Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

「寒さ」の向こう側

2023/01/21

毎度の事だがAM3:30に目が覚めたのは

極度の興奮状態だから

今日はあるイベントの為に有給休暇を申請していたやまたけ

やまたけが有給休暇を申請する理由は

200%自転車案件

びえいスノーサイクルフェスティバルのスタッフとして

イベントのお手伝いである

rollinghillscyclist.wixsite.com

昨年の第2回大会の様子はこちら

ezotional.com

前日からバイクの積み込みは完了している

今朝は(まだ夜中の域)やけに寒い

なんでも今季一番の冷え込みになる予報らしい

 

起きて30分後にはすっかり準備も完了してしまった

ぐぬぬぬ、やる事無ぇ~~~

そうなるともう、出発しちまうわな

おい、ちょ、ま・・・

メーター表示の外気温はまさかのマイナス23℃

蝦夷の朝の冷え込みはハンパ無い

日の出辺りが一番冷えるので、まだ下がるって事だ

何度かに分けて外でバイクを組み立てる

6:00集合予定だったが5:00には集合場所に着いてしまった

積んできたバイクを組み立てようにもあまりに寒い

指の爪がジンジンしてくる

 

Frタイヤを付けたら一旦車内で温まって…的な感じで

バイクを組み立て終わり、試運転をした辺りで

実行委員長のO田氏とK浦氏が到着

 

昨日の準備作業の際に

「どうせ明日はやまたけが興奮しすぎて一番乗りだから」と

笑い話をしていたらしいが

期待通りの大興奮状態で一番乗りをキメていたのである

 

朝一のミーティングでレース開始まで特に準備のない

計測係のやまたけと1,000kmブルベライダーO西氏

「駐車場案内」という任を受ける

特別協賛としてのぼりも持参して設置完了!
(仕事の一環であるというアピール)

O西氏のクルマで-28℃を観測

白みだす空は超快晴、パーフェクトな「放射冷却現象」

「マイナス28℃という表示を見た!」とO西氏

こいつぁ~ヤベぇ大会になりそうだ

 

次々と集まってくる参加者達だが、向かってくるクルマを見るだけで

O西氏とやまたけには「一定の確信」を持って案内できるスキルが備わっていた

クルマから「明らかに」というオーラが見えるのだ

そしてそのクルマからは最高の笑顔の参加者と多種多様なバイクが降りてくる

 

基本的に自転車という乗り物は北海道の冬ではオフシーズン

しかし、今朝はどうだろう

今季一番の冷え込みで、バナナで釘が打てるような環境の中

ファットバイクにMTB、シクロにグラベルロード

まさかの小径車やシングルギヤのピストバイク…

そんなバイクで満面の笑みを浮かべて会場入りする参加者達

実に純度の高い「ド」がつく変態達の集まりとなっているではないか

 

そんな参加者達をニヤニヤしながら眺めていると

「やまたけさん!ですよね!?」

と、小柄な女性からお声がけ頂いた

「ヘルメットの目玉で確信しました!」

もうね、外せないアイテムになっちまったなw

X(旧Twitter)で繋がってはいたのだが

今回お初の札幌のスポーツインストラクターの瀧本さん!女子の部ソロで参戦

立派な変態です間違いなく(誉めてる)

 

レース前の実に生きの良い笑顔をカメラに収めようとスマホを取り出すと

電源落ちとるやないかぃ!

幸い2台持ちだったのだが、共倒れしても困るので温存

昨年アイス作ってたS木さん達、今年も参戦!

S本氏もチームで参戦!

実に様々なバイクが並ぶのが冬チャリイベントの素敵な所

ガチ勢N口氏!

朝の試走で鼻の頭が真っ白になっていたN口氏はFATで参戦

kazcharietc.com

今大会の個人的MVP

完全に違う何かを狙っている小径車も

タダモノでは無い

上川町から参戦!F元クン!

旭ヶ丘HCでは実行委員側のF元クン、今年も参戦してくれてありがとう!

