Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

冒険ライド

2020年3月某日

そろそろ冬チャリも終わりかな?などと思いつつ

天気の良い休みにはやはり走りたくなってしまう

旭川市内のサイクリングロードはまだ全面開通ではない

 

やはり足は上富良野方面に向いてしまう

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K野師匠を探せ! Lv84

見晴台パーキングに集合!

本日のメンバー

・K野師匠

 趣味の自転車に乗る為にドライブという趣味の上書きをする剛者

 上の写真のどこかに隠れているので探してみよう

・Yamaichiマスター S藤氏

 道案内&ランチ担当

 ゼロカロリー理論をとても前向きに理解している

・コマ君

 オヤジ狩り担当

 本当にいつも楽しそうに登るので、今度爪を煎じて飲んでみようと思う

 

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蝦夷の春の風物詩 畑のシマシマ

蝦夷の春はすぐそこである

気温は決して高くは無いが、かすかな土の匂いを感じる

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とりあえず千望峠クライム

ゼロキロカロリー理論達成の為には、やはり酸素の薄い所に行かねばならない

知らんけど

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K野師匠

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皆、楽しそうに項垂れている

何度もウィンターライドを経験する事により、ウェアの定番も決まってきた

やはり何かしらの「成功」や「正解」と呼ばれる答えに辿り着くには

「失敗を繰り返す」というクラシックな方法しか無いのだと改めて気付かされる

自転車は本当に人生観を改めて見直す為の良いツールである

 

寡黙なK野師匠が「路肩にあったアレ、見ました?」とポツリ

「え?何の事ですか?」「コレコレ」とスマホを見せてくれた

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まだ正月気分な奴がおる

ナヌ?路肩に鏡餅とかwwww

「思わず停まって写真撮ってしまいました」とK野師匠

割と近い笑いのツボ、親近感が更にアガってしまった

 

「なんかこの道曲がったら、楽しい道にイケそうぢゃないですか?」

K野師匠は冒険家気質である

YamaichiマスターS藤氏がいれば、完全に道に迷う事も無い

行こうぜ行こうぜぇ♪とワチャワチャ話しながら突き進むのであった

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ちょ待てよ、な展開になってきた・・・

一見圧雪路っぽいが、軽く除雪が入った状態でかなり緩いズブズブ状態

ハンドルは取られるし、トラクションも掛けにくい

K野師匠は低速でもしっかり雪を噛み、登っていく

「3本ローラーのように丁寧なペダリングが肝ですね」

K野師匠のアドバイスはとても具体的で理解しやすい

ただ、理解と実践は全く別物である

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数分後、遠足になった

しかも結構な登りなのよ、本当しんどい

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いや、いくら師匠でも無理だってw

K野師匠は冒険家気質である(2回目)

12%であっても果敢に挑む背中に胸熱な私

この後どうなったかは皆さまのご想像にお任せする

 

皆で楽しい遠足になったとだけ伝えておこう

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酸素薄いねぇ~と黄昏るやまたけ

立ち〇ョンしている訳ではない、背中部が長いのは自転車用の上着だからである

 

ピークを越えての下りセクションはマシンコントロールに骨が折れる

ハンドルを必死にコントロールしてなんとか下り切った

大きな道に出てくるとまさかの事態が発覚!

曲がって入っていったポイントの1kmほど「手前」に出てきたのである

まさにワープ

 

しこたまヒィヒィハァハァ回して、歩いて、登って

結果は「2つ戻る」状態

これには皆が顔を見合わせた直後に大笑いであった

 

ヤバい、マジで腹減った!

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かなり雰囲気のある外観

ひがしなか厨房 建蔵

www.kamifurano.jp

住所は良く確認して訪ねて欲しい

田舎特有、碁盤状の「田んぼ区画」であるため

曲がる目印、看板などが皆無である

日中でも難易度は高い、日が暮れたら諦めよう

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マスターS藤氏から天に向かってナニかが・・・

小ネタは欠かさない

右にも小ネタが転がっているではないか?

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どこかで見たキャラクターの様な・・・

顔がデカいのと、かなりの低位置に苦戦を強いられたが

そこは男の子、やる時はやる

このキャラクターの祖父は建蔵ではなく「友蔵」だ、多分

 

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旨辛めんたいこらーめん(塩)

「焼きめんたいこが丸ごと入ったラーメンです」

字面、ビジュアル、アナウンス、どの方面からのアプローチでも

「それ絶対旨いヤツ」と確信できるラーメンである

目の前に運ばれてきた瞬間にその確信は現実となる

冷えた身体に染み渡る程よい塩分、焼きめんたいこも大変美味である

迷わず完汁をキメてしまったが、午前中のライドでプラマイはゼロ

つまり、今日もゼロキロカロリーである

 

丸ごとチャーシューの販売もやっていた(2020年3月情報)

ボトルゲージにチャーシュー差して帰るってのもオツではあったが

MTBにはゲージは1つしか装着していなかったので、今回は勘弁してあげた

 

「食後、しかも直後の運動はいけません」と昔習った気がするが

どうしてもまだ登りたいと誰からでもない謎のオーダーが・・・

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パノラマロード江花に突き進む「食後の男達」

坂が身内の仇だと噂されているN西氏も大絶賛のパノラマロード江花に

向かうというよりも吸い込まれていく感が強い

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コマ君のスマイルクライム

やはり人型登坂決戦兵器、「笑えば良いと思うよ」とスイスイ登っていく

 

良く聞く登りのコツの一つに

「前(先)を見る」というものがあるが、これは本当である

気持ちの問題だけではなく、下を向くと例外なく

「重力に引っ張られる」感じがするものだ

 

私自身はクライマーと呼ばれる人種からは程遠い立ち位置にいるが

「前を見る」事を強く意識して登りに向かうようになってから

「坂が大っ嫌い」ではなくなった

 

もう一つは「上半身のリラックス」である

ついついハンドルをガッチリ掴み、肩まで強張ってしまうが

意識して肩や腕の力を抜いて走る事も重要である

 

このコマ君の写真は数年経って改めて見ると、色々と気付きがあった

やはり過去から学ぶというのは重要である

 

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フレームに手際良くパーツを組んでいくK野師匠

ライドが終わってからYamaichiさんの事務所にお邪魔した

フレームだけであったCEEPOにK野師匠がパーツを組んでいくのを

お勉強がてら見せてもらったのである

後ろでしゃがんで鼻クソほじりながら見ている様に見えるが、真剣だ

真剣に鼻クソほじってるんぢゃない、勉強してるのだ

 

ヘッドパーツ周りの構造、各ケーブルの長さの決め方、

ゼロの状態からのチェーンの長さの決め方、などなど

こういった作業を「見る経験」というのはなかなか出来ないことである

プロのノウハウもチラっと聞けたりと非常に有意義な時間であった

 

冬チャリは本当にそろそろ終わりである

背中の泥ハネがそう物語っている

そろそろロードか・・・でもまだ雪が・・・

 

「パンが無いならケーキを食べれば良いじゃない」

マリーアントワネットが言ったとか言わなかったとか

しかし私は

「雪があって走れないなら、無い所で走れば良いじゃない」

K野師匠が言ったのを確かにこの耳で聞いた気がしたのだ

 

to be continued