Natural Born EZOist

チャリとオヤジと時々目玉

三者三様

2022/06/14

生粋の坂嫌いであるN西氏からライドのお誘いがあった

ふふふ、私で良いのかな?後悔しないか?ふふふ

なんでもディープなヤーツを入手したらしく、その試走を美瑛界隈でやりたいとの事

ほほう、なるほどな

こんな予定を聞いておきながら

積年の恨みのある坂を山盛りにしてお迎えをすると

きっと孫の代まで恨まれる

こんな感じで良いカナ?

サイクリングロードを走って青い池へ

その後、日新ダムを経由して上富良野でランチ

細かいアップダウンはあるにせよ、そんなに過酷なルートではないハズ

N西氏の機嫌が良ければ、白銀温泉側から十勝岳クライムをキメるという

びっくりどっきりオプションも用意

10時美瑛道の駅集合との事もあり、自走で向かう気マンマンのやまたけ

誘った職場の同僚もまさかの「私も一緒に行きます!」宣言

まぁ、本人がやる気なのであれば無問題である

何が良いって天気が良い

本日のメンバー

・T嶋

 元柔道家の超ヘビー級、体重は一桁違うがローラー練の成果もあり、なかなか走る

 根っからの機材好きであれこれ試したいお年頃

・S藤王子

 なんか知らんが、入社当時からやまたけが勝手に王子とあだ名をつけていたが、もう王子ではない年齢に突入

 仕事のストレスをペダルに乗せて今日も行く

・N西氏

 ディープホイール買ったってょ!羨ましいので、山に連行しようと試みる

 宗教上の理由で坂には登れないとか、知らんけど

・Y澤氏

 N西氏が召喚したサイクルプラザの刺客

 週末にはツールド北海道出走も控えている、いわゆるガチ勢

 名は武志というので、たけし会のメンバーが増えた事になる(勝手

 

実は今回のライド、N西氏考案

「いろんなディープホイールの乗り比べ」企画が隠しミッションだったらしい

私のMAVIC COSMIC、N西氏のDT SWISS、Y澤氏のFULCRUM

コイツをライド中にローテして試してみよう!って話

これはなかなかオモローな企画

ではでは!と私が一番最初に履いたのがDT SWISS

モデル名までは知らん(オイ)

しかも写真も撮ってないというネタとして最悪な件

タイヤも全て違うので一線に並べての比較ではないが、一番「重い」感じがした

走り出しから25km/hくらいまで、ホイールに「踏め」と命令されているかのような重さである

しかしその一線を越えるとグッと前に進むようになる

本当に高速巡行が得意な感じの「正にディープホイール」といった感じだ

お次はFULCRUM

やはりモデル名は知らんし、写真も無い

本当に申し訳ない、反省してないけど

FULCRUMは漕ぎ出し一発目から「軽っ!」となるホイールであった

パワーで回すというよりも、ケイデンスを上げて回転数で加速するような感じ

私の走り方的にはFULCRUMが一歩優勢であった

そして最後にMAVIC、勝手知ったるMyホイール(現在シンクロ率上昇中)

これは諸説あると思うが

我が家のカレーが一番旨い理論である

やっぱりコイツが一番な気がしてならない

実際、N西氏とY澤氏の評価も「一番クセが無い、ブレーキめっちゃ効く」

という評価であった

正直、こんなに違いを感じる事は出来ないと思っていたのだが

意外とちゃんとキャラが立っているなぁ

と、心底思ったのは事実である

そんなこんなで青い池に到着

おっさんの群れ

実に爽やかな写真である

お風呂に入ったら脂が浮くとか、そんな目で見ないで欲しい

日新ダムへ向けてクライム開始!!

三者三様のディープホイール

しかし三人共に「やっぱ自分のが好き」というなんとも微笑ましい結果を受け、

上富良野町へ走り出すのであった

写真の使い回しはしない主義

いつものYamaichiさんでランチである

最後の最後に「沼崎道路」という鉄の香りのする登りが待っている

今日もいい感じで歯茎からの出血を確認、俺、生きてる!

サーキットで走るN西氏とY澤氏、クルマ屋の以下3人

会話は自然とクルマの話で盛り上がる

アメリカ人のエンジンスワップの話で大盛り上がりであった

帰りは美馬牛方面から美瑛町に戻り、ライド終了!

いやいや、家に帰るまでがライドです

S藤王子は満身創痍、明日ちゃんと会社行くんだよ

100km越え

最後、一件仕事の件でチャリで向かうという暴挙に出た

まぁ、ガキの頃から通っている床屋さんへの用事であったのでネタとして

ツインハープを駆け上がった時に瞬間1000w超えをマーク!

