2023/09/10 AM3:30
もう、説明するまでも無い
そう、やまたけは興奮している
昨年大会時にもサポートライダーでエントリーしていたのだが
直前にお義父さんが急逝してしまうという一大事でDNS
ちなみに前回はスタート時から雨模様、気温も低く
動画を観ているだけで容易に想像ができるほど
相当ハード、いや「サバイバルモード」に近い様相であった
雨の日には夢のように効かないカーボンリムブレーキ
アップダウンの激しい美瑛のコース
きっとお義父さんがやまたけの身を案じて引き留めてくれたのだと
後日、この動画を観て感じたのは本当の話
無事にバカな事言いながら自転車に乗れる有難さを噛みしめながら
5:00には現地入りしてしまうやまたけ
当然誰も集合場所には居ない
駐車場には沢山の見慣れたトヨタ車がズラリ
ゴール後に参加していたトヨペットの方にお聞きしたのだが
市内の試乗車をかき集めて提供しているとの事
来年はやまたけのシエンタだけでも提供してみようか…
GF摩周をサポートで走った辺りからリュックを背負う事にしたやまたけ
スタッフビブを着るとバックポケットにアクセスしづらいのよね
エイドはあるがラムネや塩飴、梅干しシートとかもブチ込んである
このブログを読んで頂いている方々はご存じであろう
先日開催されたツールド北海道
初日の十勝岳で大変痛ましい事故が起こってしまった
ココで事故の詳細や私見を述べるつもりはないが
その直後のライドイベントのサポートライダーである
何とも表現する言葉が見当たらない緊張感が
この場の全員の間に漂っていたのは間違いない
「周りが見たら、レースなのかファンライドなのかなんて判らない」
全くもってその通りだと思う
未だにやまたけの周りにも「競輪」と勘違いしている方も大勢いる
とにかく安全第一、全員での共通認識は正にコレ
総勢約400名にものぼる参加者達
いやがおうにもテンションがアガってくる
やまたけも準備準備♪…ん??
昨夜、コースを入れたガーミン様
一向にお目覚めにならない…
嘘ぉぉぉぉぉ~んっ!!
こいつは参った、どぉすっぺ
もう、心拍しか取れなくても良いやとSTRAVAでログだけ取る事に
コースは立証のスタッフがいるから大丈夫べ
黙祷から始まった開会式
各来賓からも「安全第一」の声がかかる
スタート直後、何か考え事していたやまたけが
ミスコースしたのはこのグループEの数名しか知らない事実
マジでさーせん
「大丈夫か?コイツ」ってなったのは間違いない
クネクネ曲がる美瑛町市街地を抜けてしまえば
ただひたすら丘と戯れる「坂祭り」の開幕である
昨年大会とはうって変わって、最高の天気
参加者の皆様の笑顔が眩しい
稚内ライドの時のお星さまになったスマホ
画面修理後に何故か圏外になるという不具合が頻発
超絶ストレスを感じて機種変更したのだが
「もう、落とさない」と心に誓って投入したのが
多少不便はあるが落とすよりは数千倍良い
「すかさず撮る」ってのにまだ取り回しが慣れない
気温もどんどん上がる
もう9月だぜ…30度越えになっているのは間違いない
ボトルの水を飲みながらも余裕を見て身体の冷却にも使用する
序盤にメカトラブル対応で止まっていた前走のサポートK浦さん達
後ろに付いている方は、実はやまたけが担当している弊社のお客様だったりもする
実にいろいろな角度から関わり合いが持てるというのも
自転車という趣味の懐の深さであろう
それにしても素晴らしい景色だ
エイド食は本当にライドイベントの良し悪しに大きく影響する
どこのエイドも実に美味しく素晴らしいものであった
特にランチのカレーはボリューム全開からの
丸亀製麺のキッチンカーまで召喚
「withうどん」という大盤振る舞いであった
「ココから動きたくない…」正直そう思った参加者もいたハズ
お腹一杯、胸いっぱい
後半戦は自らにウェイトハンデを課した参加者達の
嗚咽と悲鳴が美瑛町の丘にこだまするのである
第三エイドを過ぎたあたりから参加者達の様子が…
最終局面、残り5km!との案内
まっすぐ進めば美瑛町市街地!
からの謎の左折
目の前には「坂」
そう、このコース
「思う存分、丘のまち美瑛を味わい尽くして欲しい」という
実にサディスティックなコース設計者の元に考え出された
「無限坂地獄」と言っても過言でないコースなのだ
みんな、本当に辛いのがお好きな模様
さすがに残り数kmからの登りで心をへし折られたライダー数名がバイクを押している
「大丈夫ですか?」ではなくあえて「生きてますか?」と声掛けすると
「タヒんでるよ!www」と笑顔で返される
「笑っても泣いても残り3kmも無いですよ!」
「くうぅぅぅっ!行くかぁぁっ!」とバイクに跨る
自転車乗りは皆、前向きで本当に助かる
ゴール後に十数分、足攣りで悶絶していたのは内緒のやまたけ
ゴール後はゴールアーチのそばで後続の参加者達を拍手と声援で迎え入れる
「おかえりなさい!」の呼びかけに笑顔がこぼれる
ゲストライダーのYUKARIさんと満面の笑みで走って来る男達
その中でもひと際、笑顔がパないチェレステな男が一人
旭川に住む友達と参戦してくれていた
遠い所、本当にありがとう!また一緒に走ろうね!
大きなトラブルも無く、無事終了となったびえいセンチュリーライド
運営の皆さん、本当にお疲れ様でした
「無事にイベントが終わる」ってのは
決して当たり前の事ではない
心のどこかに「生きている事」の大切さを感じるイベントとなった
そしてつい先日行われたお義父さんの一周忌
一年という時の流れの速さに驚きを隠せない
残された者にしかできない事がある
生きている者にしかできない事をしていこう
大好きな自転車に皆で笑顔で乗り続けられるように
改めて
亡くなられた五十嵐洸太さんが安らかな眠りにつかれますようお祈りいたします。