Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

年の瀬の風物詩

2023/12/30

今年も一年、ずいぶんと自転車に乗って遊んだものだ

世間からは「クルマ屋なのに自転車ばっかり乗ってるキ〇ガイ」とか

「仕事をしているとは到底信じ難い」とか

「良い歳こいた中年のオッサンが何してんだよ」とか

各方面から数多のお褒めの言葉を頂いている次第である

 

そんな中、今年一年を締め括るべくライドイベントを投下!

f:id:Ezoist:20231231163032p:image

普通の人にとってはもはや暗号か古の書物の呪文

冬チャリしない人間にとっても、「もう手遅れですね」状態

実はこの企画、元々はやまたけ発祥ではない

ezotional.com

それは4年前、FATBIKEアニキのK林さん発信で集まった5人のオッサン

誘われた時は、正直「ヤベぇ奴らに目を付けられた」と

半ば諦め感すら感じて参加した記憶があったが

とてつもない達成感と〆の風呂で天にも昇るような

超気持てぃ~思いを味わったのである

 

そして翌年2020年

ezotional.com

この年は年末に登る旨だけYamaichiマスターS藤氏に伝えておき

集客をお任せした次第である

 

翌年の2021年は猛吹雪で中止

 

そして2022年は初めて「俺、行くケドみんなどぉするっ!?」と発信

ezotional.com

山の上はモリモリ雪が降っていてカミヒルとは行かなかったが

上富良野町内でウィンターサイクリングを堪能

この際に「なんか12/30が一番良いんぢゃね?」となった

2022年はやまたけの人生脱線企画の「サイクルガイド取得」という年であった

ezotional.com

ezotional.com

自分自身の中で自転車が「趣味」という枠を少し超えた年であった

サイクルガイドとしてマネタイズ出来るような事は無かったが

事前にライドの呼びかけをする事が多い年になった気がする

 

そして2023の締め括りに発信したこの投稿

過去の開催規模から感覚的に「5~6人でしょ?」と高を括っていたのだが

日を追うごとに参加表明者が増えていく…

おいおい年末だぜ、一体どぉなってんだ?

参加ってかクルマでサポートするぜ!って人がいたり

旭川界隈のみならず札幌方面や帯広方面からも参加者が…

挙句の果てには「ランで参加しても良か?」とか

もう、脳内処理が追い付かない状態に

 

そうして集まったメンバーがこちら!

みんな屈託のない笑顔!!悩みはないのか?

先ずはバイク部門(順不同)

・YamaichiマスターS藤氏

今年も一年、サイクリスト台湾カフェで(違)ニッチな層を狙い撃ち!

来シーズンに向けて新メニューの開発に余念が無い

・O関氏

クライマーの御用達ブログ「登らないんですか?」で全国の峠をランク付け

今年北海道に移住して冬チャリイベントを楽しむ仲間としてレギュラーメンバー入り

もう、「雪かき」は楽しくないってさ

・佐藤だいすけ氏

来シーズンのカミヒルを安全・確実に開催するために翻弄中!

サイクリストに寄り添ってくれる町議がいるのはマヂで羨ましい町である

冬用のバイク(MTBとは言わない)が無いとの事で、やまたけのCUJOちゃんをレンタル

・N口さん

初回冬ヒル参加者がキターっ!

1/21開催予定のびえいスノーサイクルフェスティバルにもエントリー

まさかのゼッケン1番を獲得!

多彩な趣味から来る知見は読んでて本当に面白い

kazcharietc.com

・GTO氏

スパイクタイヤ無いからダウンヒルは無理ポとチェーン脱着場からスタート

でもね、この御方グラベルのDHめっちゃ速いのよな「死ぬ気か?」レベル

キッチンカーGTOカレーの爆誕も近い!?

