Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

恋かょ

調べれば調べるほどに訳が分からない

見た目はほとんど一緒なのに、カタログの前の方に出てくるヤーツは

例外なく高いのだ、私の想像を軽く、そして遥かに超えているのだ

ネットでも調べまくったが、全く理解が進まない

 

そもそも「自転車」という人力でしか進まない乗り物に6桁の価格がついているのだ

北海道を代表するホームセンター、ホーマックに行けば

2万円も出せば6段切り替えのシュッとしたのが買えてしまう

 

一体何が違うというのだ?軽トラと変わらない価格のもあるぞ?あ、7桁、、、!?

タイヤ2本しかないのに?しかも細いのに? Why Cycling People!? な事この上無い

これが私とロードバイクとの出会いの第一印象だ

 

多分、大抵の人がそうだと思うし、そうであると信じたい

 

もともとネット通販が嫌いで現物確認主義な私

近隣の自転車屋さんを巡る旅が始まったのは言うまでもない

幸い、私の住む旭川市には数件のスポーツ自転車取扱店があった

 

しかし、しかしだ

もちろん知識はない、スポーツ経験もない、30半ばを過ぎた

だらしない身体で頭頂部も少し薄くなってきた

うっすら加齢臭すら漂う小太りのおっさんが(自虐が過ぎた泣

脂っこい顔で「ロードバイクを探しています」って

少年のようなキラキラした目で気軽に入れるような雰囲気ぢゃぁない

 

気にならない人もいるだろう、でも私は気になるのだ、すっごい気になる

 

気になって夜しか寝られないのだ、おかげで体調はすこぶる良い

 

「カモにされて軽トラばりの高いヤツ勧められたらどぉしよう?」とか

ロードバイク?あんたが?ウケるんですけどぉ」とか

言わないにせよ、思われたら嫌だなぁ・・・とか

そもそもシロートを鼻であしらって相手にされないかもしれない、とか

負の妄想は留まる所か、どんどん膨らんでいく

 

そう、そもそも私は陰キャなのだ 誰も信じてくれないケド

反動が強すぎてフッ切れちゃった感が強い、場外ホームラン

 

話は脱線を繰り返し本線へと戻ってきた、全ての道はローマに通ず

調べに調べた私が最初の一台に求めた事は以下(当たり前の事しかないですがw

 

1.価格

そら安ければ安いにこした事ぁないが、モノには「適正価格」というのがある

ネットに出てる「しこたま安いロードバイク」と何が違うのか?

ソコが理解できれば15万円までは出そう!そう決意した37歳の春だった

 

2.性能

陰キャな私が得意なのは色々と「とにかく調べ倒す」という事だ

基本的な知識が抜けているからよく迷子になるのだけれどw

フレームの種類がカーボン、アルミ、クロモリとある事は調べがすぐについた

私が生業としている自動車にも良く使われる素材なので特性も理解済みだ

私の提示する価格帯ではアルミ一択になるのは間違いない

それとロードバイクという乗り物は各パーツが規格化されていて、

かなりカスタマイズ性が高いというのも理解した

いわゆる「奇をてらった」独自路線の強いヤツは避けるべきだ

コンポ?知らん!w そこはこの時点(2015年)では正に迷子であった

 

3.信頼性

イコール価格だけではなく、ネームバリュー的なものだ

弱虫ペダルのおかげでだいぶ頭ん中に自転車メーカーがひしめき合っている

少なくともその中から選べば間違いはないだろう

ただ、信頼の証であるオールMade In Japanは価格帯からして難しいだろう

 

よし、次の休みに自転車屋さんに行こう!

ロードバイクを買おうと決めてから既に2カ月は経過していた

スマホの検索履歴はロードバイクで溢れている

これが恋か、間違いない

 

to be continued