2022/08/09 12:48
中頓別(なかとんべつ)町到着
脚の具合はすっかり好調、水かけ作戦は大成功である
道の駅ピンネシリで休憩である
Pota Coroおかんは壊れたレコードのように
「ソフトクリーム!ソフトクリーム!ソフトクリーム!」と連呼している
あまり心配はしていないやまたけ、ずっとこんな感じだから
それにしても無かったらタヒんじゃうんぢゃないか?と思うほどの期待感
良かった、あったよ
クソ暑い昼下がり、こんな田舎の道の駅に突然
派手なピタピタの服着た汗だくのオッサンとおかんが
ヘラヘラ笑いながらカンカンコツコツと変な足音たてながら来店するという
恐怖しか感じないシチュエーション
ソフトクリームを注文したPota Coroおかんに
店員さんが汗スッキリシート的な物をくれた
コレじゃないケド、こんなヤーツ
「ここのお姉さん、超優しい!汗拭きシートくれたよぉ~!wwww」
と、超ゴキゲンのPota Coroおかんに
K野師匠がボソり
「汗臭そうだから、キレイにしてから座って欲しかったんでしょ?」
腹筋切れるって!師匠ぉぉぉぉっ!!
何という事でしょう!!
道の駅内のテーブル席に鎮座する
瓶コーラ自販機!
ジンジャーエールもある!
涼しい店内でゆっくり補給できるのは本当に助かる
次のエイドは浜頓別のセイコーマート
およそ20km先、ちょっと近いには近いが
その後は猿払村まで何もない、そう、何も無いのだ
と、走っていると
何だありゃ!?
突然見えてきたSL機関車、ゴーカートやジェット機なんてのもあるぞ
こりゃちょっと寄ってみよう!
K野師匠、こんな茶番に付き合わせてしまって申し訳ない
ほんと、さーせん
20~30km/hでMT車を運転し続けるってかなり大変なハズ、K野師匠
ほんと、さーせん
今、書きながら調べていたらこの寿公園
SLはもちろんだが、置いてあるジェット機も本物
マニアには堪らない公園らしい
暑い日なので冷たいモノばかりに目がいってしまうが
流れ出した塩分の補給で味噌汁系は非常に有効だとやまたけは思っている
なんせ「優しい」愛しか感じない、日本人で良かったとさえ感じる
「この先に、寄っておきたい所があるんです」とK野師匠
一体ドコに寄るというのだろう?
うぉぉぉぉっ!!宗谷岬まで残り60km!
めちゃめちゃテンションもアガってきた!疲れもフッ飛ぶぜ!
K野師匠のサポートカーがスッと前に出る
曲がる場所を知らせる為である
何やら右に曲がるらしい
「エサヌカ線です、楽しんでください」とK野師匠
ほぉ、何だかしらんが行ってみっぺ!
何やら牛さん達がいっぱい
「北海道なんちゃら牛乳」ってネーミングの牛乳の
紙パックのおよそ80%にプリントされている光景が
確かにソコにはあったのだ
更に進む事数分・・・
と、開けた景色が!
なんこれ?マジかっ!!!
なんだ!?この景色は?日本か?
こんな景色、どっかで見たような気が・・・
まあるいPota Coroおかんの背中を見て考えていたその瞬間!
「あ!アレだよ、アレ!!!」
以前、網膜の手術をした際に何度も観た景色である
遥かなる地平線、丸い気球(おかん)完全に一致である
刮目せよっ!この雄大さ!
これを壮大と言わずになんと表現しよう
大抵の抱えている悩みなど、この景色を観たら吹っ飛ぶ
神々しいポージングで撮って欲しかったのだが
横風パない
千鳥足のフラフラ状態となってしまった、残念
本当に何もない
空がなまら広い
電柱、電線はおろか、街頭も皆無
この道で星空を観たら、上半分宇宙だぜ
すんげぇ真っ暗だろうけど、一回観てみたいものだ
そう、何もないのだ
最初の5~10分は「スゲいっ!」「こんな景色観たこと無い!」「素ん晴らしい!」
と感動の言葉しか出てこないのだが
この道路、何度かT字路で曲がるのだが
なんと全長16km
Ave30㎞/hで走っても30分
ずぅ~~~~~っとこの景色なのだ
いや、確かに凄い!間違いない!感動する!もっかい行きたい!
家族にも観せたい!全地球に発信したい!エサヌカ線の真ん中で愛を叫びたい!
それは間違いない事実である
しかし、しかしだ、さすがに飽きる
途中からこんな気持ちになる
「終わるのか?この道」「無限ループしてね?」
「異界に転生するとかするんぢゃね?」「時間、止まってないか?」
本当に座禅のような「自分との対話」を散々楽しんだ後にエサヌカ線は終了
ココは道の駅さるふつ公園
宿泊施設やお風呂はもちろん、キャンプ場も併設してあり、ロケーションも最高である
ココにベースを置いて、先ほどのエサヌカ線や宗谷岬アタックってのも
最高な楽しみ方かもしれない
ココで名寄で買った大福が解凍も済み超食べ頃となっていた
このタイミングで炭水化物&糖質は実に嬉しい
いよいよ最終局面
次は宗谷岬!ここから約30kmである
16:57、稚内市到着
日の入りには間に合いそうだ
しかし最後の最後でかなりのアップダウンがw
脳内はドーパミン全開、もう止まる理由など存在しない
なんともニクい演出である
頑張って登り、視界が開けた瞬間に海ぃ~~っ!なんて
萌えしか感じない
しかも超好天で樺太島が見える
ソコに見える島は確かにロシア領である
しかしその島の手前には「国境」などという境界線は全く見えない
見えない境界線の為に大勢の犠牲を出しながら争いを続ける事の愚かさよ
みんなさ、一回やまたけとサイクリング行こうぜ!
んで十勝岳に登ったり、エサヌカ線を全開で走ったり
みんなでゼェゼェハァハァしたらさ
「なんかさ、領土とかもぅどぉでも良くね?」
って気持ちにもなろうってもんだ
暇だから戦争なんてするんだよ
いろんな所を走り回って、観たこと無いスゲェ景色観てたら
「もう、家すら要らないかも知れない」ってなるよね
知らんけど
そして遂に!
18:00
日本最北端、宗谷岬に到着!
感無量!一時はどうなる事かと思ったが
本当に「一緒に旅する仲間」から沢山のパワーを頂いた
一人では辿り着けなかった景色が確かにある
明日は復路!?
とりあえず宿に向かおう!
色々おかしいログとなりました
パワー!
to be continued