Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

ぼくのなつやすみ 前夜~一日目

2023/08/10  PM21:00

明日からお盆休みのやまたけ

今宵は久々のメンツと呑む約束をしていた

 

やまたけ家から最寄りの駅は徒歩3分

駅チカ物件でさぞかし便利なのだろうと想像している貴方は

きっと蝦夷の民なら札幌人

あとは本州以南の人だろう

1時間に1本来るか、来ないか

にしてもだ、

市内中心部まで250円で行けるってのはチートレベルである

それにしても暑い

陽が沈んでもこの気温とか、震える

一年だけ父親の仕事の都合で埼玉に住んだ際に

熱帯夜というモノを知ったやまたけ

「人の生きる環境ではない」と心底思ったのを覚えているが

まさかこの蝦夷地で味わう事になろうとは

 

最初の一杯を呑んだ時点で欲望のタガが外れたのは言うまでもない

 

2023/08/11 AM8:00

全身に纏わりつく脂汗

頭痛と吐き気を伴っての起床

煙る記憶の彼方に何処かで食ったラーメンの残像と

断片的な帰還の記憶がスナップ写真のように残る朝

誰も居ない家、明るい窓の外

臭いゲップをしながら、しかめっ面で拝む風景

「くそ、天気良ぇぢゃねぇか・・・」

熱いシャワーで臭っえ汗を流しつつ

散り散りとなった神経回路を束ねるが如く

冷水に切り替えて頭を冷やす

やるしか無ぇんだ!という謎の義務感

嫌な予感はしていた

到着時点でクルマが指し示す気温は33℃を越えていた

しかし今日は「山の日」

そう、山の日なのだ

心折坂より遥か手前で心が折れた

何度も言うがYamaichiさんには

「カミヒルをキメないと来てはならない」という

謎ルールなど無いのだ、これは本当だ

 

「キツかったら止めて帰れば良いんだ」

当時、まだ「坂の楽しみ方」を知らないやまたけ

カミヒルに挑む前にあれこれ言い訳をしながら

「行かない理由」で完全武装していた頃

当時でも齢70を迎えていたであろうN西氏から頂いたお言葉である

ezotional.com

 

このブログを始めて思いを新たにした事がある

「ダメだったってのもネタになるぢゃん」

やまたけは競技者でもなければ

自転車で飯を食ってる人間でもない

全てが成功、完璧である理由など全く必要ない

むしろ、「ダメな自分」をネタとして

笑ってもらえる方が、ある意味「おいしい」

 

尿酸値と中性脂肪、γ-GTP、悪玉コレステロール…

等が(多い)高めのおっさんが

「自転車」という趣味を通して

なんやかんや面白可笑しく

様々な人と出会い、笑っているのは

紛れも無い事実である

 

こんな素敵な趣味があるだろうか

コレでも効果あるんでっせ♪

青森から来たってサイクリストと

ヘルメットの「おにやんま君」で繋がった話題

こんな事でもお互いに笑顔になれる

 

なんか人生、得してんな

 

やまたけの夏休みは例年の如く

釘の味と笑顔で幕開けしたのである