Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

膝とペダル

膝が痛む人はTIMEのペダルが良いよ

と聞いた事がある人は多かろう

私も2~3年前にTIMEのペダルに替えてから、正に病みつきである

きっかけはシマノのペダルの破損であった

何やらきっと抜けてはイケないピンが抜けかけていたのである

ココのピンが抜けてきた
SHIMANO HPより引用

元々右膝が少し痛む時があり(過去にケガした覚えは無いのだが)

クリートもしっかりポジションが出るまで何度も調整をしていた

そんな時にショップで勧められたのがTIMEのペダルである

hattori-sports.cc

私が実際に数年使用して感じているのは以下

 

形が有機的でカッチョ良い

軽さは正義

先ずもって異様なまでに「軽い」のだ

私が購入したのは当時最廉価の「XPRESSO 1」というモデル

現在は廃盤になったのか、HPでは2が最廉価モデルとなっている

メーカー公称値でなんと片側で114g

シマノの最高峰であるデュラエースのペダルとほぼどっこいの重量である

bike.shimano.com

価格はXPRESSO 2で1/3程度、

私が購入したXPRESSO 1に限ってはなんと1/4以下である

 

コイツが肝!フローティング機構

しかし、最大の利点は軽さではない

膝に優しいと言われる所以である「フローティング機構」である

ペダルの踏み面中心を軸に5度ずつ可動域を持つものである

しかもそれはシマノクリート色で設定する「遊び」ではない

センタリング機構を持ち合わせているので、自然と中心に戻るのである

 

最初は「なんかウネウネすんな、大丈夫か?」と思うのだが

5~10分程度回しているとすぐに慣れてくる

足は回転方向に動くのは間違いないのだが

バネの力でやんわりと自然に中心に戻されるので

ペダリングをしていても「芯」を感じ取る事ができる

↑私はこの「芯」をクリート位置の目安としている

 

更なるギミック

もう一つ面白いのが、クリートを左右入れ替える事で

Qファクターを選択できる点である

このマークを内、外と付け替える事で調整可能となる

Qファクターとは左右のペダルの幅の事なのだが

通常はペダル軸の長さを変える必要がある場合がほとんどである

写真のL,Rマークを内側にセッティングすると「狭め」

逆に外側にセッティングすると「広め」となる

私は「狭め」が好み、広い部屋は落ち着かない貧乏性である

 

使い心地はどぉなんよ?

あくまでもシマノとの比較で私個人の主観だが

「他を試そうという気が失せる」位、良い

シマノの時は一番遊びの多い黄色のクリートを使用していたのだが

何度調整してもしっくり来ない、芯が踏めない、左右の角度や前後位置の差に違和感が拭い切れない状態であった

キマってしまえば良いのだが、なんか「妥協」をしている感が強かったのだ

一方、TIMEに替えてからは前後位置を軽く決めてからローラーで2~3分回せば

ペダルの軸と足の裏の「真ん中」を自然に感じる事ができるようになったのだ

 

ペダルキャッチの感覚も好みである

シマノの「嵌める」という感覚ではなく「くっつく」という感覚

「パチンっ!」という音も好き寄りの好き

 

そして本当に膝の痛みを感じる事は無くなったのである

ロングライドをしても膝が痛くて云々という事はマジで無くなった

 

デメリットと言えるか?な点

安い・軽い・膝に優しい

私にとって、全く非の打ち所が無いTIMEのペダルなのだが

あえてのデメリット?を数点

 

クリートの減り方が早い&変

 まぁ、消耗品なんだから割り切ってはいるのだが、

 減り方はアーティスティックである

先っちょがクワガタ状態

 なぜこんな減り方するのか判らない、私だけか?

 

・ペダル型パワメが皆無

 まぁ、しゃあないか

 左クランクだけで充分、充分

 

・「乗ってみても良いよ」に対応不可

 一緒に走ってる人の素敵なバイク

 シマノペダルが圧倒的に多いので軽さの確認しかできない

 まぁ、そんなに人のバイクに乗る機会もないか

 

・よその店でクリート売ってるの見たこと無い

 取扱店って少ないのかも

 まぁ、別に困らないから良いんだけど

結構、ない

 

財布と膝に優しいTIMEのペダル

やまたけオススメの逸品である

 

超軽量、片側87gのTIMEフラッグシップペダル、XPRO 15

価格は6諭吉オーバーというブッ飛んだモデルもあるのがTIMEの恐ろしさ

財布の軽量化にうってつけである