「ローラーはつまらない」という人は多い、むしろ大多数派であろう
しかし、そもそもローラーから始まったロードバイク乗りの私にとっては
普段通りに呼吸をするのとなんら変わらない
それどころかローラーに乗るという行為に
貯蓄と似た妙な快感さえ覚えていた
毎晩のように3本ローラーをカラカラと回すと
走行距離という貯蓄が徐々に貯まっていって満足感に繋がった
ヘルメットも購入した(未だにこのヘルメットをずっと使っている貧乏性)
天候に恵まれた休日には外に出かける様にもなっていた
何年振りであろうか、日焼けで腕がヒリヒリする
私の住む旭川という町には川が多い
川の周りにはサイクリングロードが整備されており
快適に走れる環境が整っている、恵まれた環境である
どこを目指す訳でもなく、ただひたすら走った
一日の走行距離が30kmが40、50kmとなり
70、80kmとなっていった
最早、自転車は私の中で「単なる交通手段」ではなくなっており
距離を走る為だけに自転車に跨っていたのである
手段が目的となってしまった最たる実例だ
「バカの一つ覚え」とは正にこの頃の私のライドスタイルだったのだ
ただ一つ言えば「平坦のみ」である
坂は遠回りしてでも回避していた時期である
そんな実走をする中で速攻で購入したモノがある
ロードバイクは歩道ではなく車道を走る
ただ路側帯にはマンホールやグレーチング、ポイ捨てされた空き缶
路上駐車やゴミ収集車、停留所に停まるバスなどなど、
結構「危険が危ない」のである
私は「自転車で落車したくない」のである
当然右側に膨らむ事になるのだが、、、、振り返え、、、コワっ!!!
前傾姿勢の強いポジションで振り返るという恐怖
難なく出来る人も多いかと思うが、私にはスゲェ怖かった
首が固い(自社調べ)のか直進が保てなかったのだw
どう対処するべきなのか、答えは簡単である
クルマやオートバイにはちゃんと装着されているではないか
とかくサイクリストはバイクが重たくなる行為を毛嫌いする風潮が強い
1gでも軽くしたいのである
しかし安全には代え難い、なんせ振り返るとまっすぐ走れない
それよりも何よりも
私は一般人であってロードバイクで飯を食うプロライダーではない
安全第一である、カステラがいつも一番とは限らないのだ
様々なタイプがあるが、私はこのバーエンドに装着するタイプが一番使いやすいと感じている
後に手に入れる娘のバイクにも装着した正に「お気に入り」である
後々、人と走る事が増えてから気付くが
「後続の動きが解る」というのも非常に重要である
数グラムで安全が買えるなら迷う必要など無いだろうし
視線を落とすだけで振り返らずに後方を確認して対策を打てるのであれば
レースでも有用であると思うのは私だけなのであろうか?
to be continued