2022/07/03
旭ヶ丘ヒルクライムアタック2022は皆の汗と涙と鼻水と
口の中一杯に広がる釘の味の風味を残し大成功に終わった
「楽しかった!」「今度一緒に走りましょう!」
「帰り道、気を付けてね!」「また来年!」
そんな言葉が駐車場にこだまする
そんな中、明らかに不穏な動きを見せる数名のサイクリスト達
俺(私)達の旭ヶ丘はまだ終わってないのぜ
そう、このお話は旭ヶ丘ヒルクライムアタックをきっかけとして
サイクリストとしてのシンパシーに互いに引かれ合ってしまった
頭のネジが抜け落ち、もはやそのネジ穴すら無くなったサイクリスト達の
愉快痛快な二次会のお話である
二次会のメンツ
・I林姉さん
2022大会を割烹着という新たなサイクリングスタイルで勝ち取った高速オカン
整備、メンテナンスもかなりマニアックな所まで熟す
・AIちゃん
札幌から参加、I林姉さんの口車に見事乗せられ二次会参戦!
今大会でゴール直前にジュニア選手に抜かれ、闘争本能のスイッチが入った
・A田アニキ
バンドマンのアニキ、昨夜はライブだったけど
この大会の為に打ち上げも早々に切り上げてきたとの事
・T田氏
YONEX乗りなのだが自動車も相当なヲタクレベル
凄まじい車歴は聞いているだけで半笑いになってしまう
・S田さん
AIちゃんのチャリ仲間
Jeepのリヤハッチにキャリアを付けてワイルド全開、好き、そぉいうの
・ぬこ所長
伝説のウーバーイーツ配達員(仮)
ママチャリであの走り、ロード乗ったらヤバい人
・N島氏
ロケッティアN島氏、真っ黒なコーディネイトで太陽光線を全回収
レース後の取材が超絶長くなり、ジェラートを食べ損ねる
・M田クン
Rolling Hills Cycrist のメンバーで札幌より参戦
珍しい特別仕様車の5人乗りのノアが本当に羨ましい
二次会会場はみんな大好き
三国峠
しかし、こちらから登ると最後に狭いトンネルとなる
なので一旦ピークを通り過ぎて上士幌にある駐車場にクルマを停め
そこから登り、ピークにあるカフェでカレーを食うというプラン
ただ、ココ
上川町からやや1時間かかる
ネット通信はもちろん、ラジオも入らない
正直、眠い・・・ZZZZzzzzっはっ!!?てなる
眠気と戦い駐車場に到着
気温は33度とか、意味わかんない状態になっていた
さぁ!行こうぜ!
カレー食いに!
自転車乗らない人から見て
「きっと地獄とはこういう所なんだ」と思われたとしても致し方ない
この駐車場から登ると割とすぐにヒルクライムが始まる
世にいう「コスパの良いコース」である
スタート直後からN島氏とM田クンがグイグイ先行
なんとか同行しようと頑張ってみるが、釘の味が止まらない
ジリジリと引き離される
もうこうなってしまっては一人旅を決め込むしかない
それにしても暑い
日焼け止めを塗ったが、腕がジリジリ暑い
中盤に差し掛かるとゴール付近の橋が見える
一番最初に走った時は、全く違う道路だと認識していたが
大きく左に曲がり、反時計回りに回り込んであの橋を渡るのだ
「あそこまで昇るのか・・・」心を平穏に保つのが難しい時間である
ただこのルート、劇的な斜度ではなくMAXで恐らく5%前後である
端的に言えば20kmの我慢で確実に絶景が拝めるルートである
STRAVAにもセグメントが存在するが、アタックする際はゴールに注意しよう
展望台駐車場が見えて手前から入ってしまうと、カウントされない恐れがあるらしい
トンネル側の入り口まで駆け抜けてフィニッシュしよう
もちろん、STRAVA知らねぇしとか、セグメント?旨いのソレ?という人はお好きにどうぞである
カフェは結構混みあっており、全員が一度に入るのは難しそう
到着した順番に店内に入り食事にする事にした
今日は何喰ってもゼロキロカロリーだ!と浮かれていたら、
「流石にそのカツカレーはゼロキロカロリーぢゃねぇわ」とA田アニキにツっこまれた
本当に旨い、最高だ
会計時に店員さんに「今日はどこからですか?」と聞かれ
「上川町でヒルクライムの大会があって、参加してから
上士幌まで車で走ってそこから登ってきました!まぁ、二次会です!」
と、ありのままを伝えると
「マジで頭沸いてるんか?コイツら」という眼差しで
「は、はぁ・・・す、凄いですねぇ・・・」と力無く笑っていた
常人の理解を越えたのは確かっぽい
下りは任せておけ!
わがままBODYが火を噴く!一気に下る、誰も追いつけない
本当に下りはあっちゅう間である
儚い
二次会も無事終了、さぁ、帰ろう!
眠気が止まらない
対向車からどう見えようと構わない
車内一人カラオケ大会でなんとか帰宅
大体何だよ、二次会って!大会で出し切ってないんだろ?
それは違う
誰かと共に走る、同じ目的の為に走る
そんな時に人はもっと強くなれる
更に絞り出すエネルギーが湧いてくるモノなのだょ
知らんけど
.来年の二次会、参加者は常に募集中である