なんか知らんが頑張ってツインハープ登ったら1000wオーバーをマーク

体重増えたら、こうなるのね

旭ヶ丘HCの案内も来たし、、、、大丈夫か?俺!?

捨てる神あれば拾う神あり

2020/06/09のお話

人型登坂兵器コマンゲリヲンからのお誘いでのライド

煽り運転の決定的瞬間

普通の楽しいライドでは無さそうな予感しかしない

本日のメンバー

・コマくん

 人型登坂決戦兵器、強烈なATフィールドを展開し笑いながら坂を駆け上がる

siam54815.hatenablog.com

・N島くん

 こちらも人型兵器、Mr.ロケッティアである

 見た事ない長さのステムで強烈なエアロポジションを構築

 先日のさらべつ3hでエキスパートの部3位

恐ろしく速いN島くん

・N里氏

 そろいもそろって人型兵器、旭ヶ丘HC2連覇中のN里氏

 長い手足が実に羨ましい

www.facebook.com

 先頭を走る昨年大会のチャンピオンジャージがN里氏、

 スタート直後、どんどん後方に沈んでいくやまたけもチラっと映っている

 

そう、この日のライドは3人のクライマーとひとりのオッさんという

とても見ておれない釘の味しか感じない坂祭りであったのだ

坂に差し掛かると何故か加速するお三方

私にとって登り坂という所は

「なんとか踏ん張って我慢して走る」という認識

しかし、この御三方は坂に入るとまさに「ヒャッハー」状態で加速するのだ

平坦区間は彼らにとってはレストである

ヒャッハーっ!!

それにしても誰が引いたんだ、このルート!

曲がる度に坂がある、エンドレスヒルクライム

夜泣きしそうな程の坂のオンパレードである

ヒャッハーっ!

楽しくチギられまくる

あそこで、またヒャッハーしようze!

世の中の常識だが、

トンネルの入り口と出口の数

ならびに登り坂と下り坂の数は同じである

だが、そいつはきっと嘘だ

少なく見積もっても7:3くらいで登りが多い

薄れていく意識の中で私はそう思っていた

酸素が脳みそに届いていない

ただひたすらハンドルを掴み、歯を食いしばってペダルを回し続けた

 

一体何km走ったんだ?サイコンを見る

・・・え、無いんだけど、サイコン

ハンドルバーにはサイコンの土台しか存在しない

何かのタイミングで落としたっぽい・・・・

一体どこで?全く判らないので引き返さずに諦める事にした

ちゃんとログが取れてるぞ

使用していたサイコンはコイツ

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ちょっと変わったヤーツでスマホ連携のサイコン

お、そうか!このログ辿って行けば無くなった所が判るかも!

ほう、この辺か

なんと素晴らしい!きっとこの周辺にあるに違いない!

待ってろよ!今助けに行くからな!

と後日クルマで現場に向かうやまたけ

路肩には草が生い茂っている、ここに落ちてたら見つけるのは無理だよな・・・

やっぱり無理か、あきらめよう

・・・と思ったその瞬間!

目を疑うような光景が飛び込んできたのである

お前、、、なのか・・?

なんとなく見覚えのある大きさである

しかし私の落としたサイコンは一つである、数が合わない

秘密のポケットで叩いたビスケット

4つに増えていた

完膚なきまでに叩きのめされたとは正にこの事

何か一つの可能性すら残っていない破壊っぷりである

私の心は何故か清々しかったのである

この報告を見たY崎春のパン祭りからメッセージが

ガー民にこんな形でなろうとは!

まさかのガーミン520J!ありがとう、ザキさん!脚パン祭りやりましょう!

未だに使いこなせる気がしない多機能ぶりに悶絶しているが、やはりシェアが高いのは納得である

圧倒的に使い勝手が良いのだ

 

一回落としてんだから、今度はちゃんとストラップ付けて使おうと

この記事を書きながら思い出したやまたけであった

おさがり

私の初のロードバイクはCannondale CAAD8 SORAであった

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この初号機は、もう一人のたけしの元にお嫁に行って久しい

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今思い返しても、抜群のタイミングで現れた店長

沼に落としに行ったら「自分がハマる」という大珍事であった

 

そんなCAAD12もゆっくりではあるが着実にアップグレードがされていく

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完成車のCAAD12に装着されていたMAVICのアクシウムは

