Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

根暗の特権

2023/01/08

正月休みも明け仕事でも2023年がスタートしたやまたけ

仕事から帰ると心待ちにしていたモノが届いていた

スクートちゃんの靴下!

札幌にあるスノースクートに強いショップである

「North Point」さんのオンラインショップでお買い物をしていたのだ

www.northpoint.co.jp

移動時の車載などではやはりカバーが欲しかったのだが

中古で出品があったのが本当に神レベル

あるとないとでは心持ちが違うよね

そして真打がこいつ

これこれっ!待ってた!

そう、みんな大好き「非貫通ブッシュ」である

やまたけ自身も全く知らない世界であったのだが

2~3回実際に乗ってみて強く感じた事があった

何もかもがシビア過ぎる!

操作に慣れていないというのが絶対的にあるのだろうが

あまりにハンドル周りのコントロール性がシビアで

常に激しく振られ、抑え込むのに必死で腕がパンパン

カーブでの体重移動も雪面の凹凸でガンガン突き上げられて

コントロール不能になってブッ転ぶ感じが多かった

「とんでもないじゃじゃ馬だなや・・・」と全身筋肉痛になっていた

帰宅後に色々調べているとスノースクート自体が進化している事が判った

 

フレームとボードの取付方法が変わっていたのだ

フロントのボードを外した状態

ボードにスタッドボルト(上下ともネジになっているボルト)で取付してある

ココに薄いクッション材を挟んでフレームと共締めして固定する

このスタッドボルトを先程のゴムブッシュに交換するのである

取付ボルトはその名が示す通り「非貫通」である

非貫通ブッシュに交換

こうする事で何が起きるかというと

良く判る図解

上がスタッドボルト、下が非貫通ボルトの図である

ブッシュを交換することでボードの「しなり」が有効に使えるようになるのだ

取付ボルトの間隔が長いリヤ側は特にこの影響は大きくなる

従来の取付方法だとボルトより先のボードのしなりしか使えない

しかもスタッドボルトだとしなったボードがフレームにダメージを与える

良く判る図解 ver2

フロント側は取付ボルトのピッチがそれほど長くないのでそうでもないが

リヤ側はフレームに結構な負荷がかかっていた様子である

ボルトでフレームが削られている

精神衛生上の処置ではあるがちょうど良い物を見つけた

ハトメ、きっと何かの役に立つ

穴径が・・・しかもこの形・・・

あら、ぴったり

気休めにもならない強度だとは思うが

なんとなくセンター出るっぽい気がする

この「なんとなく〇〇っぽい気になる」ってのが好きなやまたけ

せっかくボードも外したのでエッジの処理もしておこう

特攻被害を最小限に抑える処置

ダリングっていうらしいが「使わないエッジを丸める」作業

エッジのサビ磨き

こういった根暗な作業は得意中の得意分野である

ピカピカになったりツルツルになったりとか

本当にたまらない

さて、組付していこう

・・・ぬぬ?

溶接跡が干渉している!?

リヤボードの前側ブッシュの座金がフレーム溶接跡に干渉して斜めってる・・・

あぁ、こういうの

すんげぇ気になるわぁ・・・

という訳でホーマックへGo!

ワッシャー購入!

コイツを間にブチ込んでぇ

ウム、良かろう

あと、前後のボードの取付角度っていう要素もあるらしい

「面出し」という作業らしいのだが

せっかくだからやってみよう

↓参考にしてみたのはコチラ↓

www.snowcycleworld.com

フムフム、ストレートエッジ?んなモン無いなぁ・・・

はっ!コレ使えるんぢゃね?

と見つけたのがG-Funのアルミフレーム

逆さにしてG-Fun乗っける

要は前後のボードをフラットになるようにスペーサーで調整するって作業

フロントボード側に大きな隙間ができとる

先程のワッシャー、2種類買ってきたのは厚みの差があるからである

隙間を確認して、ボードを外して、ワッシャー入れて

ボードを付けて、また隙間を確認して、ボードを外して・・・・

え?つまらなさそう?

全っ然楽しいんですケド何か?

至福の時間と言っても過言ではない

前後だけではなく、左右でも影響し合う隙間達

根暗で良かった

ビタっと決まるとエンドルフィンが分泌される

その道のプロが観たら「違うんだよな」となるであろうが

これはやまたけの「基準値」、いわば「ゼロ点」の設定である

前後の板の面がフラットな状態が一番設定として復元しやすい

ここからどう振ったら自分にとって乗りやすくなるか?

というのを模索するのはこれからである

 

2023/01/10

おいおい、天気最高かよ

向かうはO西氏も「雪上ギア試験場」と呼んでいる

旭川市民憩いのスキー場、伊の沢市民スキー場へ

www.asahikawa-dpc.co.jp

オープン時間前に到着しちゃう愉快なやまたけ

ハイクアップで心拍数を上げる

ソリ遊びする親子の「何だアイツ」的な視線を

満面の笑顔でガン無視する汗だくのオッさん

なんて良い景色だろう

見せてもらおうか!

非貫通ブッシュとやらの実力をっ!

 

2~3回の体験とYouTubeでのイメトレの成果なのか

非貫通ブッシュ&面出しの効果なのか

「確実にコントローラブルになっておる!」

全く違う乗り物のようではないか!!素晴らしい!

大満足の結果にまた昼飯を食うのも忘れ

ひたすら登っては滑り降りるというのを繰り返し

全身汗だくでヘロヘロになれた

しかし今日は前回と違い、腕の痛みや脚のアザになりそうなダメージは無い

これでしばらく乗りこんでみてから

ブッシュでセッティングを変えてみたりとかすると

違う景色が見えるのだろう

 

・・・・え、ココにも沼かよ・・・

やれやれだぜ