Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

グレートアース富良野2022

2022/06/19

私は昨夜からなかなか寝付けなかった

予定していた時刻よりも早く目が覚める

尿意からくるものでは無い、本当だ

なんせかんせ今日はグレートアース富良野、初ライドイベントである

great-earth.jp

しかもYamaichiマスターS藤氏からのお声がけで「サポートライダー」としての参加である

しかし1週間程前からの天気予報は高確率での雨予報

私のスマホには天気予報アプリが4つ入っており、

そのいずれもが見事に揃いも揃って雨予報であったのだ

何故4つも?バイクを濡らしたくないという一心である、自分自身ではない

そんなこんなで迫りくるイベント当日を空に祈りを込めて心待ちにしていたのであった

バイクを積み込み出発!!

当日朝、雨は降っていない!なんとなく空も明るいぞ!

スタート前!レースとは違うドキドキ感

富良野スポーツセンターには既にたっくさんのロードバイクMTBもいるし、小さな子供たちの姿も

ひときわ目を引いたのがこちら!

おぉっ!タンデムバイク!!

長い!長いぞ!一体どぉなってるんだ!?話しかけずにはいられない

なんでもこのバイクは沖縄からレンタルしたモノとの事

クランクは?フムフム、こぉなってんのか?とマジマジと眺めていると

他にも何人かサイクリストが寄ってきて、鑑賞会の様相

やはり皆、自転車が大好きなんだなぁ

「親子の距離を近づける為に走ります」と照れ臭そうに笑うお父さんの笑顔が素敵

あ、今日は父の日だ!なんて素敵な過ごし方なんだろう

やまたけ家は・・・・いや、泣いてない、砂埃が目に入っただけだ

S本さん発見!!わーい!

南富良野町で夏はサイクルツアー、冬はワカサギ釣りといったアクティビティを提供しているS本さん

northgear-hokkaido.com

またS本さんの焼いたたこ焼きが食べたい

 

一般道路を使ってのイベントなので、一斉スタートではない

私はロングコース(110km)の中~後方の担当

なんとなくこの辺カナ?と目星をつけてスタート!

・・・!?スタート直後2km付近

一台バイクをひっくり返してタイヤを外しているライダー発見!

はい、パンクです

恐らく初修理なのか、チューブを外す所まではいっていたが手元がおぼつかない

選手交代!代打やまたけ!チューブをシュシュッと突っ込んでタイヤ嵌め

フンッとタイヤレバー無しで嵌ってちょっと嬉しい

最後尾のスイーパー、サトケンさんも到着したのでエアが入ったのを確認して離脱!

 

しっかしナイス天気で蒸し暑い

と進む事5km程・・・また停車しているバイクが、メカトラブルっぽい・・・

「クランクが外れちゃったんです」

何ぃ~~~!?

診てみると左クランクが外れてる・・・・

あれ?クランク軸のスプライン(ギザギザの事)が揉まれて変な減り方してる・・・

結構前から緩んでたっぽいな

しっかしBB軸がやけにガタつくな・・・と思って診ていると

「あ、コレも外れてたんです・・・」

1個のシールドベアリングを渡される

ん?コレって・・・・

フレームに圧入されてるベアリングぢゃね?

右クランクを抜くとフレーム側にベアリングが無い、あ、コレか

と絶望感に打ちひしがれているとサトケンさん到着

「こりゃ、ダメね・・・」と後は任せて再スタート!

しかし、まだ序盤で良かったのかもしれない

後半の疲れてる中でのクライム中とかだと、完全に落車コースである

自分で色々見様見真似で分解ごっことかしていて本当に良かった

日頃の分解清掃、チェックと組立は本当に必要なんだなぁ・・・と痛感

コースはまだまだ序盤、麓郷に向けての長ーく緩ーい登りの始まりである

見つけた!タンデム親子!

素敵な絵やねぇ~~、こんなん距離縮まるしかないわ

麓郷にて第一エイド!

