2023/08/27 AM3:00
いきなり「バッキーンっ!」と瞼が開く
窓の外はまだ暗い、が
雨は降っていない!
もう興奮が止まらない
ダメだ、一旦落ち着こうと「朝の儀式」の為にトイレへ
今日も惚れ惚れとする腸内トラフィックである
お腹もスッキリした所で…
うぉぉぉぉぉっ!眠れねぇぞっ!ゴルァ!!
と、いう訳で出発
え?何処へって?
今日は
かみふらの十勝岳ヒルクライム2023
そう、勝負の日である
ただっ広い日の出公園駐車場
一番乗りだぜ、レース結果でこうはならんがなw
と、もう一台現れたクルマ
知ってる、あのクルマ、つるりんさんだ!
自転車始めて数年経つが、こういったイベントの何が楽しいって
加速度的にお友達が増えて、その方々と再会できる場になっている
という事に他ならない
もちろんレースだ、真剣に走るよ
全道各地に散らばっているサイクリストのお友達と
会場で顔を合わせてゲラゲラ笑い合う
こんな素晴らしい時間を楽しみにしないなんて勿体ない!
たまたま隣に停まったクルマから降りてきた選手
え、このクセの強いジャージ!
と、声を掛けてみたら
過去にカミヒルやった時にたまたま駐車場にいて
一緒に走ろうぜ!って巻き込んだ
ブラックサンダーのジャージを着た彼だったりするっていう奇跡
SNSは一切やってないとの事で残念ではあったが
数年の時を経て再会するってのもまた素晴らしい
つるりんさん、モーニングコーヒーを淹れてくれた
オッサン同士で飲むモーニングコーヒー
最高ぢゃないかw
続々と駐車場に車が入って来る
「お金を払って辛いヒルクライムを楽しむ」という
変態の極みの連中である
っと、K野師匠!?
Pota Coroおかんの姿も!
この後、速攻でスタッフビブを渡されたのは言うまでもないw
YamaichiマスターS藤氏は最後尾の回収車担当
参加する常連客達の姿を、指をくわえて見ていたのであった
ダーハラ氏と一緒に写るはM本氏
ぶらっと出かける先がエゲつない遠方だし
「Yamaichiにランチ食いに行こうっと♪」と
何故か芦別方面に漕ぎ出してしまうお方
「まさか自走ぢゃないですよね?」と確認はしておいた
I林姉さんも完全にゾーンに突入
外気温の上昇と共に、選手全員のモチベーションが更にアガってくる
選手たちの荒くなってくる一方の鼻息のせいなのか?
会場はやけに温度だけではなく湿度が高い
こいつはハードなレースになりそうだ!
「何故だろう、胸の鼓動が止まらない」
いや、止まってたら大変でしょうが
そんな小話は置いといて
本当にスタート前というのは得も言われぬ緊張感がある
トップを狙う選手達とは明らかに違うと思う
「これからどんな楽しい事が起こるんだろう?」
「今日の自分にどんなハプニングが訪れるのだろう?」
やまたけのスタート前はこんな感じである
スタート地点まで向かうパレードラン
自転車を始めた頃には居なかった「チャリ友」が沢山
皆で向かうは十勝岳のピーク、凌雲閣
仲間がいるから楽になるって訳では勿論ないが
心の支えになるのは確かだし
アイツにゃ負けねぇ!ってモチベーションにもなるのも間違いない事実
おしゃべりはココまでだ!
スタート地点に差し掛かる
さぁ、逝くぞっ!ロードバイクで行ける道内最高地点、凌雲閣へ!
しかし暑い!
汗が止まらない
皆には内緒で直前に導入した秘密兵器
全っ然、効いてない感が漂う
安定の勝竜橋付近でギヤが売り切れ
毎度毎度インナーローの小太りのオッサン
汗だくサービスタイムのスタートである
もう、この先は自分との我慢比べの時間
「今しかやれない事をやれ」
最近、やまたけが信条として持っている言葉の一つである
「諦める」という選択はいつでもできる
だが「諦めない」という選択ってのは
正に「今しかできない事」
非常にベタなこの言葉、正に
「今しかできない事をやれ」って事だ
脳味噌から身体の全細胞に送る指令
前を見ろ!そして
踏め!回せ!そして進め!
誰が為に、何の為に
こんな苦しい事を「課金して」やってんだ!?
俺はアホなのか?
狂っているのか?
全く判らない、そう、今は
きっと答えはゴールにある「ハズ」なのだ
そうじゃなければおかしい、いや、そうあってくれ!!
ヘロッヘロで辿り着いたゴール手前
全身の筋肉細胞達は既に仕事を全うしているハズだ
意識をして挑まないと呼吸すら危うい
焦点が定まらない、何処に向かってるんだっけ?
「ラストぉぉぉぉぉっ!」
「逝けぇぇぇぇっ!!」
聞いた覚えのある声が聞こえる
あぁ、あっちに行けば良いんだな
だってあっちには仲間がいるみたいだから
自分の中に残った力だけではない
明らかに外部から注入された燃料で動いているのが判る
一人で登っていた頃のカミヒルとは明らかに違う
そら素晴らしい景色がソコにはあるのだ
コマンゲリヲン総合3位に食い込む!
マヂかよ!スゲいぜ!
表彰式で送られる高みに登った勝者への称賛に
全く興味が無いかと言われると嘘になる
だが「低き所に水は流れる」と言われると腹が立つ
やまたけには自負がある
「今日という日を一番楽しんでるのは私だ!!」
レース後に皆で向かうは
いまさっきまで誰も居なかったのに
全ての席が「汗だくのサイクリスト」で埋まるという
まさに地獄絵図
どいつもこいつも顔にジャリジャリと塩を浮かべて最高の笑顔
やまたけは忘れていた
「仕事、そう、コレは仕事の一環だ!
皆様の未来に「ワクドキ」を!と言っておきながら
自分が一番ワクワクドキドキしちゃって
ほんと、さーせん
PB更新はならず、ってかPB出した時から10kgは増えてる
バイク1台背負って走ってるようなもんだよな
I林姉さん、本当にありがとうございます
大切に一気呑みしました
現場からは以上です!!