ひっそりとスタメンから外れていったのである

そんなある日、そのたけしとの会話の中で

初号機のタイヤがそろそろヤバいという訴えがあった

「・・・・アクシウム、使うか?」

思い出詰まったホイールだ、しこたま走ったが不調は無い

どうせなら身近で大切に使ってくれたら私も嬉しいものだ

かくしてアクシウムは初号機のアップグレードプランに組み込まれたのである

たけしの家から預かってきた初号機

前輪は難なく交換可能なのだが、後輪はそうはいかない

SORAは9速モデルなのでそのまま移植が出来なかったのだ

それにしてもなかなか手入れが出来なかったとの事で汚れが目立つ

乗れていないってのも手伝ってルブが固まっちまってる

キレイキレイしちゃおうねぇ~~~

ゴシゴシしちゃおうねぇ

このブラシ、本当に良い具合

アルミホイール用でカー用品店やホームセンターで簡単に入手できる

最強タッグである

気持ちえぇ・・・

気持ちえぇ・・・2

気持ちえぇ・・・3

スプロケットも綺麗にしたらアクシウムへ移植

その際にスペーサーを入れる事で9速に対応する

ショップでタダ同然で分けて頂いた、感謝

単純にこの付け替え作業だけでは変速がおかしくなる

リヤディレイラーの調整が必要となるのだ

ホイールが変わったら必ず確認、調整が必要なので覚えておこう

 

一見難しそうな作業だが、理解してしまえば簡単である

チェーンは装着せずにリヤタイヤを車体に装着してクイックで固定しよう

そしてリヤディレイラーはトップ(一番重いギヤ)にセットする

トップギヤとディレイラープーリーがズレている

ギヤを車両後方から真っすぐ見てみると

トップギヤとプーリーがズレているのが判る

この状態では最悪、チェーンがトップギヤを乗り越えて

シートステーとの間に挟まってしまう

H(High)のビスを回す

そこで調整に使うのが右側にあるビス

高速側なのでHigh、つまりHの印字のある方を回すと

ディレイラーが左右に動かせるようになっている

コイツをグリグリ回すとプーリー位置が調整できるのだ

調整後

完全に同線上にするのではなく、ギヤの外ツラがプーリーの中心に来るように

らしい、知らんけど

これでトップ側は完了

お次はロー側である

物理的に動くMAXがローギヤと同線上になるように

シフターでローギヤまで動かして確認ってのがセオリーだが

私は「構造的に動くMAXを合わせる」様にしている

万が一にもホイール側にチェーン落ちしてしまうと超怖いからという理由

この位置はLo、つまりLと書かれた方のビスで調整が可能である

 

一通り終わったらチェーンをかけて変速チェック

ワイヤーの張りを調整しながらスムーズに変速できるかの確認

無負荷での確認が終わったら実走もしてみよう

 

コツとしては「一気にいろいろイジらない」って事

調整する要素を分解して、一つ一つの調整を順を追って行う事である

大丈夫、取り返しがつかないような事態にはならない

どうにも上手くいかなければ、クルマにバイクを積み込んでショップへGo!である

シュッとした初号機



あれこれイジりながら構造作動の勉強するのも楽しい時間である

カミヒル2022、始動

2022/05/24 

蝦夷地、とりわけ旭川界隈に生息するサイクリストにとって

正に登竜門的な位置づけとなる場所がある(自社調べ

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そう、霊峰「十勝岳である

ロードバイクで登る事ができる、蝦夷地で最も高い場所

上富良野側からのルートを皆は「カミヒル」と呼ぶのだ

 

酸素欠乏症で少し脳がヤられちゃったクライマー達が

今シーズンに入って、既に何度もチャレンジしている

そんなん、私も行かねばならんだろう

謎の使命感を胸に抱き迎えた朝

息子からのLINE、直で私にとは珍しい

「バッシュ忘れたから届けてくんない?」

 

・・・・・え?・・・いや、マヂか・・・

無いわぁ~~~

速攻でシャワーを浴び、朝食をかき込む

感覚的には「頭洗いながらヒゲを剃り、味噌汁をすする」かの如し

玄関に転がる主に忘れられたバッシュケースを

むんずと掴み上げ、往年の刑事ドラマよろしくクルマに飛び乗る

遠いのよ、片道30min、運転は法定速度で安全運転

左折時はもちろん、事前の巻き込み確認

 

くそっ!9時には上富良野入りして走ろうと思ってたのに!

風呂上がりに一瞬の迷いがあったが、どうせレーパン履くし

コンビニもどこも寄らないし、誰とも会わない

直ハーフパンツがやけにスースーする

軽蔑してくれても構わない、少なくとも今日、この瞬間だけは

 

私はこれから十勝岳に登るのだ

 

きっちり60minを消費して一時帰宅

レーパン履いて、心拍計巻いて、ジャージ着て

う〇こすんの忘れてたから軽量化して

バイク積んで、シューズ!サイコン!グローブ!メット!ポンプ!ボトル!目玉!

