2023/02/21 AM9:00
なまら天気が良い
テンションがアガってきたやまたけ
コレは行くしかない
前後ともスパイク化したKHSちゃん
FATBIKE de Kamihill 開幕
ちょいと訳アリでマイカーでは無いので
養生の為に段ボールを敷いている
何気に寄ったDAISOで見つけたアイテムが
かなりのクリティカルヒットである
べんりベルト（３本、アソート）jp.daisonet.com
これ、最高
伸びるので輪行等には使えないが
車載での固定には実に良い塩梅である
実に美しい山並み
今日は山の神が「登れ」と言っている
そうとしか思えない
しっかし寒い
蝦夷あるあるの一つ
「天気良い日は寒い」
この日の朝の気温はマイナス15度を下回っていた
ファットバイクでのカミヒルチャレンジは初である
まぁ、フロントもトリプルだし
チンタラ回せば、そのうち着くだろう
サイコンは忘れた
今回も記録よりも記憶重視
こんな景色、最高でしかない
風も無い、ただ寒い
撮影の度にグローブを外すのがやはり辛い
さ、登るか
ここからは正に「自分との対話」である
風も無い分、本当に無音に近い
夏とは違いセミの声はもちろん
鳥の鳴く声も皆無
スパイクが氷を突き刺す音と
チェーンの回る音しかしない
誰だ？チンタラ回せばそのうち着くとか
言ってた奴は！？
いや、しんどい
マヂでしんどい
重いし進まない
インナーローまで落とすと
チェーンとタイヤが干渉する
ぐぬぬぬぬ・・・・不覚
マイナス二桁の気温でも汗が止まらない
上着のファスナーを全開にして冷却
テムレスも暑い！脱いでお腹にしまい込む
ダンシングするとスパイクでも滑る
歩く方が速いんぢゃね？な速度しか出ていないと思われる
後半の14%なんてもう地獄
ハンドルにしがみつくとリヤ加重が抜けて滑る
腹筋が痛い、背筋も痛い
眉毛が凍っているのが自覚できる
色んな汁が垂れては凍り、人間鍾乳洞の様相
「なんでこんな事やってんだろ？」
いつも思う
そんなに辛いならやらなきゃ良いのに
楽なカミヒルなんぞ存在しない
毎度毎度、やまたけを「タヒぬ寸前」まで誘ってくれる
ヘルメットを外そうにもバックルが汗で凍って外せない
写真撮ってたお姉さんがドン引きしながら力無く笑っている
お姉さん「さっき、登ってる脇をクルマで通りました」
やまたけ「そぉ、なん、です、ねぇ、ハァ」
お姉さん「辛くないんですか？」
やまたけ「なまら辛いです、なんでこんな事してるんでしょうか？」
お姉さん「ははは・・・・」遠い目
明らかに「ヤベェ奴に声をかけてしまった」という表情であった
それ、正解ですよ
純度100%の「やまたけ塩」
こいつは汚い
汗が引くまで休ませてもらうが
今日の下りは寒そうだ
いつぞやの光景が頭を過る
下り用にフレッシュなバラクラバを装着
さて、行くか！
途中、何度も止まって景色を観ていた
山に入っていくスノーボーダー達のグループに手を振る
「何だアイツ感」は拭えないが
「ウェ～イ」と良く判らない謎の歓声で応援される
しっかしこの太っいタイヤ、アンバランスが過ぎる
物凄い振動だ、空気圧の低さも手伝って
ブァンブァンと上下振動が止まらない
こんどバランス取ってみるか
多分、相当なウェイトが必要になりそう
ただ、試してみる価値は多大にありそうだ
下り切ってのメシ！
あっつあつのラーメンしか勝たん
塩分も抜けたので完汁である
夢のゼロキロカロリー
みんな大好きフラヌイ温泉で〆
もうね、脳味噌シュワシュワよ
とりあえず、スパイクファットの実力は判った
いつも思う
バイク達はいつも仕上がっている
未完成なのは自分自身なのである