とみ川玉ねぎラーメン!

なんとなくペースも掴めたし、距離的にも問題は無さそうなので

私のサイクリストとしてのアイデンティティでもあるお目玉様を解禁

おふざけモード突入である(ちゃんと走るし、パトロールもするのぜ)

なんせかんせ、コイツを付けていると「あ、やまたけだ!」と気付いてくれる人が多い

ある意味、コイツが「やまたけ本体」と言っても過言ではない

さてさて、ここから更にダラダラと登りが続くのぜ

強烈な晴れ男がいるらしい、エッゾい青空!

本幸地区まで抜けて「湧きオカ」で有名なカフェを通り過ぎ上富良野町へ!

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十勝岳クライムで拠点として使う日の出公園にて第二エイド!

おおぉっ!あのクルマは!!?

翼を授かる町議とやまたけ

二人の若いおねーちゃんにフラフラと吸い寄せられるやまたけ

上富良野のサイクリスト町議、佐藤だいすけ氏に取り抑えられる

やはり政治はこういった正義感の強い人がやらなければイカ

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ハッ!!?間に合わなかった!!

人類史上最大の翼を授かった御方もいた模様

帰宅後には手羽先程度の大きさになっていたとか、なっていなかったとか

知らんけど

 

やまたけにカメラを向けるとこうなるの図

日の出公園のエイドはオムカレー
しかしショートコースのライダーと丸被りしてしまい超長蛇の列!

コリャ食えないなぁ・・・と諦めてボトルのみ補給

浦河より参戦のH谷姉さん!

ゴリッゴリのスピードスケートアスリートの姉さん

昨年アテンドさせてもらった初青い池ライドで

「思っていた程青くない気がする・・・」と表情を曇らせていたのだが

「あ、サングラスしてたわ!(外して)わぁ~!青い青い!!」と

一同を大爆笑の渦に巻き込むという必殺技を隠し持つ

 

まさかとは思ったが、今年も色メガネ越しの青い池を楽しまれたとの報告アリ

 

日の出公園を後にして青い池へ向かう

日新ダムの脇を抜けてからも長ーい登り

「ここから5km程登ります!頑張って!」と伝えると

「ご、、、5kmも登るの・・?」と顔面蒼白のライダーも

こんな時はあえて真実を伝えずに

「あと少しですよぉ~」と嘯いた方が良かったのだろうか?

でもこれってローディあるある

ヒルクライム詐欺の常套手段では?

「サポートライダーに嘘つかれた」とクレームが入っても困るので(笑)

道の駅の看板を指さして

「次のエイド、道の駅の手前1kmがピークです!」と真実を伝えておいた

 

ピークを越えて、つかの間の下り

最後の右カーブはかなり急なうえ、ブラインドコーナーになっている

しかもすぐに若干路面の荒れた橋、そして直後に交差点

残念な事故も起きた事のある場所である

車列前~中程を走っている中級以上のライダーであれば

地の利が無くても対処可能だろう

しかしファンライドイベントには初心者も多い

一番怖いのは下りではライダーレベルに関係なくスピードが出るという事である

 

観光客も戻りつつあり交通量も多くなっている

カーブ手前でバイクを降りて声掛けをすることにした

なんせ5km登ってからの下り、しかも1km足らずというバランスの悪さ

「もっと下りが続くだろう」と油断もある

現にかなりのスピードで突っ込んでくるライダーも多かった

おにやんま君、起動!

藪にバイクを置いて道路に立つ「目玉のおやじ」

絵的にはシュールの極みである

致命的なアブやブヨの類には刺されなかったのもコイツのお陰か?

