時を戻そう
2019年12月30日
世間一般的に「変態」と呼ばれるであろう数人の男たちが
上富良野町某所に集まりだしていた
蝦夷地では既に平地でも根雪となっている
2019年も残り2日、世間は年末の慌ただしさを通り越し
2020年を迎えるべく粛々と準備を整えているかのような静けさである
静かに決まってる、まだ朝7時だ
まだ少し暗い、向かうは上富良野町
「十勝岳温泉 湯元 凌雲閣」
2019年の締めくくりに
みんなで温泉に入ろうという企画である
ただ、その前に
みんなでチャリで登ろうという企画である
単純明快、奇々怪々、笑止千万、唖然失笑
本日のメンバー
・こばやし氏(当ライドの首謀者)
ファットバイクをこよなく愛するブルべライダー
マイナス一桁であれば「寒くはない」と半袖ジャージになっちゃう熱男profile.ameba.jp
・O西氏
バイクへのアプローチが常に実験的かつ合理的で、その見地に思わず唸ってしまう
ブルべ前の夜はガジェット充電で電気代がハネるとか、ハネないとか
・N口氏
私の出勤時に良くファットバイクで通勤しているのを見かける
ツヨツヨの実の能力を持つブルべライダー
・S石氏
Cannondale乗りでもあり、勝手に親近感を持っている私
何も考えていない「あたおか」集団だとお思いであろう
ある意味正解、ある意味ハズレである
まず集合場所は頂上、凌雲閣駐車場である
「え?登るんでしょ?」はい、登ります
でもそれはちょっと後の話!
着込むだけ着込んで、まずはダウンヒルである
ふもとスタートで登って風呂入ったら、もう帰りたいおじさん達
湯冷めして風邪なんてひいたら困るのだ
上に停めたマイカーにはお風呂道具と着替えをセット
上着やリュックなどの「重いモノ」はここで切り離し、身軽になっていざ出発!
正直、私は震えた
もちろん寒さにではなく、この発想にである
複数人で走る利点を最大限に活かしたシステムである
夏のクライムでも写真なんぞ撮れないのに、冬クライムでテムレス脱いでなんて
絶対無理
粛々とペダルを回すのであった
そしてゴールへ!
N口氏が仁王立ちでお出迎えである、剛し・・・・
その後も続々と皆さんゴールイン!
さぁ、風呂だ!風呂だ!!
おっさん5人で2019年の締めくくり
微笑ましくも筆舌に値しない、なんともほろ苦い風景である
さ、風呂も入ってサッパリしたぜ
今度はメシだ!メシだぁ~っ!!
あぁ・・・美味い・・・
血管にかみふらのポークが流れていく(そんな訳
なんとも楽しい年末ライドであった
家族の冷ややかな目を振り切って参戦して、本当に良かった
来年はもっと仲間が増えて、色んな所に走りに行くんだろうな!
2020年も沢山の方々と思いっきり楽しもう!
正に希望に満ち満ちた年末ライドであったのだ
そう、少なくともこの2019年12月30日時点では・・・
明くる日、中国で謎の肺炎のニュースが報道されるまでは