・O矢さん

「E-Bikeでも良いですか?」と参加表明していたがキャノンデールフルサスのレフティで参戦

「皆に冷遇されたら嫌だから・・・」と若干ビビリ気味

大丈夫!安心して!バッテリー抜くだけですから!前泊かけて札幌より参戦

・O野さん

十勝の地から参戦!今年は沢山一緒に走る機会があって嬉しい次第

中富良野町の広報の表紙「なんか見た事ある人だなぁ」って思ってたら

満面の笑みで楽しそうに走るO野さんだった件

・E取さん

今年一番一緒に走ってるんぢゃないか?って位の参加率を誇るE取さん

来シーズンは遂にロードに跨るのか?いや、手を付けられなくなって困るので

しばらくロードは控えてくださいw

・H井さん

豪雪の地、岩見沢より参戦

先週献血して少し血の気が足りない状態との事だが

この位でH井さんはきっとちょうど良いと思っているやまたけ

・S木夫妻

2020年の冬ヒルに参加してくれたS木夫妻

そうだよ、この年クルマにスノースクート積んであって

それで「うわ、何コレ、素敵やん」ってなったんだ

旦那さんは鼻歌交じりのE-Bikeで参戦するも

「後ろから見てると殺意が芽生える瞬間がある」と奥様

夫婦仲は電気ではアシスト不能なのか?

 

てつおさんもエントリーしてくれていたが残念ながらDNS

来年も遊んでくださいませ

 

そして「まさかのRUN部門」

曇りなき笑顔はこちらでも!

・I林姉さん

おいおい、どぉした?まさかのランかよ?な姉さん

なんでも「頭のネジ」を紛失したお方を召喚するらしい

・K本さん

I林姉さんが特殊召喚で繰り出したリーサルウェポン

「頭のネジ」という言葉は辞書に載っていないらしい

・Y本さん

上富良野で日本を守るお仕事をしているランナー

かみふらの八景巡りをRUNでやっちゃうワンパクっぷり

凌雲閣A野さんが召喚

・K多さん

そんなY本さんがさらに召喚したワンパク友達

もうね、スゲぇよ、人の繋がりって

 

そしてサポートでクルマを出して応援してくれるのが

・ロケッティアN島クン

体脂肪率低すぎて冬チャリは辛いんぢゃね?なN島クン

来シーズンに向けてロケット燃料を注入中にも関わらず応援で参戦

・M谷さん

いろんな仕事をしている方々が混在しているサイクリスト界隈だが

お医者さんがサポートについてくれる安心感ったらハンパ無い

でも多分、うずうずしてネットでMTBとかFATBIKEとか調べてるんだろうな

 

という訳で(何が?

バイク12名、ラン4名、サポート2名という大所帯で

「年忘れ!冬ヒルだよ!全員集合!」状態でスタートである

 

出来るだけ乗合で凌雲閣まで行こうという事で

日の出公園に集合した面々

Yamaichiハイエース出動!

「私のクルマも数台積めますよ」とE取サン

待て待て待て待て!カッコ良すぎんだろっ!

もうね、尊い

こんなアメリカナイズな積み方とかヤベぇ(語彙)

AM9:30 バイク組は着込んでダウンヒル開始!

雪は降っているが、視界不良とまではならない絶妙な天気

「安全第一で下りましょう!」と言ったやまたけ自身が

下山開始直後に除雪痕の縦溝にフロントタイヤを持っていかれて

一人ひっそり落車

誰にも見られていないハズだが、左側の腰を強打

「全然効いてませんケド」と涼しい顔でリスタート

これ書いてる今でも痛いのは内緒だ

 

バイク組がスタート地点であるチェーン脱着場を目指して

ダウンヒルを開始したほぼ同時刻にラン組はヒルクライムスタート

という訳でスライドするタイミングが訪れる

お互いに「頭のイカれた奴ら」という認識

我々バイク組は「走って登るとか、完全にブッ飛んでるぜ」と思ってるし

ラン組は「こんなクソ寒いなかダウンヒルとか頭沸いてんのか?」と思ってる

正に「目くそ鼻くそを笑う」

世間一般的な人達からは

全員変態の一言に尽きる

 