思えばライドに向かう準備もだいぶ手慣れたものだ

スタートはいつもの日の出公園

駐車場に見覚えのある車両が一台、レジェンドN西さんだ

「あぁ、登ってらっしゃるのね」

さぁ、行こう!カミヒル2022、シーズンインである

内緒にする気もないのだが、最近体重が順調に右肩上がりである

ダイエット目的で始めたロードバイクだが

綺麗な逆放物線を描き、現在ふりだしに戻っている

これは日頃の肝臓トレーニングの賜物であり、普通にバイクに乗ればちゃんと痩せる

 

きっと、辛いんだろうな

 

火を見るより明らかとは正にこの事

結果は最初から見えているのにも関わらず登る

それがサイクリスト型酸素欠乏症の主症状の一つである

緑が美しい、まだこの辺りは酸素多め(当社比

しかし何度登っても辛い、慣れなど存在しない

「決して楽にはならない、速くなるだけである」とグレッグ・レモン氏も言っていた

速くはなっていない、重くなっただけである

しばし放っておいてほしい

 

私には好きな言葉がある

「諦める」という事はいつでもできる

だが「諦めない」という事は、今しかできない事である

長く辛い登り、汗が止めどなく滴り、心拍数は180rpmを越えている

もう何km前からギヤを使い果たしたであろう、軋む身体、折れそうな心

「なんでこんな事してんだろ?」と自問自答を繰り返す

天使と悪魔が、いやここに天使はいない、正に悪魔の独演会である

 

髪の毛一本でなんとか心を繋ぎ留め、愚直にペダルを回す

最後の最後に現れる13%越え区間

歯茎から滲む「釘の味」

去年よりカーブ増えてない?

距離伸びてない?

斜度上がってない?

酸素の行き届かない脳は

「そんな訳ないケドそう思う」ランキングTOP3の幻覚を私に魅せてくれる

やまたけ汁 つゆだく

無事登頂!

登り切った瞬間に感じる「魂の開放」←ちゃんと生きてる

全ての景色に「色が戻る」瞬間である

辛かったさっきまでが「チャラ」になる

サイクリストあるあるのタトゥー

凌雲閣名物のコカ・コーラを飲みながら汗を乾かす

なんで左足のココにチェーンリングが触れたのか、良く判らん、記憶梨

レジェンドN西氏も到着

70過ぎてもまだ登る、正にレジェンド

カミヒルは通算でもうすぐ100回に迫る

下りは寒いぜ、ちゃんと着込む

N西氏と2ショット!

さぁ、楽しい下りだ!・・・いや、カミヒルの下りは楽しくは無い

どちらかと言えば恐怖が勝る

ノーブレーキだと簡単に60kmオーバー、重さは速さに直結するのだ

コーナー手前でしっかりブレーキ、私は結構なビビリなのだ

 

日の出公園へ無事生還、もう腹減って目が霞んできた

いつものYamaichiさんで報告兼ランチである

yamaichi.club

Yamaichiさんに設置されているボード

4/10は異常な早さである、まだ頂上付近は積雪になる事もある時期だ

それにしても、既に4回とかw

ブッ飛んだネジはもう見つからない

あまりの空腹に、食べる前に撮るの忘れた私

五臓六腑に染み渡る!安定のランチメニューである

何度食べても飽きない、むしろまた食べたくなる中毒性を秘めている

 

N西さんもやって来てしばしの談笑

人生経験の長さはネタの多さ、大いに笑わせて頂いた

 

私がまだカミヒルに挑む勇気すら持てなかった頃

例の如く、ココYamaichiさんで知り合ったN西氏

「あんまり考えこまないで、いっぺん登ってみたら良い

ダメだって思ったら、やめて帰って来たら良いんだわ」

あっけらかんと私に話してくれたのを思い出す

あの頃は「このオッサン、何簡単に言ってくれてんだ?」と思ったが

今となっては私も同じように話すだろう

ゴールにはスタートした者しか辿り着けないのだ

 

ちょっと寄り道して帰ろう

いとエゾし

黄色い絨毯

北西の丘ではキガラシが満開、蝦夷の春から夏への季節の流れを感じる

www.biei-hokkaido.jp

 

さてさて、今年初のカミヒルの結果はコチラ

体重落とせってハナシはなし

2 年前のベストからは9minか、、、、

やっぱり、自分の軽量化が一番だよな

バイク1台分じゃきかない位のウェイト差・・・・無情

と、反省しながら呑む酒は

本当に旨いものだ

グラベル、スイカ、ペダルのピン

2022/05/17 AM10:00

深川の道の駅に集合

hokkaido-michinoeki.jp

今日はK野師匠プレゼンツMTBグラベルライドである

最近、ファットバイクなんて手に入れてしまったもんだから

なかなか出番の少ないCujo君

ezotional.com

K野師匠とのライドであれば、釘の味は間違いない

今日はファットではなく、貴方の出番よっ!

