Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

グレートアース富良野 2023 続き

2023/06/18 AM9:00

第二エイドのかなやま湖を出発し

湖を渡る橋を走り

これまで右手に見ていた湖を左手に楽しむ

東鹿越(ひがししかごえ)から南富良野市街地付近まで向かい

ここから今イベントの最高地点「三の山(さんのやま)峠」に向かう

譲り車線もあるのだが、大型車両の往来が多い

とりあえず「一番苦しい所でキメた写真」を撮りたいやまたけ

譲り車線が終わる50m手前でバイクを置いて写真を撮る事にした

 

「ラスト50!頑張って!」と声を掛けるが

譲り車線が終わっても登りはまだ数百メートル続く

このイベント後に「あいつ、56してやる・・・」と

殺意を覚えた人も少なくないのかもしれない

 

サイクリストは嘘つきがデフォルトだ

「あとちょっと」は数Kmではない、数十kmである

「もう登りはない」、そんな訳ない

しこたま登るというフラグ

「ゆるポタ」はバイキルトで攻撃力をアゲておかないと

ボッコボコにされる素敵なイベントである

 

やまたけは割と素直な方だと自覚はしているのだが

世間一般的な距離間隔は見事にバグっているのだと

最近、自覚したのである

既に「こっち側」のAiちゃん、余裕の笑顔

「どうせラストぢゃないんでしょ?」

と笑いながら登っていくAiちゃん御一行、正解!

少し反省しているが、ココでダンシングで勢い良く発射したお方もいた

多分、30秒後には「クソがっ!!」と失速したに違いない

 

だがしかし、やまたけは全く反省などしない(オイ

そもそも論、「130kmコース」を選択している時点で

普通の定義が揺らいでいる人間達

一万円を超えるエントリーフィーを払い

100kmオーバーのライドイベントにエントリーしてくる輩達である

言うなれば「大根おろしは辛ければ辛い方が萌える」的な面々

軽く震える程の「辛さ」ってのを提供できなければ

「なんか、刺激が足りないライドだったよねぇ~」なんて言われかねない

やまたけが常にライドのツボとして思うのは「メリハリ」である

「楽しい」と「辛い」がトレードオフになる瞬間を常に模索している

 

峠を越えて次なるエイドは東山(ひがしやま)地区にある

樹海小学校を越えてすぐ右折した所にある

64.5km地点「農産直売所しずく」である

冷えっ冷えと熱っ熱のミニトマト

冷たいトマトは食べ慣れているが「焼いたトマト」ってあまり食べないやまたけ

酸味が抜けてとても甘くて旨い、BBQでお試しあれ

かなやま湖のエイドで

「ココまでの登りが一番キツい」

「あとはたいした事無いですYo」と伝えていたやまたけ

んだよ、登るぢゃんっ!!

正直、三の山峠忘れてた件

てへぺろでござんす

と、ここで麓郷(ろくごう)方面に向かう道中

結構なアップダウンがあるのを思いだすやまたけ

ま、景色も良いし、楽しく走れるでしょ!

色違いのジャージで走るお二人、素敵やん

こんな景色観たら、元気になるしか無いよね

進行方向に怪しい雲が目に入る

「一瞬」と言うには長いが「降られた」と言うには短い雨に当たる

それにしても何故だろう

めっちゃ腹が減ってきたぞ・・・

エイドちゃんと食ってるのにな・・・

到着した麓郷のエイド80.3km地点「グラスフォレスト」に到着

ラーメン食える!って思ってたら・・・

空腹具合も最高潮
来たぜ!ラーメンタイム!と思ったら、まさかの「野菜スープ」

ここで気付いたやまたけ

「糖質が足りてない!!」

エイド食がヘルシー過ぎる!!

炭水化物が無い、糖分が足りない、エネルギーが枯渇している!

空腹の理由が判ったやまたけだが、次のエイドは日の出公園

あそこのエイドは・・・間違いない!

決意を新たに麓郷街道を駆け抜ける

 

ジモティーが「9線道路」と呼ぶ

鳥沼公園を抜けるルートで上富良野に向かう

途中、ミドルコースの方達と合流となる

お?折り畳みバイクで参戦か?とカメラを向ける

顔出しNGな感じだったのでスタンプw

後日明らかになったのだが、自転車系YouTuberであった

www.youtube.com

いろんな所に行ってる人なんだな、スゲい

とりあえずチャンネル登録は済ませておいた

カメラを向けると皆笑顔な件

自転車って素晴らしい

人力でしか進まないから、お互いに励まし合うし

頭の中が空っぽになっているのか知らんけど

皆、とても素敵な笑顔が撮れる

もう登りは無い?いやいや

「後藤澄夫美術館」周辺で正に「脚を削る」アップダウンが・・・

皆の苦悶の表情を撮りたい!

良いね!最高ぢゃん!

ゼェゼェハァハァ言っといて、カメラ向けたらこの笑顔!

ではご褒美のエイドだよっ!

やっと来た!炭水化物!!

114.3km地点でようやく糖質エイド!

先頭集団をお任せしていた「青い軍団」のライダーと談笑

「エイドあるから油断してました」とオムカレーをおかわり

「ハンガーノック寸前まで踏むんぢゃねぇよ」と思いながらも

GF摩周での先頭集団の取り扱いに何かしらの答えが見えたやまたけ

やはり「先頭にいる輩」の扱いってのは難易度が極めて高い

エイドなんてのは「補給」に過ぎないという点である

奴らはエイドを「地元の云々」なんてのは知ったこっちゃない

糖質?タンパク質?アミノ酸入ってる?

食事でもない、補給であり、栄養素重視なのだ

逆に、ここに特化したら

ニッチな顧客層を狙える料理教室とか

サイクリストメニューなんてのが出来るんぢゃね?って思う男

最終エイドは最高にスウィート!!

最終エイドは皆大好きメロンなスポット

とみたメロンハウスである

ここでお客様に遭遇!

こんなアホですみませんw

とてもオシャレなお客様、こんな私が担当で申し訳ないw

例の如く、反省は全くしておりません

アイス食いながら脳幹がシュワシュワしてくる「あの感覚」を

楽しみつつ、終焉に向けて心の準備をしていたのである

初心者チョイスではないスペックw

手足も長くて素晴らしいプロモーション!

同じ人間なのか良く判らないのだが、

とりあえず楽しそうだったのでヨシ!

ゴールにはイツメンが待ってくれていた

温度が近い人が近くにいるってのは・・・

甘えや慣れ合いではない

自転車という共通の趣味において

「サボる事」を知らない連中の集合体である

全員があらゆる方向で「強い」人間の集合体である

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やはりあのエイド食では足りないんぢゃね?

 

サポートライダーで走ると

色んな事が観えてくる

これは本当に役に立つ知識となるし

次に役立てるべき目標となる

 

サポートってのは

自分のライドの幅も増える良い機会になるんだな

知らんけど