Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

3時間耐久サイクルレース in さらべつ 2023

2023/05/03

目が覚める、まだ外は明るくない

軽い頭痛を感じつつスマホを見る

4時!

目が覚めちまったら興奮してきた

もう眠りには付けそうもない

そぉ~っとトイレに行って帰ってきたらGTO氏、起きてた

ってか最近、全然眠れないらしい

快眠、快便、快食、快呑なやまたけ

眠れないというストレスは昼間にしか存在しない

疲れも取れないようなので

何か良い快眠グッズなどあれば

是非教えてあげてほしい

 

GTO氏の周りには様々な特殊技能を極めている人が多い模様

中にはコーヒー豆の焙煎士までいるらしい

朝から素敵なコーヒーをご馳走になる

モーニングコーヒーを飲むふたりのおっさん

実に優雅な朝だ

昨日ベストムで買ってきたおにぎり2個セットを

ペロリと2つたいらげるやまたけ

会場となる十勝スピードウェイのすぐ近くまでほぼコンビニが無い

レース前にたらふく食っても内臓に血が回るので

早めにエネルギーに変換しておきたい

ってか腹減ってただけである

なんか自転車続けてると「痩せなくなった」気がする

まぁ、思いつく原因は他にもあるのだけれど

主原因

GTO氏のLOOKもブチ込む

近くに友人が住んでいるGTO氏

サーキット周辺をチョロっと走って来れるようにバイクを積む

ドーパミン滲み出てきた

7:30頃に会場である十勝スピードウェイに到着

受付を済ませ準備を始める

ロケッティアN島クンと!

とても口調は物腰柔らかで優しい口調で話すN島クン

口調は優しいが脚はバッキバキのゴリッゴリでブッ走る

出場者の中に知った顔が増えていくのもとても嬉しく、楽しい

試走で心のギヤを上げていく

今年も出場者の中にスピードスケートのオリンピア

一戸選手の姿が

www.jiji.com

一緒に参加している遠藤選手もバリバリのスケート選手

www.n-journal.ne.jp

自転車としての選手では無いので

あくまでも「一般の部」である

スタート前の緊張感

この場所に立つと5分という刻がとても長く感じる

風はほぼ無い

緊張感の無い男代表

真剣に走るには走る

見た目が少しおかしな所があるってだけ

9:00ジャスト、3時間の戦いがスタートである!

youtu.be

スムーズにクリートもキャッチ

順調なスタートである

第一集団の中ほどにポジションを置き進む

前回大会で味わった囲まれているという恐怖感も薄い

やはり人間という生き物は「知らない」から恐怖を感じるものなのか

前方に目を向けるとN島クンが開幕アタックキメてるしw

と、「周りを見る」という余裕に気付いた

前回はもうビビり散らかしてヒイヒイ走っていたが

少し心に余裕があった

全体的なペースはやはり速いが序盤からゴリゴリにセレクションをかけるような

挙動を起こす人が居なかったように感じる

しかしローテーションをしているような雰囲気もあまりなく

全体で進んでいるような感じ

序盤である程度前方にいないと

中切れ補修で脚を使ってしまうので意識して前方に混ざろうとしていると

前走者の肘クイ

先頭に出ちまった

まぁ、こうなってすぐに下がるのもねぇ

と意気込んで踏む

60秒ほど頑張ってふと後ろを見ると

え・・・離れてるし

頑張り過ぎた

なんとも微妙すぎるヘッポコアタックとなり

「追う必要もあるまい」と集団に判断されたやまたけ

コレを無駄脚というのか

こういった駆け引きってのはレースでしか味わえない

絶対集団に戻った方が身の為だ

しかし今度は若干ヘロった状態で集団に戻ると

注意力が散漫になっていて

上手い居場所が見つけられない

 

気付けば集団最後方までポジションを落として

序盤の1時間ほどで第一集団から脱落してしまった

単騎となると急に速度が落ちる

そのとき前方で1台落車が発生

幸い大きなケガは無さそうではあったが

集団内での落車だったら・・・と余計な事を考える

しかしこのまま単騎で走っていてもペースが上がらない

なんとなく脚が合いそうな選手に声掛けを始めた

数人でローテしながら走る

チーム参加の選手もいる為数周で変わってしまい、なかなかペースが上がらない

と、思っていた所に先頭集団が後方からやってきた

ありがてぇ~!とその集団に飛び乗るとY澤さんもいて勇気100倍である

数周回っているとエキスパートのK山さんが失速

足が攣ったらしい

またしばらくこの集団に乗っかって行こうと思っていた矢先

イヤぁ~な違和感が太腿に走る

ペースを落として

出番よ!68番!!

芍薬甘草湯

(シャクヤクカンゾウトウ)

何かしらの古典武術の必殺技のような名前

 

思えば自転車乗りながら粉薬って飲んだ事無い

とりあえず開けて、袋開いて、口に放り込む!

にっがぁぁぁぁぁぅっ!!

当たり前だ、漢方だ、しかも水なし状態

そのまま水でうがいしながら飲み込む

・・・・どうだ?・・効くのか?効かないのか?

効ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいぃ・・・

くっ!復活!!

よし、まだ走れっぞゴルァっ!!

しかしやはりペースアップは難しい

 

時間は既に2時間経過している

この局面になると「完走を目指す」時間帯

混成トレインが作りやすいのは過去の出場経験から判ってはいた

問題は「誰が言い出しっぺになるか」

どう見ても目玉を付けた怪しいおっさんだが

やまたけは周囲に声をかけまくり始めた

「悪い人ではなさそう」判定なのか知らんが

10名前後のトレインが完成

グループ参戦の比較的脚がフレッシュな人に

おんぶにだっこで引いてもらう

もうなりふりなんぞ構わない

エキスパート、女性、小学生、などなどバラエティに富んだトレイン

目的は一つ「完走」である

 

良かった、これで何とかなりそう

だ??

収まっていたはずの足の違和感

ペースを落とすと誰一人振り返らずに小さくなっていくトレイン

さらば、俺のトレイン・・・・

完全に停車してしまった

再度68番投入、奥様曰く体質もあるが

数分で効果が出るってのはスゲい

何度でも蘇るさ!

最終局面は完全に一人旅となってしまった

youtu.be

全身の筋肉が悲鳴を上げつつも

互いに協力しながらペダルを回している

まさにギリギリ

もう攣っても68番は飲まない

だって「1日2包まで」って書いてあったもん

そういう細かい事はとても気にする男なのだ

燃え尽きたぜ...真っ白にな...

無事ゴール、ピットに戻るとGTO氏が出迎えてくれた

クリートを外してトップチューブを跨ごうとした瞬間

秘技「全身こむら返り」が発動

全身に2千ボルトの電気が流れる

「1日2包」と偉いお医者さんが言ってくれたお陰でツムラは不発

悶絶タイムは終わらない

「跨げないなら下から抜けば良い」という

天才的なGTO氏のアイディアでなんとかバイクから降りる事ができた

いや、しっかしアレだね

やっぱり前の日、呑過ぎたらダメだよねw

課題と宿題は見えた(ハズ

やまたけの弱い所は

ペースの上げ下げに対応しきれずに足を削る事なのかもしれない

この辺はLSDやSSTだけではなく、やはりインターバルなどで「瞬発力」や「爆発力」を少し鍛えないと、レースでは走れないのかなぁ

ロングライドでは稚内ライド以外では攣って終了って事は無かった

淡々と刻んで走るのは問題無い

まぁ、あれだ

とりあえず吞みながら考えようか

軽くリザルトを見るとSolo男子では25人中13位あたりだったようだ

正式に出たら、また呑みながら考えようっと