道路向かいでは炭の香りが・・・

本日のメンバー

・K野師匠

 さすがにMTBでは自走は考えないご様子

 縁石で一本橋チャレンジとかウィリーとか、とにかくアクティブな50代

・PotaCoroさん

 大音量の笑い声と悲鳴が入り混じるグラベルライド、もはや熊鈴は聞こえない

・O田クン

 強い男は何乗っても強い、今日も釘の味ライドに華を添える

・ダーハラ氏

 グラベルライドでは初デートかな?坂フェス「グラベルの部」開催

 先日TRC(テム・レイ・クラブ)という酸素欠乏症サイクリストの集いを発足

モンスターK

 まさかのグラベルロードで参戦、タダモノでは無い感、特盛

 

道の駅の道路向かいでは炭の香りが・・・焼き鳥焼いとる・・・

「帰り、お土産に買って行きます。旨いんですよ。」とO田氏

www.facebook.com

板さんが言うのなら間違い無い

もう、このまま焼き鳥食ってビールをキメて、代行で帰っても構わない

ココ、テストに出ます

K野師匠のブリーフィング

今回のルートはその名も

「イルムケップスカイラインコース」

沖里河山(おきりかわやま)にある展望台まで約10km、標高は802m

うむ、歯茎から血が出るのは確定だ

 

先ずはグラベル入り口まで行こうず!

音江IC入口を抜けて戸外炉峠(ととろとうげ)方面へ

結構有名なのだが、初めて見るモノがソコにはあるのだ

ねこバス!!with 目玉

O田クンも初ねこバス

あの山、何てぇ~の??

何が良いって天気が良い

遠くに山が観える、きっとこの看板見れば・・・

遥か古代、バビロニアの石板状態

ちょっと何て山か判んない

この先、トイレ無いってよぉ!

ヒルクライム前に数グラムでも軽くすべく、こぞってトイレで絞り出す殿方

登山口入口ハケーン

看板、また読めない問題

来る者を拒むかのような威圧感すら漂う

斜度を表現しているとかいないとか

ガードレールもかなり気合い入ってるベコベコ具合

さぁ、パーティーの始まりだ!

GoGoGoGoGo!!!

O田ク~ン!待ってくれぇぇぇっ!グフッ!

酸素濃ぃぃぃぃっ!!

坂が主食のダーハラ氏も満面の笑み

ロードバイクの疾走感も良いが、グラベルでのライドはまた違った面白さがある

林道を進むと、どんどん傾斜が・・・・

つづら折りのルートは曲がる度に「はぅっ!?」と声が出てしまうナイスな坂

路面も土砂が流れた跡で掘れていたりと、アドベンチャー感が高まってくる

O田クンは遥か彼方、モンスターK村氏も10%超の砂利道をグラベルロードで突き進む

カーブを曲がる度に、え?壁ですか?感漂う坂が続く

心の中で何度も、何かが折れる音がしていた

5機位は軽く死んだ

更に進むと・・・

ちょ、待てよ

道が・・・無いぞw

恐らく先行したO田クンとK村氏の足跡とタイヤ跡、並んで野生の鹿の足跡

アドベンチャーが過ぎる

うん、聞いてない

完全に塞がっておるではないか・・・

しかし頂上はもうすぐ、こりゃ行くしかないわな

残雪と上下半袖のK野師匠

「この先、すぐ頂上です」とK野師匠

ん?フラグか?

サイクリストは「すぐ」とか「あとちょっと」という言葉に懐疑的な生き物である

素晴らしい景観!

本当にすぐであった

深川の町が観える、水を張った田んぼがキラキラしている

ふと見ると、ここはまだ頂上ではないらしい・・・

ぢゃ、行きますか

全然聞いてない

相棒を担いで頂上へ向かう

ファットバイクで来なくて本当に良かった

心の芯だけでなく、鎖骨まで折れる所であった

頂上到着!

K野師匠は一時幽体離脱中である

眼下に広がる素晴らしい景色

酸素が薄い気がする

TRC名誉会長ダーハラ氏はとても気持ち良さそうだ

さて、担いで階段を登るのは非常に大変だが

下りはもっと大変であった

明らかに普段は全く使わない、名も知らぬ筋肉が痛む

一番に下りて待っていた私、ココでペダルを踏み外すという禁忌を犯してしまう

右スネをペダルが直撃!

悶絶!悶絶!大悶絶!

