Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

登らさる大地 北海道

2022/06/21

朝一でなんやかんや野暮用があり気付けば10時過ぎ

天気が良いだけにやはり走りたい

先日のグレートアースの疲れも若干ではあるが残ってる気がする

ezotional.com

今日は時間も時間だし、17時には帰宅もしていたい

東川町で昼飯でも食って、忠別ダム辺りをクルーっと回って帰ってくるなんて良いカモ

と、いう訳で今日は単騎

 

11:30頃に東川町に到着

なんとなくまだ腹も減っていない

ん~、忠別ダム回って帰りに飯にすっか・・・

www.welcome-higashikawa.jp

美味しい水が汲み放題

ココにはいつも、自家用車に物凄い量のポリタンクを搭載した

プロの水汲ミストの方々がいる

脚が濡れないように長靴、脚絆は当たり前の装備である

そのくらい美味しい水だという事だ、多分

 

ぬるくなったボトルの中身を捨て、冷たい湧き水を汲む

冷えた湧き水を飲むと、なんとなくやる気というか元気というか

まぁ、なんだ、その、あれだ、要するに

「ちょっくら登って来よっかなぁ~」という気分になってきたのである

 

この水汲み場からすぐに、ダムの周回と旭岳ロープウェイ乗り場への分岐がある

左に曲がるとほどなくヒルクライム開始となる

いつも向かっている美瑛、富良野方面のコースと違い

正直「景観を楽しむ」という類のコースではない

noboranaindesuka.work

視覚的に楽しみも無く、淡々と回し続けるというのもなかなか辛いが

路面も割とキレイで激坂もなく、大関氏の紹介通りの初心者にもオススメなコースである

酸素は濃いめ

蝦夷の6月は緑が濃くなり、とても生命感に溢れた良い時期である

自分と対話しながら愚直にペダルを回しているうちに

全くの無意識でペダルを回している自分に気付く

「座禅の効果ってこんな感じなのか?」と思うやまたけ

OK!GAMA ROCK!!

謎の岩、ガマ岩

英語表記はガマロックで本当に良いのか?フロッグロックとかぢゃないと

What’s do you mean by "GAMA"?

(ガマってなんやねん?)

ってなるぢゃん、別に良いんだけど

 

旭岳HCの終盤には何度見ても、全く意味の判らん看板がある

いや、今までも充分坂だったやん?

散々登ってきてコレ

今までの苦労を全て吹っ飛ばす

謎の「2kmの坂」

何とも例えようのない脱力感と虚無感が襲ってくる

最初見た時、ゼェゼェハァハァ言いながらも

「今までのは一体全体

何だったんだよぉぉぉっ!!」

思いっきり言葉に出してツっこんでしまった

 

登らさったわぁ

ロープウェイ乗り場には観光客の人達の姿が戻りつつある

後日、酸素欠乏症サイクリストダーハラ氏から聞いたのだが

この時期、日本で最後に咲く桜というのが

このロープウェイの行先となっているらしい

asahidake.hokkaido.jp

 

さすがに腹が減った、ロープウェイ乗り場内にあるお店で軽食にしよう

一人でべらべらしゃべりながら食うのも難しいもんだ

この右側に鎮座する「牛タンメンチカツ」なるモノ

食ってみな、飛ぶぞ

初めて食べたが、次も確実に買ってしまうだろう

 

リムブレーキのカーボンディープは下りブレーキがヤバい

そんな事を良く聞くので、ビビりながらの下り

ダラダラとブレーキかけながらではなく

なるべくコーナー手前でガッとかけて減速

って感じ、コレで良いのか?ってのもイマイチ不安

なんたるエゾさ

無事下界に下りたら、もう一度水汲み場に戻ってボトル補給

再度ダムの周回を進む

写真は右向きだが、ダムは時計回り

つまりこの写真だと進行方向は左である

たまんねぇな、オイ

道道1160号線を進み東神楽町方面へ抜ける

エオルシトンネルを抜けて東神楽森林公園へ向かう

ジブリ感パねぇ

森林公園からサイクリングロードに乗り帰宅の途につく

なんやかんやで95km、1100UP

ちなみに「〇〇らさる」とは

「思いもかけずに〇〇してしまった」という意味の蝦夷地の方言である

動詞に付与して使うのだが、その動詞によって「さる」の前が微妙に変化する

走る→走さる(走ってしまった)

押す→押さる(押してしまった)

食べる→食べさる(食べてしまった)

食う→食さる(食ってしまった)

引く→引さる(引いてしまった)

引っ張る→引っ張さる(引っ張ってしまった)

 

以上、ワンポイント蝦夷弁講座でした

 

私がロードバイクに乗り始めて、色々な人と交友が出来てきた頃に

ヒルクライムコスパが良い」

という謎の言葉を発していた人がいたのを覚えている

当時は「この人、頭沸いちゃってるんだなぁ・・・」

強い拒否感と軽蔑の目で見ていたのを思い出す

 

最近はなんとなく理解出来てきた

否、理解出来る様になってしまったと言うべきか

蝦夷弁で言うと

「理解しささる」

と、なる

 

ヒルクライムコスパが良くって

走らさるし、登らさる

夜は当然

食べらさって、呑まさる