Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

グランフォンド摩周は釘の味

2023/06/04

グランフォンド摩周、いよいよスタートである

スタートっていつも不思議な緊張感に包まれる

「速め」「普通」「遅め」の3つの立て札

自分の脚と相談してグリッドに付くのだが

ココでハッキリ言っておくぞ、諸君

ロングにエントリーしてる時点で

世間様からは普通とは思われて無いからな!

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先頭集団のサポートに入ってしまったやまたけ

バイクとウェアを見ればなんとなく判るようになってきた

ココには「ヤバい奴しかいない」

食物連鎖の頂点に君臨する、いわゆる

「狩る側」の人間達である

H川氏!任せたのぜっ!

見るからに登れそうなH川氏がサポートリーダーとなり

JALのお姉さまの美声でスタートの号砲が鳴ったのである

きっちり1%以上登るという釘臭漂う素敵なルート

「ファーストエイドの9〇〇草原まではパレードランですね」
宣言通り序盤は脚に覚えのある猛者達を

見事に封じ込めに成功したH川氏

やまたけは先頭集団の後方に位置していたのだが

ココまで登る時点で数名の脱落者と引き換えに

自称「普通」と申告してスタートした

登坂のペースとフォームが明らかに違う連中が

スルスルと追い抜いていく様を目の当たりにしたのだ

「普通」では無い連中である

ファーストエイドの9〇〇草原では

摩周ブッセ(菓子司 風月堂)をゲット!

www.masyuko.or.jp

写真撮っておけよな、やまたけ

本当さーせん

控えめに言って

最高に旨かったのぜ

ココ、9〇〇草原はフォトスポットとしても秀逸である

なんせ自称「720°パノラマ」

勢い余って2回転しちゃう絶景が楽しめる

フォトスポットにも余念が無い

Hらさんと牛(試走時T馬さん撮影)

エモ過ぎる、そして

エゾ過ぎる

 

第一集団はエイドにそれほど関心が無い

↑個人の感想です

単純に補給という概念しか無いのである

弟子屈町市街地を抜け

本日のメインイベントである

摩周湖第一展望台クライムの開幕である

・・・とその前に

水でも飲んで、落ち着こうぜ

クライムがスタートする寸前の

レラ摩周にて簡易エイド

rera-masyu.com

H川氏とK野師匠を交えて話したが

「展望台が第2エイドだし、勝手に登らせといて良いんぢゃね?」

先頭集団は正に「強者」の集まりである

という事は、ある程度のトラブルにも対処できるし

安易な落車などは無い

放っておいても走る連中である

まして一本道の区間

ホリエモンよろしく

「行ってらっしゃいっ!」でオケ

 

やまたけもヒーコラ登る

まぁ、それなりに踏んでりゃ登れる

距離はそこそこあるが

普段から十勝岳という厳しい先生に

稽古を付けてもらっているお陰で

「タヒぬ程では無い」という感想

まぁ、どうにかなる(追い込んでないから

2ndエイドは摩周湖カムイテラスのいもだんごである

mashuko-iozan.jp

今日も摩周湖が綺麗に見える!!

いももちの塩味が浸みる

このタレ、飲みたい

PotaCoroおかんと稚内ライドに行った時に

痛感したのが「塩不足」

ezotional.com

塩分は旨いと思える時点で積極的に摂取しておくべし

それにしてもピークは寒い

ウィンドブレーカーを着込んで

早い所、下界に降りよう

フォトスポットとして立ち寄りたかった硫黄山

エイドとして設定はしていないスポットなので

通りすがりの自撮りしか無いが

なかなかの迫力である

下山して向かうは3rdエイドの川湯ビジターセンター

www.kawayu-eco-museum.com

ここで昼食である

ビジターセンター内にあるChip Hop Cafe のカレーで舌鼓

おシャンティなカレー

ここでH川氏から提案が

「この御方達の制御に苦慮しております

先頭、2人で回しませんか?」

先頭のペースを作るのがお仕事

一人より二人の方が良いに決まってる

という訳で後半戦はやまたけも集団コントロールに参戦

「Ave.30km/hがMaxくらいでお願いします」とH川氏のオーダー

あい、わかった

この時点では生存確認できていたH川氏

向かい風がキツい

なんとか30km/hを死守するべくペダルを踏むやまたけ

皆、走りに「のりしろ」がある

「ずっと引いてもらってるんで、代わりますか?」

と、優しい言葉をかけられたやまたけ

ごく普通に「あ、ありがとうございます!よろしくです!」と

答えてしまった

スッと前に出たビブの背中に「8848m」の文字

さりげなくエベレスティングしてる男

油断していた、迂闊であった

ココは第一集団、狩る側の人達

30km/hで保っていたペースが

徐々にだが確実にアガりだす

しかしほどなくして信号交差点となり

事無きを得たのである

「やっぱり、走り足りないんだな」

そう思ったやまたけ

次の区間はクルマの往来はほぼ皆無な区間

ハンドサインで「お行きなさい」と告げる

即座に反応したのが

N島、トビますっ!!

「俺は止まっているのか?」という錯覚を覚えるような

劇的加速

ヒャッハーが止まらない

集団、即座に反応!

全員が堰を切ったような勢いで加速していく

うん、ココは泳がせよう

コレで良いんだ・・・ってオイっ!!

ゴマになっちまったし

止まる気配ゼロぢゃねぇかっ!?

遥か前方でグループが出来ている

「アイツら、そのまま逃げるんぢゃね?」

いやいや、コレはレースぢゃない

そんな訳・・・無くはない!?

「止めなければ」

やまたけの本能がそう言っている

待て待て待て待てぇぇぇぇぇいっ!

毛穴から血が出る勢いで押さえのスプリントをカマすやまたけ

お願い!止まって!!

どうにかN島クンをキャッチ

しかしこちとら虫の息

ゲ〇吐きそうな状態でどうにか集団のリグループに成功

しかし、H川氏の姿がない・・・

4thエイドの屈斜路湖ウォータースポーツ交流公園へなだれ込む

全カロリーはゼロである

もう、視界がシュワシュワしてきた

この現象は「終焉が近い」証拠である

5分程遅れてH川氏が到着

「あとはやまたけにお任せして、私は・・・グフッ!」

H川氏の事は決して忘れないのぜ

 

結局、最後の最後まで引きずられまくった

最後、完全にチギれた

生きてる!

ラストエイドの蕎麦を食いながら

先頭集団の方々と談笑

ここで新たなサイクリストあるあるが

やまたけの中で生まれた

「ガチなサイクリスト

SNSぢゃなくStravaでフォローしあいがち」な説

当然、皆さんと相互フォローになったやまたけ

私はガチ勢ではない

お願いだからイヂめないでほしい

走らさったわ

貰った入浴券で温泉入って

塩分補給、ゼロキロカロリー

完汁キメてチンタラ帰宅

ただいま、我が家

今日は良く眠れそうだ・・・

ん?Onちゃんからメッセージ

「火曜日、走りませんか?」

そんなん、走るに決まってんだろ!

でもとりあえずさ・・・

今日は寝る事にするのぜ・・・

グナァ~イッ・・・ZZZzzz