2023/05/05
人生初の車中泊から目覚め
せっかくなので皆にも早起きして頂いて
素敵な十勝岳連邦を眺めて欲しいとの思いから
計らずもセキュリティホーンを全開で鳴らし
逃げる様に朝風呂に向かったやまたけ
天気、めっちゃ良ぇやん・・・
そう、最終日は雨予報すらあったのだが
空は快晴、気温も高め
今日、お花見ライドするって言ってた人がいたな・・・
GW最終日、しかし3耐の後だ
ダメージ残ってるかも知れんから今回は・・・
と、思っていた
3耐の帰り道、運転してくれたGTO氏が
身体ギッシギシのやまたけを見ながら
「どうせ忘れて参加するんでしょ?」
と意味不明な事を言っていたのを思い出す
一体全体何を「忘れる」というのか?
走った事か?身体の痛みか?
そもそも何を忘れたのか覚えていない
忘れたくても覚えてない
こどもの日に集まった
大人になりたくないピーターパン達は以下(順不同)
・A田アニキ
今回のお花見ライドのオーガナイザー
例のポーズの撮影秘話が遂に明かされる!?
・W林さん
今回お邪魔する万字峠のレジェンド
通勤してんのか?ってくらいシーズン問わず卍をキメまくる猛者
・T田氏
イカれた(誉めてる)車歴を持つ男
何やらHONDA CR-Xを狙っているのか
ワンオーナー17万km
200万円超で売出中の子にハァハァしていた
・I林姉さん
主食は「坂」、姉さん位になると
坂を「登る」とは言わず「喰らう」というらしい
楽天モバイルの電波の悪さにお困りの様子
・GTO氏
サーマルジャージでの参戦を激しく後悔、出発前に既に暑い
3耐の帰りにやまたけに放った「どうせ忘れるから」
本当に忘れてるやまたけ、で、何を?
・N島クン
皆、やまたけの参戦を驚いていたけど
N島クンも3耐ブッ走ってたからね、しかも第一集団
ロケッティアの累計獲得標高はそろそろ月に届くとか、知らんけど
今日はお花見ライド
お花見だよ、お花見、ね?
やはり坂が主食のI林姉さんは止められない
坂とかっぱえびせんを混同している模様
万字福祉センターで満開の桜を愛でる一同
すぐフザける悪い大人
「お遊びはこれまでだ」
桜舞い散る中に忘れた記憶と
何が戻ってくるんだっけ?
そう、釘の味
万字峠のセグメントはこの福祉センターから
少し戻った所がスタートらしい
先日一緒に3時間走った人間とは思えないダッシュで
瞬く間にゴマになるN島クン
「アレじゃね?鼻赤いヤーツ」
A田アニキと笑っていたが
多分間違いない
きっと部屋に沢山のスペアN島クンがいるハズである
本気でそう思わせるような加速であった
やまたけもヘロヘロでなんとか登頂
脳味噌シュワシュワでボーっとしていると
キャッキャウフフと楽しそうな声が
目を向けると天高くバイク持ち上げてるI林姉さん
それを「逆光だな、う~ん」とか言いながら撮るN島クン
なんなん、こいつら・・・オバケか・・・
その光景を笑顔で見守る万字レジェンドW林さん
ココでレジェンドW林さんとはお別れして
昼食に向かう一行
夕張市にあるお蕎麦屋さん「吉野家」さんへ
GW真っ只中のこどもの日
店舗の外には行列が出来ていた
ってか夕張市に入って初めて人を見た
カレーそばが有名らしい
2~30分ほどで店内に案内されて
注文はもちろん、カレーそば&ライス
隣に座っていたI林姉さんがボソリ
「レンゲが立つぞ、このトロみ・・・」
本当に強烈なトロみである
アッツアツ&カレー&トロみの
ジェットストリームアタックが炸裂である
実はやまたけ、香辛料の類で物凄く汗が出る男
「味覚性多汗症」って体質らしいのだが
ペペロンチーノに入った鷹の爪一本で汗だくになれるのだ
そらもう、玉の汗が顎から滴るほどである
そんな男がこのカレーそばから受けるダメージは計り知れない
多分、エネルギー収支はマイナスになるであろう
だって、蕎麦だし
「蕎麦なんて食べたら痩せちゃう」ってGTO氏も言ってた
そんな汗ダラダラのやまたけをよそに
「ふりかけ旨ぇ~!」とA田アニキの声が聞こえてきた
ライス注文すると一緒に出てくるシステムらしい
しかし冷静になって考えてみると
大の大人が「ふりかけ旨ぇ~!」ってwww
小学生の頃に言った記憶があるが
ここ最近、ふりかけに感動したことが無かった
大人になるって感動しなくなるって事なのか
カレーそばのつゆと食うために頼んだライスだが
やまたけも久しぶりにふりかけを食べてみる事にした
「ふりかけ、旨ぇぇぇ~っ!!」
ひとつ「子供」を取り戻した
Applewatchで画角を確認して自撮りするA田アニキ
人から話しかけられる隙を与えないスピードである
あまりの手際の良さに一同驚いたのである
夕張市を後にして栗山町経由で岩見沢に戻るルート
途中、気になる店があったので立ち寄る
凄い、シュラスコで8種類もあるんだ
既に受付は終了してノボリは片付けられていたが
ふと覗くと、各シェフの名入りのノボリだった
こんなん気になってしょうがない
またココに来る楽しみができた
二日酔いで顔面蒼白の
トーマスのお友達と思しき奴がいた
一同はそのままグリーンランドへ突入
まさかここにチャリで来るとは
やまたけは夢にも思っていなかった
さすがこどもの日、駐車場はビッシリであった
周りの目というモノは年齢と共に
感じなくなってしまうものなのか
それとも自転車という趣味がそうさせているのか
明らかに遊園地には似つかわしくない一団
カレーそばでヤケド気味になった口の中を冷却しつつカロリーを摂取する
ピンクをコーディネートに入れられる人って羨ましいやまたけ
サガランもサラリとピンクを着こなす
やまたけは頭ん中がピンクなだけである
ココはグリーンランドの正面ゲート前
いわば「夢の入り口」であり「現実社会への出口」である
夢の世界から現実社会に引き戻された子供達が
こんな大人を見て一体何を思うのだろうか?
迷いや恥じらい、ましてや世間体なんぞ
キッチンカーで売ってる削りイチゴと一緒に喰らってしまえ
世の中は所詮、「個の集合体」なのだ
集合体が作り出す世界観に埋没する必要など無い
同調圧力に屈せず「らしく」生きなさい
「優れるな、異なれ」
こどもの日、未来を担う若者達に
我々サイクリストからの渾身のメッセージである
知らんけど
この撮影時に3世代で遊びに来ていたご家族の姿が
お爺ちゃんがおもむろにコンデジを取り出したので
「写真、撮りますよ」
と、声掛けするやまたけ
お爺ちゃんの笑顔が嬉しかったが
くわえて「サイクリスト、話してみると案外良い奴多い」説を
3世代に刷り込みできるチャンスは逃さない
そう、やまたけはビジネスサイクリスト
結局「世間体」を気にして生きる小心者である
なんか忘れてる気がする・・・
何だったかな・・・
忘れたくても覚えてない