2020年3月24日
サイクリストの朝は早い
後方には怪しいモッコリ
「クルマに自転車を積んで走りに行く」という所業が普通に思えてきている
私にとって自転車は移動するための「手段」でない
日常をエンジョイするための「目的」となっていた
旭川界隈ではまだロードに乗れないから、雪の無い所まで自転車を運んで走る
つまりはそぉいう事だ
モーレツに裏山なハイエースよ・・・
こんなん買ってしまったら、住所不定サラリーマンになる自信しかない
本日のメンバー
・YamaichiマスターS藤氏
先日の車検ライドで新たな入庫スタイルの可能性を魅せてくれた強者
あと1週間でカフェもオープンなのに車検証お届け記念ライドに連れ出される
しかも行き帰り共に運転をやまたけに丸投げされてしまう
・K野師匠
自転車と脚で会話をする鉄人
集合時間と場所によっては自走で来るのはサイクリストあるあるだが
その範囲が半径100km以内(獲得標高含まず)という都市伝説
・コマ君
一緒に走る度にどんどん速くなっていく多段加速装置の持ち主
身軽な身体ゆえ「平坦が苦手」と本人談
ソコまでは手を付けないで欲しい私、希望は届かない
・Y下氏
K野師匠が召喚した新たな強者
後の写真でも判るが一人MTBでの参戦
スタート後、MTBという事は我々へのハンデであると認識する
はるばる来たぜ鵡川町
さぁ、2020年ロード初めぢゃぁ~~っ!
今年の夏は「海岸線を走ってみたい!」と思っていたのだが、
春に(まだ3月)速攻で叶ってしまう引きの強さである
新冠(にいかっぷ)町
蝦夷の地名は本当に難読である
昨今「ウマ娘」なるアプリゲームが流行っているらしいが、
かつて栄光の歴史を刻んだ名馬達や
未来の名馬を夢見る子達が観られるのである
強烈な風に悪戦苦闘しながら辿り着いたのがこちら
鶏笑にいかっぷ店さんでランチタイム!
一見、元コンビニ店舗だったごく普通のからあげ屋さん
しかし!刮目せよっ!
謎の張り紙・・・店内とな?
なんと、自転車ごとワイルド入店できる夢の食事スペースなのだ!
*ちゃんと降りて押して入りましょう
セキュリティ面からも、もちろん安心だが
「愛車を眺めながら飯を食う」という悦に浸れる貴重な空間である
揚げたてのから揚げなんて、美味しいしかない 100点中170点
アツアツのから揚げをハフハフしながら喰らう
そろそろ皆さんもお気付きだと思うが、カロリーは熱にも弱い
そう、カロリーゼロである
こんなアツアツなら、カロリーは生き残れないに決まっている
腹も満ちたりた所で、「ここで集合写真でも撮りたいよね」とワチャつくオジさん達
すると店長さん自ら、イスやらテーブルやらをドンドン脇にどかして
あっという間に撮影スペースを確保してくれたのだ
なんというカスタマーファーストであろう
同じ接客業として、とても心を動かされる勉強をさせて頂いた
素敵な気持ちに浸っていると、YamaichiマスターS藤氏の様子がおかしい
リュックをゴソゴソすると、中からパンフレットやラベンダーのポプリが出てきた
なんというカントリーファーストであろう
同じビジネスマンとして、とても心を動かされる勉強をさせて頂いた
商売人としての勉強になっただけでは無い
K野師匠と一緒に走ると、その度に実に色々な事を教えてくれる
今回はトレイン(何台か連なって走る事)での走り方である
・車間の取り方、取らせ方(前車への信頼と後車への配慮)
・ハンドサインによる後続車への意思表示と路面状況の伝達の重要性
・先頭交代のタイミングと動き方
・先頭に出た際のペースの決め方、などなど
風が強い分、数名でトレインを組むと圧倒的に楽に
そして速く走れる事が身体で理解できた
こういった集団走行のスキルって「教えてもらう」という機会がそもそも無いし、
「教えてください」とガチ勢の人達には聞きづらいという方が多いのではなかろうか
先日参加した3時間耐久レースではとても「気軽に聞ける様な雰囲気」ではなかった
まぁ、レースだから当たり前だし、そもそも走力がかけ離れ過ぎていたが・・・
にせよ、やはり「初心者脱出」への道筋には、この手のスキルが必修科目であると感じる
こういった手ほどきを何処で誰に受けるのか?というのは非常に重要な事である
私がK野氏を「師匠」と呼ぶのは他でもない
こういった事を楽しいライドに、サラっと自然に組み入れて教えてくれるからに他ならない
私もそのうち、初心者ライダーにサラっと教えてあげられるようになろう
スタート地点に戻り、風呂で汗を流す
魂が一回高い所まで行ってしまった
呼び戻すまでに時間がかかった
本当に今日は収穫の多い一日であった
しみじみ感じながら、クルマの運転をYamaichiマスターS藤氏に丸投げし
晩酌のおつまみは鵡川のししゃも
最&高
最&強
ししゃものオスって、なまら旨いんだぜ
コレ、本当