クルマで通りかかった人たちは

こんな年末、雪がちらつく十勝岳温泉までの道すがら

走って登ってる奴らに自転車で下ってくる奴ら

正に世も末だと思ったに違いない

お正月バージョン

チェーン脱着場で着込んでいた防寒着をサポートカーに積み込む

ウィンターサイクルの必需品「防寒テムレス」ともここでお別れ

ヒルクライムに臨むと暑くてしゃぁなくなる

初回冬ヒルに構築されたこの防寒着を捨てられるシステム、本当に最高

さあ、登ろう!ってか登らないと帰れませんな境遇も、本当に最恐

 

しかも今年はサポートカーが一緒に走ってくれるのが神がかっている

オーバーヒート気味でも脱いで調整できる!

極寒ウィンターライドを経験した事の無い人がほとんどだとは思うが

実は走っている最中は相当な薄着でも問題ない

ヒルクライムであれば更に防寒着の必要性は低くなる

逆に熱がこもり汗をかきすぎて汗冷えしてしまうのだ

気温はもちろん、雪や風の有無でもウェアのチョイスが難しい

そんな中でサポートカーがいるってのは本当に有難いのである

応援の仕方がツールドフランスな奴

じんわり回さないとトラクションが抜けてスリップする圧雪アイスバーンを

ヘラヘラ笑いながらも真剣にペダルを回す変態サイクリスト達

それにしてもラン組に追いつかない・・・

顔に雪が当たって痛いのよw

最終局面の激坂区間に備えて、タイヤエアを下げてトラクションを確保する作戦に出る

先行者達のタイヤ痕に苦労の後が滲んでいる

*特殊な訓練を受けています

先程、思った以上に寒くはないと書いたが

完全に振り切った男、冬を制する男はこうでなくっちゃ!

「秒で頭痛くなるくらい冷えた」とO関氏

最高に笑わせてくれた

軽い宴会状態の昼食

ゴール後、温泉に直行!と行きたかったのだが

凌雲閣では温泉を汲み上げるポンプが数日前に故障してしまっていたため

着替えだけ済ませてランチタイム

並ぶ大きなオードブルは瞬く間に腹ペコなあたおか軍団の胃の中に吸い込まれていったのである

変態たちの宴

ラン組に聞くと、タイムは90min程だというではないか!

来年はハンデなんぞ必要ない、同時スタートで良かろう

前半区間こそバイク優勢かもしれないが、激坂区間に入ればランの方が速いだろう

夏場のカミヒルで自衛隊のランクライマーに抜かれた事がある

スリップと戦うペダリングではダンシングできないので余計差が詰まる

きっと来年は胸アツな展開となる(誰得感

最高にエゾいライドだったぜ!

さ、風呂ぢゃ!

楽しい宴を終え、帰路に着く参加者達

来年の開催に向けてスケジュールを調整するという方もいたりして

本当に嬉しい限りである

凌雲閣A野さんの計らいで白銀荘の入浴券を頂き、バスタイム

一年の垢を落とす良いお湯を頂いたのである

 

思えばランチの時に全員の写真撮ってもらえば良かったなぁ

と、激しく後悔しているが

それは次回開催時への宿題としよう

 

一年はあっという間だ、毎年のようにそう思う

歳を重ねる度に加速度的に短くなっている感すらある

 

考えてみれば10代の頃の一年と40代の今での一年では

分母が4倍も違うので当然の事である

 

人生100年と仮定したとして計算すると5,200週間程

存分に活動できるであろう「健康寿命」ってのを考えて

今の年齢から割り戻すと2,000週間も無いだろう

そうなのだ、結構残り時間は無いのだ

 

つまらん事をやっている場合ではない

くだらん事で悩んでいる暇はない

2023年はもうすぐ終わる

来年はどんな年にしようか?

 

今日集まったあたおかな仲間達と

家で帰りを待ってる(?)家族達と

こんなブログを読んで笑ってくれている皆様たちと

楽しい時間を共有できたら、きっと良い年になるのは

間違い無いだろう、乾杯!