男の子だから何とか持ちこたえた(謎のジェンダー論)

 

さぁ、ダウンヒルじゃっ!

雪を乗り越えるとグスグスと刺さる!

雪解け水でお尻が冷たい!

顔もジャージも泥ハネの嵐!

砂利道の下りは本当に怖い!

K野師匠はそこから更に踏み込む!いや、無理無理無理無理wwwww

林を抜けた途端に目の前に広がる景色

エッゾ!なまらエッゾ!

さぁ、もう腹ペコだ!道の駅でメシにしましょ!

しかし、帰りが延々と下りというのは

なんとも素晴らしいコースである

撮影風景を撮られる

塩レモンラーメン & ライス
*目玉は別売です

 レモンの酸味とあっさり塩味が堪らない

もちろん、ゼロキロカロリーだ。間違いない

隣のコーヒーショップで食後のコーヒー

その名も「生コーヒー」

遂にコーヒーも生の時代が到来か?全く意味が判らない

「一体、何が生なんですか?」

店員さんに極めて頭の悪そうな質問をぶつけてみる

なんでも、ビールサーバーのような特殊な機械で注ぐらしく

上に乗った泡がまるで生ビールのようだから、ということであった

良かった、本当に生豆のコーヒーだったら

お世辞にも旨いとは言えない残念な飲み物であっただろう

見た目は本当に黒ビールのようで、空気を多く含むので

「香りを飲んでいる」といった感覚である

この泡コーヒー、バニラアイスとかにフワっと乗っけても

多分絶対旨い

 

さ、焼き鳥買って帰ろうか!とクルマに向かうとK野師匠が手招きをしている

おぉっ!スイカだとっ!!

露店のオバちゃん感しかない件

皆でワイワイ笑いながらスイカを喰う謎の小団体

道の駅という環境からして、「アイツら何者感」が極めて高めである

ダンボールの切れ端に「多度志スイカ 一切れ100円」とか

適当な事を書いて出しておけば、簡単な小遣い稼ぎが出来そうな風景であった

K野師匠、PotaCoroさん、ごちそうさまでした!

大きな肉に玉ねぎというスタイルの焼き鳥

他力本願という店名だが、ちゃんとお店の人が焼いているので安心されたし

確実に旨いヤツ、酒が進む

あまり見ない様にしていたが、ペダルヒットしたスネを見てみる

帰宅後のシャワーでめっちゃ沁みたので、シャンプーが目に入ったフリをして泣いた

カラーではちょっと

以前、左のスネをやっつけたが今回のはかなり痛そうだ

レーパンにもキレイに2つ穴が開いていたぞ

あ、そっか!

鬼グリップ & 殺傷能力高め

 去年ペダル替えたんだった!三ヶ嶋ペダル!痛ぇワケだぜ!

踏み面も広くて10本のピンがソールにしっかり食いつく

踏み外した時の殺傷能力は約4倍(当社比)

気を付けよう

↑どんなレビューよっ!?て話

さ、今度はどこで遊ぼうか!?

2輪で立つって練習

街角で「アイツ、どうなってんの?」と思う光景を

観た事がある方も少なくないであろう

停車状態で立ってる・・・だとっ!?

スタンディング、スタンディングスティル等と呼ばれるテクニックである

正直なまら地味だが、結構重要なスキルだったりする

トライアル競技などではコレが出来ないとスタート地点にすら立てない

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ココまで自在に操れたら、楽しいだろうなぁ・・・

 

今回はこのスタンディングスティルの練習方法を紹介しようと思う

 

何も考えずにひたすら練習も良いのだが

頭で理解してから練習すると「私の場合は」大幅に効率が上がった

コロナ渦で緊急事態宣言が出ていた2020年のGWに

外出できないイライラを乗り越え、ひたすら練習した私の

「あなたも絶対できる!スタンディングスティル講座」開幕である

 

何故停まっていられないのか?

普段の仕事のプロセスでは「出来ない理由」ではなく「やる方法」を考えるのが一般的であるが、今回は「何故停車状態では立っていられないのか」の理解が必要である

答えは簡単「2輪車だから」である

接地点が2つだと前後方向には安定するが左右方向には安定しない

3輪車に子供が簡単に乗れるのは3輪であるからである

タイヤ、つまり接地面が3つで「面」となるため、車両単体でもしっかり自立できるからに他ならない

当たり前だと思うであろうが、とても重要な事である

3つ目の接地面を作り出す

自立するためには3つの接地面が必要である事が判った

ではどうするか

壁にフロントタイヤを当てて無理やり3つめの接地点を作るのである

必殺!三点倒立!

