旭川界隈のサイクリストには挑むべき壁がある
十勝岳の「峠レビュー」はコチラ
全国の峠という峠をなまら登りまくっている「坂バカブロガー」大関氏
その足は北京ダックより香ばしく焼け、常に半パンでおみ足を魅せ付ける
何度かご一緒させて頂いているが、鼻血出しても追いつく気がしない
正に「黒い弾丸」
レビューにもある通り、十勝岳クライムは美瑛側と上富良野側の2ルートが存在する
美瑛側からのクライムには終盤下りも存在し、景色も楽しめる
しかし、多くのサイクリストが挑む「上富良野ルート」は
下り一切なし、後半に向けてクレッシェンドしていく勾配、最終局面では14%とか
しかもずっと山に向かって走るので「景観が楽しめない」のである
なぜ人はヒルクライムに挑むのであろう?
答えは簡単「ソコに坂があるから」
ドMサイクリストは次々と蟻地獄にハマるかの如く
十勝岳にチャレンジし、そして散ってゆくのである
今日はとても暑い
トップチューブに汗が滴る
速度はどんどん落ちていき、ついには1桁に
アブやブヨの類の「刺す虫」達が纏わりつく
・・・アカン・・・・
次の瞬間、体の異変に気付く
「汗が・・・・止まった・・・・」
先程までボタボタと顎から滴り落ちていたちょっと臭そうな汗が
ピタリと止まっていたのである
汚ったね、、、、w
完全に「ヤバい状態」なのはすぐに脳内で理解した
腎臓打って血尿出た時と同じくらいの「ヤバさ」だとすぐに認識した
当然、速攻で引き返す
YAMAICHIさんで反省会
本日の敗因「調子こいて自走で挑もうとした事」
間違いない
しかし私の心は清々しかった
今日のチャレンジは決して「失敗ではない」
「上手くいかない方法を学んだ」のだ
哲学者になったつもりは毛頭ない
しかし私は「チャレンジする」という行為に
今までに感じた事の無い高揚感と、無限の価値を感じ始めていたのだ
頂上に辿り着いた時に,きっと何かが判るハズである
何が判る?まだ頂上に辿り着いていないから、それは判らない
でもこれだけは間違いなく言える
「チャレンジしない人間には絶対に見る事が出来ない景色」というモノが必ず存在するという事を
ロードバイクという乗り物は
人生観を変える力を秘めている
to be continued