Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

西へ東へ、南へ北へ

2023/02/23 AM3:00

やまたけは既に目が覚めていた

まぁ、毎度の事で「興奮していた」のだ

前日の夜から準備に余念が無い

鼻歌交じりでバイクを積んだり

着替えを用意している私に

奥様が話しかける

奥様「明日は早いの?」

わい「5時には遅くても出発するよ」

奥様「あ・・・そぉなんだ・・・何処に行くの?」

わい「美幌でアイスいっぱい食って温泉入って来る!」

家族の理解など求めていない

ただ、明日、美幌には

やまたけが観てみたい景色があるだけである

行くしか答えが判らない世界

4:30出発!

5:00まで待てずに飛び出したやまたけ
野を越え、山越え、谷を越え

8:00ちょい過ぎに集合場所である温泉施設に到着

www.tougenoyu.com

9:00集合なのでまだ誰も居ない

ま、ちんたら準備していれば誰か来るだろう

フンフフ~ン♪

鼻歌交じりにベルクロバンドを引っ張ったその刹那

あぁ、やっちまった・・・

コレは製品の不良だけが原因ではない

横方向に思いっきり引っ張ったのが主たる原因である

ま、DAISO行こうっと

こんなんなんぼあってもいいですからね

バイクの準備をしているとハイエースが一台

中のドライバーが手を振っている・・・ん?

観た事ある人が・・・!?

来ちゃった♪

OkkuさんことO村氏!

隣町の弟子屈町でサイクリングツアーなどのアクティビティをガイドしているOkkuさん

www.okkuoutdoorchallenge.com

先日のサイクルガイド講習で一緒だったのだ

ezotional.com

ezotional.com

講習後もZOOMでの講習会などで繋がっていたのだ

誰も知らない中に飛び込むのも面白いが

顔見知りがいるとまた違った安心感があるものだ

他の参加者も続々と集まってきた

今回のブッ飛んだ企画を優しく説明

首謀者(あえてこう呼ぼう)のT川氏の優しい語り口とは裏腹に

何度聞いても笑えるブッ飛んだコンセプトのサイクルツアーである

 

先ずは美幌峠の頂上までクルマで向かうとの事

「ダウンヒルスタート」という何とも甘美な響きである

おぉ、楽チンぢゃねぇか!?

なんせヒルクライムはトヨタが誇る最強商用車、ハイエースが受け持ってくれるのだ

T川氏の美幌町の素敵な紹介を聞きながらグングン登るハイエース

着いたぞ!降りろ、テメェらっ!

到着したのは美幌峠の頂上にある道の駅

hokkaido-michinoeki.jp

ここで1stアイスで乾杯!である

T川氏イチオシのクマザサ味

「さ、皆さん、行きますよ」とT川氏

アイス片手に薄ら笑いを浮かべたおじさん達が

ぞろぞろ連なって歩く光景はきっと

「日本って平和な国なんだな」と

観る人達に妙な安心感と

軽い軽蔑を感じて頂けたに違いない

風、強っ!

寒いんだから中で食べるのが「普通の人」であるのだが

そもそも、こんな冬にアイス食ってる時点で「普通」を疑う

しかし今日は「冷えに来た」のである

我々は「キンッキンに冷えたい」のだ

向かうは展望台、そう、一番高い所である

今日一日、冷やしまくるぞぉ~っ!

いただきま~す!