ハンドルを30~45度曲げている

これもちゃんと脳みそで理解をしておいた方が「私の場合は」練習効率が上がった

ハンドルを切らないと「面」が出来ない

ハンドルを切り、壁との接地面という第3の点で作り出した「面」の中にバイクを含めた全体の軸を保っていれば安定するという理屈である

図を見て判ると思うが、前加重の方が「面」の中では

「左右方向にストライクゾーンが広い」と気付けるのも

「図で見て頭で理解する」という事の重要な事である

脚(ペダル)はどぉすんの?

頭での理解はココまでで充分である

「なんだ、そんなん知っとるわ!アホか?」と思った人も多いと思うが

ココまでが腹落ちしていると、身体の位置などの細かい修正が楽であった

ハンドル切ってクランクは地面と水平に近い状態で・・・

どっちの脚が前?ここは完全に好みもあるのだが

切った方の脚が前の方が良い
ロードバイクの場合

ビンディングで脚がキマっている状態でハンドルと引っかかるとか

マジで恐怖しかない

ただ、これはロードバイクの場合であるし、バイクのジオメトリでも差はあるだろう

MTBでは切った逆の脚が前の方が身体の振り幅が大きく取れる気がする

まぁ、好みで構わないだろう

大切なのは「ケガしない」の一点に尽きる

フルブレーキで「面」に留まり続けろ!!

前後ブレーキは「リムを破壊してやる!」という気概でフルロックで

最初は構わない

初めてこの練習をしたあなたはきっと

10~20分で背中、腕、腹筋、ふくらはぎ、などなど

ありとあらゆる筋肉が悲鳴をあげているだろう

私は翌日の朝食で「箸が震える」という経験をしている

最初は完全に固定した「面」の中に留まるという練習である

本当に地味な事、この上無い

「やまたけ家の旦那さん、何してんのかしら?」という

ご近所の奥様達の冷たい視線に打ちひしがれながらのトレーニン

全く生産性の無い「不毛な汗」を流し続ける覚悟が必要なのだ

まぁ、スタンディングスティルが出来たとて、生産性は上がらないのだが

壁からの離脱

なんとなくコツが掴めてきたら

勇気を持ってブレーキレバーを離してみよう

ペダルを踏みこむ事によって壁への当たりを強くするのである

ブレーキレバーを離せたら身体を引いて「壁からの離脱」にチャレンジである

www.youtube.com

イメージとしては「腰をヒュっと引く」感じ

そしてまた壁に当てる

この繰り返しを愚直に繰り返すのである

走りながら壁当てで感覚を磨く

ここまで来たらもう少しである

次は止まる(壁当てする)場所を見極めて体制を整えながらアプローチするという練習である

youtu.be

この工程まで出来れば、普段のライドに落とし込む事も可能となる

電柱や歩道の縁石などで代用して停車時に角度を見極めてアプローチする

そしてこの先に「ブレーキで疑似的な壁を作る」という事が可能となってくる

つまり、縁石などで物理的に止められている状態をブレーキで生み出すのである

これは軽い登りでも代用できる

大切なのは腕や身体だけでバランスを取るのではなく

ペダルへの入力と身体の引きによって「左右の動き」を与えるという事である

日々の鍛錬が必ず成果を生む

youtu.be

まだまだ私もココまでである

難易度を上げる要素はまだまだある

・シッティング

 身体を振ってバランスを取れなくなるので、ペダルへの入力と細かい体重移動が必須

・手放し

 もはや中国雑技団の様相であるが、不可能ではない

・脚での前輪制御

 前輪に脚をかけ、クィっクィっとバランスを取る

 

修行の路は険しいが、それだけにやりがいもある

雨の日や、野暮用が入ってしまった日などは

テンションだだ下がりであろうが、こういったトレーニングもまた楽しいものである

自宅前でササッとできる練習でもある

ご近所の目に負けないメンタルは必須なのだが

老いも若きも男も女も

2022/05/10

K野師匠主催の美瑛ライド

当日の朝5時、尿意で目が覚めた私

睡眠中、一度でも尿意で起きる事があれば立派な夜間頻尿らしい

大人になったな、私も

と何気にスマホを覗く

「行ってきまーす」の文字

観たことあるバイクだなぁ・・・・え・・・・

K野師匠!?10時上富良野集合って

まさか自走するおつもりか?

いや、気のせい、森の精・・・寝よ・・・

って寝てる場合ぢゃねぇ~っ!!

あのお方ならやりかねん、しかしどぉする?

迎撃するか?しかしルートが判らん

我が家でのモーニングルーティンもあるし・・・で、結局寝るやまたけ

 

10時、日の出公園集合!

