Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

孤独「感」を味わう

2020/12/31

昨年の何とも言えない達成感が忘れられないやまたけ

ezotional.com

YamaichiマスターS藤氏に集客を任せて年末を迎えるやまたけ

天気予報は良い感じ

あとは気力、体力、時の運

ピーカン!ってなまらシバれてる!

12/31の朝は素晴らしい快晴

蝦夷あるあるを一つ

「天気良い日はなまら寒い」

この日の最低気温は「-23.9℃」

軽装でいると手先のツメが剥がれそうな痛みを覚え

鼻呼吸で吸い込むと鼻毛が凍る

10分以上外にいるとまつ毛が樹氷のように白くなってくる

活動限界は装備に大きく左右される世界である

向かうは上富良野町、雲の上の温泉宿

凌雲閣である

昨年と同じ作戦

・ピーク(凌雲閣)までクルマで移動

・着込んでダウンヒル

・チェーン脱着場で着替え(防寒着離脱

・ヒルクライム!

・温泉へナイスインっ!

・ランチタイム!

・車で下山、防寒着回収

・良いお年を!(解散

である

やまたけ号のCUJOちゃんはルーフマウント

凌雲閣まで登ってイザ!ってなった時に

「フロントサス、動かね・・・・」

そう、なんかよぉ判らんがサスが凍結

ブレーキは大丈夫だったので決行!

自然という名のアートよな

呼吸すらコツが必要な氷点下の景色

「寒い」という感覚すらちょっと違う域にいる

虫や鳥の声は聞こえない

積もった雪はありとあらゆる音を柔らかく吸収し

風が止まった瞬間に周囲は正に「無音」となる

 

自分の吐く呼吸の音

自分のバイクのスパイクが氷に突き刺さる音

身体の奥底で刻む心音

その他の音は正に皆無

「自分以外の存在を感じる事が出来ない世界」

というモノを味わえる

 

やまたけはこの「孤独感」を味わうのが好きだ

孤独は嫌なのだ

孤独「感」が良い

だって、乗り切ったその先にあるのは

毎度集まる「イカれた」面々

共にその孤独感を味わった仲間の笑顔が待っているからに他ならない

やまたけは根暗な陰キャだったのだが

自転車というツールを通じて観る世界は本当に美しく

共に走る仲間の笑顔が眩しくも感じられる

眩い光を放つランチ

そして何よりも

「メシうま」が過ぎる

コンビニのおにぎりがご馳走と化し

定食メニューは神がかる

誠に安上がりな中年男子の完成形である

何を思おうが、願おうが、祈ろうが

もう一つ寝るとお正月

こんな年末って

願ってはいなかったが

いざ迎えてみると

スゲェ良いんぢゃね?

って話