大変お気に入りのTIME EXPRESSO 1
ただ一点、購入してからずっと気になっていた事があったのだ
「回りが重い気がする」
フリーの状態でクルクル回らず、感覚的には「ヌルッ」と回転する感じ
先端部が自然と上を向くという事も無く、いつもつま先でペダルを回して嵌めていた
この際、やってしまうか!?
心の奥にいる黒っぽいやまたけが囁いている
先ずは観察
フムフム、この回転方向で「締まる」という表記であろう
本来であればきっとこのキャップの凹部にしっかりと噛み合う工具があるのだろう
当然、我が家にはそんなモノは無い
しかしながら、プラスチック製のキャップである
とんでもない締付トルクではないのも想像に易い
こういった際にはこうだっ!
ウォーターポンププライヤーという工具はこの時の為に産まれたのだ
知らんけど
工具セットにも良く入っているヤーツだけど、
単品で売っているモノは精度が段違いに高いのぜ
相手はプラスチックキャップなので強く掴み過ぎると割れてしまう
弱すぎるとズルっと滑って傷ついてしまう
この辺りはもう「良い塩梅」、「野生の勘」
そうとしか説明できないので
「真似して傷つけた」とか「キャップ割れた」とか言われても知りません
リスクを自分が許容できる範囲で取って行うのがDIYである
防水の為にシールが打ち込んであるので細いマイナスドライバーでコジコジ
次は清掃!
ではペダル側は、、、
一番奥にニードルローラーベアリングが見える
シャフトに圧入されているベアリングと奥のベアリングで支えているんだな、ふむふむ
それにしてもこのグリース、固すぎやしないか??
正直、ここまで固いグリースは不要な気がしてならない
自動車のベアリングにすら、こんな高粘度のグリースはめったに使用しない
当然、回転抵抗となる原因の一つとなる
という訳でキレイに清掃して持っているグリースを充填
組上げ後に確認してみると良い感じ
自然に重たいペダル後方が下がり、先端部が上を向くようになった
何しろ簡単に分解できる事が判ったので、異常を感じたらすぐに対処できる
あまりに高いモデルだと私でも躊躇して分解できない
手入れして使うってのは本当に面白いものである
コイツは・・・分解する勇気が持てないのぜ・・・