結局、K野師匠も別件の予定に間に合わなさそうとの事で

Potaコロ号にて回収されたらしい

しかし、確実に「やる気」であったのは間違いない、なんて恐ろしい子

 

本日のメンバー

・K野師匠

 本日のオーガナイザー、彼の通勤圏内とは一体何kmなのか誰も怖くて聞けない

・PotaCoroさん

 ケラケラ笑いながら爆走するおかん、写真撮影時にシコを踏む

・O田クン

 火曜日休み仲間の板さん、登りで興奮してしまう特殊な性癖を持つ

・K上さん

 札幌より参戦、ブラックのビアンキという激シブなチョイスが大人の男感強め

・S木くん

 やまたけの勤務する会社に今年入社したピカピカの新入社員

 大学で自転車競技部に所属しており、確実に「狩る側」の人間

・T中さん

 札幌より参戦、和柄のジャージがカッチョ良い剣士

 剣道で慣れているのか、夏は日本手ぬぐいをササッと頭に巻く姿にシビれた

・A原さん

 途中参戦、スーパーシックスエボに跨るキャノンデール仲間

 「坂は嫌い、腰痛い」と言いながら、なんやかんや十勝岳には毎年登っている

自走師匠

「なんとなくルートは引いてみましたが、ノリと勘で行きましょう」

なんとも頼もしいプラン

私も美瑛~上富良野は良く来るが、正直決まったルートしか通らないので

雰囲気こっち国道かな?太陽があっちだから上富良野方面はあっち?

程度の認識しかできない場所がほとんどである

旅は道連れとは良く言ったものである

最高気温が20℃を越える予報、暑い!

空はどこまでも青い

最高のライド日和である

山も超キレイ

エゾさ炸裂な景色しかない

フレッシャーズのS木君は20代前半

以降、O田クン30代、やまたけ42歳、K野師匠や他のセンパイ達は50代

自転車の素晴らしい所は世代を超えたコミュニティを持てる事である

職場環境以外で、住む場所も性別も世代も違う人が

こんな素晴らしい景色を眺めながら楽しく過ごせる趣味は

私の知る限りでは無いのである

フレッシャーS木くん

オレンジxブルーというイカしたカラーリングのエアロロードのS木くん

台湾メーカーのバイクらしい、すんげぇカッコえぇ

リストラサイクリスト
家族にはまだ真実を言えていない

PotaCoroさん、えぇ写真撮ってくれるわ

畑に木がある
それだけで絵になる

なんてエゾい景色なのだろう

こんなコスパの良い観光資源ってのは本当に素晴らしい

しかし、畑に入り込んで撮影する一部観光客のマナー違反のせいで

根こそぎ切られた木もあったりする

素敵な景色をいつまでも観られるように、守るべき約束はしっかり守ろう

休むおかん

美瑛駅でA原さんとジョイント!

結構な人数になった

ランチは一気にこの人数で予約無しで入れる所は・・・

で、イレブンで軽く補給して向かいましょ

ついつい観ちゃう、人のバイク

人のバイクを観るのが大好きなやまたけ

自分のバイクに役立つアイディアが無いかとか、あれこれ考えるきっかけになる

パンク修理講座、急遽開講

K野師匠の手際の良いチューブ交換を眺める

一連の作業がよどみなく流れる様に進行していく

カメラ向けられたら何かせんとね

キレイな山を台無しにする破壊力

真面目に走りましょう(おい

500m弱の天国へ続く道

皆が大好き「沼崎の坂」を駆け上がり幽体離脱完了!

イクラック満車

この人数の汗だくのオッサン達を快く迎え入れてくれるYamaichiさん到着

世代間交流

おっさんの群れ(右二人若い)

30分ほど前に連絡入れておいて良かった、ライスが切れてたらしい

今日は牛肉麺大盛り

各々おいしいランチに舌鼓

ゆったりした時間を楽しんでいると

イエローキャブ、否、イエローのカブが来店

まさかのお知り合い、Y田氏であった

せっかくなので皆でパシャリ

食事を終えてまったりすると、眠くなってくるやまたけ

帰りはゆっくり帰ろうねぇ、とスタート地点の日の出公園に向かう

公園が近づくにつれ後方から視線を感じる・・・

O田クン、展望台には行かないよwwwwww

多分こうなる
間違いなく1機死ぬ

さっき食べた牛肉麺を無に帰してしまう愚行などせん!

先頭は俺だ!今日は登らんぞぉっ!!

と、O田クンの期待の眼差しをガン無視してまっすぐ駐車場に帰還!

お疲れ様でしたぁ~~~♪

 

・・・

今、書いていて激しく後悔している

「ネタとしては絶対に登るべき」であった

まぁ、今日はこの辺にしといてやるか