2019年8月某日
私はあるチャレンジを決行しようとしていた
天気は良い
さっさとバイクを積込み、スタート地点へ
さぁ、行ってみよう!
最後のセクションにある13%勾配の看板で心が折れた
やはり十勝岳ノンストップ登頂にはまだ修業が足りない
今日は天気が最高だ、写真じゃ伝えきれない
ってか最終セクションで一旦止まってしまうと、再スタートがすげぇ難しいw
登りでの再スタート、誰か良いアイディアあったら教えてプリーズ
十勝岳温泉凌雲閣に到着!
何て書いてある?そう、「かみふらの八景」である
今日はこいつを一日で全部回ってみよう!というチャレンジ!
一番フレッシュな状態で十勝岳を登っておく作戦
終盤になればなるほど、成功率が下がるのが目に見えている
さ、次!
ここはかなりトリッキーなスポットで、バイクを停めたら
階段登って1km程度の徒歩移動が必須!
十勝岳クライムでバンビみたいになってる脚にはかなり辛い!
しかもビンディングシューズで未舗装路を歩くので
登りはまだ何とかなるが、下りはかなりの恐怖体験w
あとは「噛む」「刺す」系の奴らの羽音に怯えながらの散策になるので虫よけは必須
熊除け?そんなもんは「標準装備」である
バイクが完全に見えない状態になるので、チェーンロックはあった方が安心だ
まぁ、精神衛生上という話ではあるのだが
万が一、本当に万が一つにも盗難に遭ってしまったら
交通手段はヒッチハイクか絶望的な距離のハイキングとなる
ヒトと野生動物とのエンカウント率がほぼ同率の地区なので、生命の危険もある
お次はやまびこ高地というスポット
ん?高地?そう、また登る
だって、景色の良い所って大体「高い所」って事実
ちなみに十勝岳コーラ以降、ココまではエイドは無い
補給は計画的に
4つめ!スタート地点の駐車場の近くから一方通行を登って展望台のある頂上へ!
STRAVAでセグメントもある奥歯から血が滲む素敵な登りが待っている
ここのトイレは必見、大自然を感じながら用を足せるステキなトイレがある
坂フェス実行委員のコマ氏が「ちょっとトイレ寄りましょう」とヌカし、
下の駐車場ではなくここまで登らされるという暴挙に出た思い出のスポットでもある
八景も折り返しである
駐車場に停めたクルマで一旦軽く補給して次のスポットへ
パノラマロードとは本当に良く言ったものである
何も無いって?素晴らしい景色の他に何がいるってんだ?
千望峠!ここもロケーションは最高だ
私的には旭川側から登るのが好みだ
頂上を越えた瞬間に一気に視界が開ける、正に「千望」である
さぁ、あとは登りは無い!ラストスパートだ!
向かっていて自分にツッコんでしまった
「登り、あるぢゃねぇ~か!」
そう、ジェットコースターの路である
ドラマの撮影でも使用された素敵な景色である
ただ、道路の真ん中で写真を撮る観光客が絶えず
かみふらの八景で唯一「写真がなくてもOK」となってしまった残念なスポットでもある
アップダウンが景色のウリでもあるが、坂道の頂上付近は駐停車禁止である理由をちゃんと理解しておかないと、三脚とカメラが見るも無残な姿になる、気をつけたし
そしてラストは深山峠である
ココは峠と名は付いているが、ジェットコースターの路自体がもう峠の上の部分なのでサクッと到着してしまう
終わった・・・八景・・・
遅めの昼食はいつものYamaichiさんへ
無事かみふらの八景のコンプリートを報告
スタンプラリーが終わったら、見晴台にある小屋に行こう
お姉さんが素敵な笑顔で労ってくれる(それ目的では無いぞ、メイビー
ご褒美アイスと記念品を貰って無事本日のチャレンジ完了!
黒のレーパンがカビ生えたみたいになっておる
是非チャレンジしてみて欲しい
クルマやオートバイで回っても楽しめる、間違いない!
この頃あたりからか
「登りの苦しさ」をなんとなく楽しんでいる自分に気付き始めていた
暑さで脳がヤられたか?ただでさえレッドリストに名を連ねる私の脳細胞達
「気のせいだ」と念仏のように唱え自分に言い聞かせていた
言葉に出してしまうと、更に恐ろしい事に巻き込まれていきそうなのは
正に火を見るより明らかであったからである
to be continued