SAM’S BIKEの皆様はヘルメットにマスコット!

www.samsbike.jp

変態の編隊

スタンディング?余裕っす!

そして迎えたスタートの時刻

さぁ、120minの冬の宴の始まりぢゃぁっ!!

行ってらっしゃ~いっ!!

レースが始まってからが、やまたけの持ち場のお仕事である

ゼッケンを確認しながら周回数をカウントする大事な役割

なんせトップ選手は4分程度で帰って来る

トイレに行ってる暇もないのだ

そしてこの間、写真もほとんど撮れない

文字だけでどれだけ伝わるか、試してみようか

 

アイウェアは曇った瞬間に凍りついて慢性的な視界不良!

外せば体感温度ー30℃越えの走行風が眼球をダイレクトアタック!

コンタクトレンズをしていなくてもドライアイを体感できる!

瞬きの度にまつ毛がくっつく!鼻呼吸は鼻毛がネッパ付く!

防寒対策で着用したバラクラバは呼気で真っ白に霜がつき

垂らした鼻水はつららとなり「走る鍾乳洞」と化す!

笑って見ているこっちも知覚過敏で歯が痛む

ボトルは当然凍る、サーモボトルでも飲み口が凍結し結局飲めない!

しかしマイナス気温下では実質湿度0%!めっちゃ喉が渇くのよ

走る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら

走らにゃ損損!

凍タヒしそうぢゃ

 

後日あがってくるであろう、公式HPや参加者の皆様の動画などで

その楽しさや過酷さ、変態具合を確認して頂きたい

(以下はいずれも昨年大会)

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com

 

驚愕のスピードで周回を重ねるガチ勢に圧倒され

ファミリー参加で健気に走るちびっこに目頭を熱くし

巧みなバイクコントロールでオーバーテイクする姿に舌を巻き

仲間のネタでしかない裏切りに逢い、何度も周回を重ねる姿に爆笑し

完璧なジャックナイフでブッ飛ぶ小径車に肝を冷やし

そんなこんなで、なんやかんやが絶えなく

あっという間に120minの熱いレースが終了したのである

仲間達が出迎える感動的なゴール!

何やら盛り上がってるSAM’S BIKEチームを覗いてみると

新しい自転車信仰崇拝の儀式のカタチなのか??

もうね、皆本当に自由で「自転車を楽しんでる」って感じが堪らない

そして最後はもちろん

ファミリーの部!おじさん、感動した!

チーム混合の部!Team YOTEI 強しっ!

e-Bikeの部!H井さんチーム優勝!今後は更に増えるんだろうな

チーム男子!S本さん達も2位に食い込む!

ソロ女子の部!瀧本さん!素晴らしい!

そしてソロ男子!手稲山あずき倶楽部、恐るべし…

大会が始まってから3連覇なんて強者も出てきている

これを読んでるソコの貴方!この高みを目指さないか!?

漏れなく「ド変態」の称号も手に入るぞ!

そしてやまたけも…

俺、優勝ではもちろんない

協賛企業として景品を持って来たのだ

さぁ、このモデルカーが欲しいかぁぁぁぁっ!!??

次、グー出します(嘘

なかなかこういった体験ってできないよね

子供達が通っていた幼稚園の運動会のお手伝いで

玉入れの最後にカゴに入った玉をカウントする係になった時を思い出した

メルカリで売っちゃダメですよw

 

大会終了後、帰宅の途に着くクルマに手を振る

皆の笑顔が大会の大成功を物語る

 

しかし、全てが完璧で何も問題を感じなかったという訳でもない

参加者の皆様からのアンケート等によるフィードバックはもちろんだが

今後の大会の更なるブラッシュアップに向けて

垣根を越えた積極的な意見交換が必要なのは間違いない

 

完璧なイベントというものは、なかなか存在するものでは無い

一発のベストではなく、その時々で数多くのベターを重ねる事

それがきっと大切な事なのだろう

 

来年も極寒の美瑛の地でお会いできるのを楽しみにしております!

ホントはみんなと一緒に走りたいやまたけでした、ピース!