全員が第一声で見事なシンクロをカマす

「旨っ!」とか「甘っ!」ではない

「寒っ!!」

正直、味が解らない

風が強くて指が悴んできた、痛い・・・

爪がジンジンしてきた・・・

喉の中心から冷えてきた・・・

コレはちょっと、ヤバいかもしれない・・・

一旦建物内に入り、体制を整える

町境のOkkuさん

「さぁ!行きましょう!」T川氏

ココは美幌峠の頂上

そう、これから始まるのは

極寒ダウンヒル

お腹の中ではクマザサアイスがまだ幅を利かせている

あまりに寒いので適度にブレーキ当てながらペダルを回す

動かないとどんどん冷えてくる

ウォーミングアップ無しの「冷え」の一方通行である

「こりゃ、今日は下痢すんな」

腹巻して来たら良かった

 

なんとか下界へ降りたキンッキン自転車部隊

ちゃんとガイドも熟すY川氏、素晴らしい

この神社のある古梅(ふるうめ)地区は軟石の採掘も行われていた為

林道を入っていくと採石場跡などが観られるとの事

そういったMTBツアーも楽しそうである

旭川界隈とはまた一味違うエゾさ

途中、「あの木にシマエナガがいますね」と止まったT川氏

あの白くて丸いお饅頭みたいな可愛い鳥

prezo.jp

やまたけも実際には観た事が無いのでじっと目を凝らす

・・・・・見えん・・・・

それもそのはず、スズメよりも小柄でしかも保護色

ローガンまっしぐらのやまたけには見つけられなかったのであった

空が広い!エゾいっ!

電柱、電線の類が無い道

空がとても広く感じる

最高の解放感である

2ndアイスは美幌駅!

気温は体感でもプラスだと判るほど上がってきている

ネタとしては先日の十勝岳程度のシバれがあった方が「映える」のだろうが

正直、安心していたやまたけ

購入する度に独創的な形でもてなしてくれるという

美幌駅のソフトクリームを頂く

好奇の眼差しを浴びているのは理解している面々

びほろマダムに今年の桜の開花予想をしていくように促され

今、巷で大人気の「Chat GPT」に訪ねてみるも

「んなもん知らんわ」と突き放されて悲しかったり

かぼちゃの甘納豆の中にメロン的な甘みを探してみたり

まぁ、この人数の「ちょっと変わった人」が集まれば

笑いが絶えなくなるのは必至である

3rdアイスはシャレオツな逸品

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しかし一日に3つもアイスクリームを食うなんて

真夏でもよぉせん

確実に美味しいのだが、感動は薄れるものだ

今度来た時は一番最初に食べよう

圧の強さよ

こんなお洒落なお店に

おっさん達がファットバイクで大挙して押し寄せるとか

祭日でもあったので入れ替わり立ち替わりに

クルマで来店していた人達が「なんだアレ?」感満載な視線を向けるのも判る

それでも笑顔の奇人変人たち

気になる店発見

仏陀bar

ありがたい気持ちになれるバーなんだろうな、知らんけど

 

時刻は12:00を回り、このツアーも最終局面である

スタート地点の峠の湯びほろに到着!

美幌峠に見立てた雪山の前でゴールショット!

無事全員完走であるが、数名の脱落&回収者がいた方が

真冬のサイクルイベントとしてネタ的にも秀逸だし

イベント自体に箔が付くってもんだ

、という事でTake2

あぁ、シンドかった・・・な顔

超絶楽しんだファットバイクツアーは温泉で〆!

気温が上がってきていたとは言え、アイス食いながらなので

やはり身体は冷えに冷えていた

温泉でゆっくり温まってからの

風呂上がりのFinalアイス!

Okkuさんと談笑しながら食べる〆のソフトクリーム

「グランフォンド摩周のサポート来てくんない?」

え、超前向きにスケジュール組みますね

なんて話をしながらFinalアイスをたいらげて帰路に着く

 

美幌駅で食べたかぼちゃの甘納豆が超絶旨かったので

家族にお土産

これね、本当に旨い

そして遠軽の道の駅で奥様の好物も購入

こいつも絶品

旭川に到着する頃にふとメーターをみると

ふぁっ!?もう1万km越えたよ・・・

4か月でこの距離か・・・

年間3万kmペースで走行距離が伸びておる

走る為に買った車なんだからヨシっ!

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さ、次は何処行って面白い事してこよっかな?