氏に丸投げし

半落ち寸前でハイエースに揺られて帰るのであった

 

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食ってみな、飛ぶぞっ!

晩酌のおつまみは鵡川のししゃも

www.kanedaioono.com

最&高

最&強

ししゃものオスって、なまら旨いんだぜ

コレ、本当

冒険ライド

2020年3月某日

そろそろ冬チャリも終わりかな?などと思いつつ

天気の良い休みにはやはり走りたくなってしまう

旭川市内のサイクリングロードはまだ全面開通ではない

 

やはり足は上富良野方面に向いてしまう

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K野師匠を探せ! Lv84

見晴台パーキングに集合!

本日のメンバー

・K野師匠

 趣味の自転車に乗る為にドライブという趣味の上書きをする剛者

 上の写真のどこかに隠れているので探してみよう

・Yamaichiマスター S藤氏

 道案内&ランチ担当

 ゼロカロリー理論をとても前向きに理解している

・コマ君

 オヤジ狩り担当

 本当にいつも楽しそうに登るので、今度爪を煎じて飲んでみようと思う

 

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蝦夷の春の風物詩 畑のシマシマ

蝦夷の春はすぐそこである

気温は決して高くは無いが、かすかな土の匂いを感じる

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とりあえず千望峠クライム

ゼロキロカロリー理論達成の為には、やはり酸素の薄い所に行かねばならない

知らんけど

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K野師匠

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皆、楽しそうに項垂れている

何度もウィンターライドを経験する事により、ウェアの定番も決まってきた

やはり何かしらの「成功」や「正解」と呼ばれる答えに辿り着くには

「失敗を繰り返す」というクラシックな方法しか無いのだと改めて気付かされる

自転車は本当に人生観を改めて見直す為の良いツールである

 

寡黙なK野師匠が「路肩にあったアレ、見ました?」とポツリ

「え?何の事ですか?」「コレコレ」とスマホを見せてくれた

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まだ正月気分な奴がおる

ナヌ?路肩に鏡餅とかwwww

「思わず停まって写真撮ってしまいました」とK野師匠

割と近い笑いのツボ、親近感が更にアガってしまった

 

「なんかこの道曲がったら、楽しい道にイケそうぢゃないですか?」

K野師匠は冒険家気質である

YamaichiマスターS藤氏がいれば、完全に道に迷う事も無い

行こうぜ行こうぜぇ♪とワチャワチャ話しながら突き進むのであった

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ちょ待てよ、な展開になってきた・・・

一見圧雪路っぽいが、軽く除雪が入った状態でかなり緩いズブズブ状態

ハンドルは取られるし、トラクションも掛けにくい

K野師匠は低速でもしっかり雪を噛み、登っていく

「3本ローラーのように丁寧なペダリングが肝ですね」

K野師匠のアドバイスはとても具体的で理解しやすい

ただ、理解と実践は全く別物である

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数分後、遠足になった

しかも結構な登りなのよ、本当しんどい

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いや、いくら師匠でも無理だってw

K野師匠は冒険家気質である(2回目)

12%であっても果敢に挑む背中に胸熱な私

この後どうなったかは皆さまのご想像にお任せする

 

皆で楽しい遠足になったとだけ伝えておこう

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酸素薄いねぇ~と黄昏るやまたけ

立ち〇ョンしている訳ではない、背中部が長いのは自転車用の上着だからである

 

ピークを越えての下りセクションはマシンコントロールに骨が折れる

ハンドルを必死にコントロールしてなんとか下り切った

大きな道に出てくるとまさかの事態が発覚!

曲がって入っていったポイントの1kmほど「手前」に出てきたのである

まさにワープ

 

しこたまヒィヒィハァハァ回して、歩いて、登って

結果は「2つ戻る」状態

これには皆が顔を見合わせた直後に大笑いであった

 

ヤバい、マジで腹減った!

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かなり雰囲気のある外観

ひがしなか厨房 建蔵

www.kamifurano.jp

住所は良く確認して訪ねて欲しい

田舎特有、碁盤状の「田んぼ区画」であるため

曲がる目印、看板などが皆無である

日中でも難易度は高い、日が暮れたら諦めよう

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マスターS藤氏から天に向かってナニかが・・・

小ネタは欠かさない

右にも小ネタが転がっているではないか?

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どこかで見たキャラクターの様な・・・

顔がデカいのと、かなりの低位置に苦戦を強いられたが

そこは男の子、やる時はやる

このキャラクターの祖父は建蔵ではなく「友蔵」だ、多分

 

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旨辛めんたいこらーめん(塩)

「焼きめんたいこが丸ごと入ったラーメンです」

字面、ビジュアル、アナウンス、どの方面からのアプローチでも

「それ絶対旨いヤツ」と確信できるラーメンである

目の前に運ばれてきた瞬間にその確信は現実となる

冷えた身体に染み渡る程よい塩分、焼きめんたいこも大変美味である

迷わず完汁をキメてしまったが、午前中のライドでプラマイはゼロ

つまり、今日もゼロキロカロリーである

 

丸ごとチャーシューの販売もやっていた(2020年3月情報)

ボトルゲージにチャーシュー差して帰るってのもオツではあったが

MTBにはゲージは1つしか装着していなかったので、今回は勘弁してあげた

 

「食後、しかも直後の運動はいけません」と昔習った気がするが

どうしてもまだ登りたいと誰からでもない謎のオーダーが・・・

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パノラマロード江花に突き進む「食後の男達」

坂が身内の仇だと噂されているN西氏も大絶賛のパノラマロード江花に

向かうというよりも吸い込まれていく感が強い

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コマ君のスマイルクライム

やはり人型登坂決戦兵器、「笑えば良いと思うよ」とスイスイ登っていく

 

良く聞く登りのコツの一つに

「前(先)を見る」というものがあるが、これは本当である

気持ちの問題だけではなく、下を向くと例外なく

「重力に引っ張られる」感じがするものだ

 

私自身はクライマーと呼ばれる人種からは程遠い立ち位置にいるが

「前を見る」事を強く意識して登りに向かうようになってから

「坂が大っ嫌い」ではなくなった

 

もう一つは「上半身のリラックス」である

ついついハンドルをガッチリ掴み、肩まで強張ってしまうが

意識して肩や腕の力を抜いて走る事も重要である

 

このコマ君の写真は数年経って改めて見ると、色々と気付きがあった

やはり過去から学ぶというのは重要である

 

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フレームに手際良くパーツを組んでいくK野師匠

ライドが終わってからYamaichiさんの事務所にお邪魔した

フレームだけであったCEEPOにK野師匠がパーツを組んでいくのを

お勉強がてら見せてもらったのである

後ろでしゃがんで鼻クソほじりながら見ている様に見えるが、真剣だ

真剣に鼻クソほじってるんぢゃない、勉強してるのだ

 

ヘッドパーツ周りの構造、各ケーブルの長さの決め方、

ゼロの状態からのチェーンの長さの決め方、などなど

こういった作業を「見る経験」というのはなかなか出来ないことである

プロのノウハウもチラっと聞けたりと非常に有意義な時間であった

 

冬チャリは本当にそろそろ終わりである

背中の泥ハネがそう物語っている

そろそろロードか・・・でもまだ雪が・・・

 

「パンが無いならケーキを食べれば良いじゃない」

マリーアントワネットが言ったとか言わなかったとか

しかし私は

「雪があって走れないなら、無い所で走れば良いじゃない」

K野師匠が言ったのを確かにこの耳で聞いた気がしたのだ

 

to be continued