プラシーボかも知れないが

信じる者は救われるという言葉が私は大好きだ

 

途中、藪がガサガサガサガサっ!と揺れて

かなりハッ!としてGood

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「熊とかシャレにならんぞ・・・」と目を凝らすと

悠々と歩くタヌキを発見、ひとまず安心であった

 

ここで一旦最後尾まで下がり、道の駅ビルケで第三エイド

とても美味しいホットドックであったが、車列中程まで戻りたかったので

写真も撮らずにササっとリスタート

美沢美馬牛線を走り四季彩の丘を右手に過ぎる

美馬牛市街地を抜けてジェットコースターの路へ向かう

最高の撮影スポットもある

ジェットコースターの路手前には絶景スポットも

ここで数名のライダーの写真撮影をお手伝い

 

この辺りから終盤戦である

度重なるアップダウンが参加者の脚をこそげ取る

ジェットコースターの路で正に疲労困憊

精も魂も尽き果てかかってからの留辺蘂地区に結構怖いスポットがある

登り返しに気を取られてグレーチングに気付かない

軽く下った先にある7%登りの看板に目を奪われる

先も見えない為、なるべくスピードに乗って登り返したくなるのが心情であろう

ましてやロングライド終盤、脚は売り切れ寸前もしくは叩き売り状態である

実はここ、自動車で走っても減速しないと相当バウンドする結構危険な場所

こういった危険スポット対応はサポートライダーでは難しい

目立つ看板かスタッフがいた方が良いと感じた

そしてそれは車列中~後半のライダー達にとってこそ必要な対応である

 

千望峠入口の交差点にある自販機でドリンク休憩を試みるライダー達

美馬牛界隈でボトルのみ程度の軽いエイドがあっても良かったのかも知れない

しかしこの自販機が参加者の希望を打ち砕く

小銭切れで札中止&小銭全額リターンという鬼モードに突入していたのだ

まさかのCOKE ONのみ対応という鬼畜っぷり

幸い私はアプリを入れてあったので対応

やまたけに小銭を支払い、私がCOKE ONでドリンクを購入

というデジタルとアナログが絶妙に混じり合った何とも不思議な空間となっていた

超絶身体に染み渡る!

最終エイド、とみたメロンハウス

www.tomita-m.co.jp

私が富良野で働いていた頃とは比べ物にならない程の大きさになっていてビックリ!

メロンの甘さとソフトクリームの冷たさに魂が蘇る

ここでMr.占冠、G藤氏とサイクリスト町議、佐藤だいすけ氏と合流

ここからゴールまではほぼ平坦の5~6km

ゴール手前では既に帰路に着くライダー達とスライドも

皆、とても良い笑顔だったのが印象的であった

 

ゴール後に談笑していると一人の女性ライダーが

「ペダルが外れなくて困っています」

それは大事件だ、おじさん達に任せなさい

「困っている女の子は必ず助けなさい」と

爺さんからの遺言を授かっているというG藤氏

宗教上の理由で全く同上のやまたけ

輪行袋に入れるのにペダルを外さねばならんらしい

運営のメカニックのY田さんに工具を借りて難なく解決

目玉はこんな時「あの変な人は話しかけても大丈夫っぽい」という油断を生むらしい

そういえばとみたメロンハウスでも2歳くらいの女の子に話しかけられたっけ

 

走らさった~

何件か落車があったとの話もあったが、大事には至っていないらしくひと安心

パンクはかなりの件数があったらしい、メカトラブルも数件

しかし「クランク抜ける」というのはかなりレジェンドクラス

やはりイベント前のセルフチェックは重要だ

予想外の好天にこんがり

サイクリストあるあるの2トーン脚

からの

ポッキー指よな

 

有給を取ってのサポートライダー参加

参加者の皆さんの大満足の笑顔に元気を頂き

自分自身の気付きや勉強にもなった

今後もこんなチャンスがあればどんどん参加していこう

お声掛け頂いたYamaichiマスターS藤氏に感謝!ありがとうございます!

 

え?遊んでないで仕事しろ?

これも「社会貢献」という名の立派な仕事でっせ

知らんけど